休みに入って時間のことはあまり気にしなくてよくなったので、
やっと2週間後締め切りのアブストラクトを書きました。
本当は、もっとスピーディに書いて先生のチェックを余裕を持って
頂きたかったのですが、もう年末になってきたのでそんなご迷惑を
かける勇気はない。お忙しければ(お忙しいに決まっている)、
ご放念下さいと添えて、そうっと送りました。
そしたら、2時間もたたないうちに返信があってコメントを頂きました。
もう本当に頭が下がります。
また、書き直し、がんばろう。
2015年12月28日月曜日
2015年12月23日水曜日
仕事じまい CAday
とりあえず、今日が大学での仕事の最終日でした。
CA dayのレビューを書こうと思ったのですが、イギリスから帰って
バタバタしているうちに主催者のCharles Antaki とLis Stokoeからブログの
感想が来てしまいました。こちらです。 http://rolsi.net/
あとまた一緒にいった同僚がJALTにレポートを掲載するそうなので、
楽しみです。
お金も時間もかかりましたが、本当に行けてよかったです。ラフバラ大学と
ラフバラの小さな町の雰囲気もわかったし、何よりもイギリスを中心として、
フィンランド、イタリア、トルコ、オランダなどヨーロッパの会話分析の研究者
の親密な集まりとlevelの高い発表、質疑応答にこれについていかなくては、
と少し奮い立ちました。
学会前夜のピザレストランでは、ロンドンから早めにいくつもりがぎりぎりに
なって焦っていったところ、がらんとしていて、あのうラフバラ大学の、と
たずねるとそこに1人来られます、示されたところにぽつんと座って
いらっしゃったのが、Charles Antakiでした。とても優しい方で、自分なんかが
前にいていいのか、とためらっていると、座って座って、という感じで
厚かましく座らせてもらうと次から次へと重要なゲストが来たのに、
そこから抜ける勇気が出ず。。。。データとるのが大変、とか
研究の話や論文の話、中途半端な理解ながら一生懸命話を聞いてあいづちを
うち、時々、日本ではどうなんだい、と気遣って話を振っていただき、
申し訳ない。
学会では、フィンランドに留学中の院生と大阪から来た院生と3人で
日本人でほっこりしましたが、出席の方々はとてもフレンドリーで
した。
この大学で勉強したいならもっともっと精進しなくては、と思ったのでした。
CA dayのレビューを書こうと思ったのですが、イギリスから帰って
バタバタしているうちに主催者のCharles Antaki とLis Stokoeからブログの
感想が来てしまいました。こちらです。 http://rolsi.net/
あとまた一緒にいった同僚がJALTにレポートを掲載するそうなので、
楽しみです。
お金も時間もかかりましたが、本当に行けてよかったです。ラフバラ大学と
ラフバラの小さな町の雰囲気もわかったし、何よりもイギリスを中心として、
フィンランド、イタリア、トルコ、オランダなどヨーロッパの会話分析の研究者
の親密な集まりとlevelの高い発表、質疑応答にこれについていかなくては、
と少し奮い立ちました。
学会前夜のピザレストランでは、ロンドンから早めにいくつもりがぎりぎりに
なって焦っていったところ、がらんとしていて、あのうラフバラ大学の、と
たずねるとそこに1人来られます、示されたところにぽつんと座って
いらっしゃったのが、Charles Antakiでした。とても優しい方で、自分なんかが
前にいていいのか、とためらっていると、座って座って、という感じで
厚かましく座らせてもらうと次から次へと重要なゲストが来たのに、
そこから抜ける勇気が出ず。。。。データとるのが大変、とか
研究の話や論文の話、中途半端な理解ながら一生懸命話を聞いてあいづちを
うち、時々、日本ではどうなんだい、と気遣って話を振っていただき、
申し訳ない。
学会では、フィンランドに留学中の院生と大阪から来た院生と3人で
日本人でほっこりしましたが、出席の方々はとてもフレンドリーで
した。
この大学で勉強したいならもっともっと精進しなくては、と思ったのでした。
2015年12月10日木曜日
ASIA TEFL & CA day
CA(conversation analysis) dayの発表の申し込みは落ちたけれど、
とりあえず、今週末からイギリスに行って参加してきます。
びゅっと行ってびゅっと帰ってくるだけですが。
航空会社時代、何度も行ったイギリスですが、仕事と仕事がらみまた
私的な観光以外は縁がなかったので、学会参加は楽しみです。
ロンドンから90分くらいの小さな大学です、論文で読んだことの
ある研究者と直に接することができるのもちょっとわくわくします。
名刺交換をどんどんしてくるように勧められました。営業時代は
それこそ名刺交換なんて一日10枚も20枚もしていたのですが、
やっぱり、全然感覚がちがう、自分なんかが名刺をお渡しして
いただいていいのかな、という恐れ多い気持ちです。
でも、二度と会えるかどうかわからないのだし、勇気を出して
してこよう。
あと、次のASIA TEFLはロシアのウラジオストックであるよ、と
教えてもらったので、フィリピンで参加して発表しようと思って
いたのに、翌年のマレーシア、今年の中国でできなかった分、
今度こそチャレンジしたい。こっちは二月締切。がんばろう。
とりあえず、今週末からイギリスに行って参加してきます。
びゅっと行ってびゅっと帰ってくるだけですが。
航空会社時代、何度も行ったイギリスですが、仕事と仕事がらみまた
私的な観光以外は縁がなかったので、学会参加は楽しみです。
ロンドンから90分くらいの小さな大学です、論文で読んだことの
ある研究者と直に接することができるのもちょっとわくわくします。
名刺交換をどんどんしてくるように勧められました。営業時代は
それこそ名刺交換なんて一日10枚も20枚もしていたのですが、
やっぱり、全然感覚がちがう、自分なんかが名刺をお渡しして
いただいていいのかな、という恐れ多い気持ちです。
でも、二度と会えるかどうかわからないのだし、勇気を出して
してこよう。
あと、次のASIA TEFLはロシアのウラジオストックであるよ、と
教えてもらったので、フィリピンで参加して発表しようと思って
いたのに、翌年のマレーシア、今年の中国でできなかった分、
今度こそチャレンジしたい。こっちは二月締切。がんばろう。
2015年12月9日水曜日
博士後期課程2年次生研究報告会 感謝 終了
中間発表会、とずっと勝手に云っていたのですが、正式には
表題の通り。
とにかくなんとか終了しました。ここを通過しないと、次に進めないので、
形式的には通過はしたのですが、内容は、となると10分の1も
済んだ気がしないです。他のD2で発表した人ともちらほら話しましたが、
話した限りではみな同じような気持ちらしい。
個人的には、よく知っている先生方が来てくださり、
論文のテーマや大事なところで考えの未熟なところを沢山質問や
ご指摘をいただいたので、ありがたい、というか、
貴重なお時間を使わせてしまって申し訳ない、というか、
終わってからあれこれまた考えることが山ほどできました。
能力、とは何なのか、発達、とは何なのか、研究は何のために
するのか、学問とは、教育とは。
後から、これが、つまり、相互行為能力が本当に
私のやりたいテーマではないのではないか、
もっと哲学的なことをしたいように見える、というご意見もいただいたり。
でもやっぱりこれが自分のやりたいことなので、
ただそれをもって学問に貢献するというより、教育の現場に貢献
するようなものでないと意味がない。
他のD2生ともずっと話しましたが、彼は中国の日本語教育の
カリキュラム改革を博論にしようとしている、とても意義のある研究
なのですが、先行研究があまりないためにそれでは研究と
みなされない、と言われていて悩んでいました。
どうも、教育実践といわゆる研究というのは相性がよくないらしい。
そういえば、教育大には博士課程はなかったし。
もう一度、基本に立ち返ってみよう、と思って、眼にとまった本を
開くと、見開きに、私に向けて恩師が書かれたことばがありました。
そうだ、この本は先生に頂いたのでした。
「もっと深く
もっと高く
もっと豊かに!」
『「人格発達」の理論―子どもの具体心理学』
ヴィゴツキー著 土井捷三・神谷栄司監訳
表題の通り。
とにかくなんとか終了しました。ここを通過しないと、次に進めないので、
形式的には通過はしたのですが、内容は、となると10分の1も
済んだ気がしないです。他のD2で発表した人ともちらほら話しましたが、
話した限りではみな同じような気持ちらしい。
個人的には、よく知っている先生方が来てくださり、
論文のテーマや大事なところで考えの未熟なところを沢山質問や
ご指摘をいただいたので、ありがたい、というか、
貴重なお時間を使わせてしまって申し訳ない、というか、
終わってからあれこれまた考えることが山ほどできました。
能力、とは何なのか、発達、とは何なのか、研究は何のために
するのか、学問とは、教育とは。
後から、これが、つまり、相互行為能力が本当に
私のやりたいテーマではないのではないか、
もっと哲学的なことをしたいように見える、というご意見もいただいたり。
でもやっぱりこれが自分のやりたいことなので、
ただそれをもって学問に貢献するというより、教育の現場に貢献
するようなものでないと意味がない。
他のD2生ともずっと話しましたが、彼は中国の日本語教育の
カリキュラム改革を博論にしようとしている、とても意義のある研究
なのですが、先行研究があまりないためにそれでは研究と
みなされない、と言われていて悩んでいました。
どうも、教育実践といわゆる研究というのは相性がよくないらしい。
そういえば、教育大には博士課程はなかったし。
もう一度、基本に立ち返ってみよう、と思って、眼にとまった本を
開くと、見開きに、私に向けて恩師が書かれたことばがありました。
そうだ、この本は先生に頂いたのでした。
「もっと深く
もっと高く
もっと豊かに!」
『「人格発達」の理論―子どもの具体心理学』
ヴィゴツキー著 土井捷三・神谷栄司監訳
2015年11月28日土曜日
Science Alert 他
D2報告会の配布資料提出まであと二日を切りました。
ご指導いただいている先生方に今週なんとかドラフトを(本当に失礼)
お渡しして、それを今補足したり、切り詰めて切り詰めてなんとか
今日はいったん制限枚数に達したので、ちょっとほっとしました。
それで、中三の生徒のバトン発表会のチケットを届けてくれたので
行って来たり、先週発熱して(珍しい)休んだレッスンを再会して
一息。
バトンはすごかったです。ちょっと泣けてしまいました。全力投球した感じなので
きっと終わってから号泣したんだろうなあ。感想を送ったら、ありがとうございました
の後に泣きの絵文字。いいよなあ、中学生の時にこんなに身体を目いっぱい
つかって全力投球しなかったなあ、と思ったり。保護者と幼児から小学生、
中学生、高校生、社会人と指導者が一体になっていて
子ども達は幸せだなあ、と思いました。音楽とダンスっていいですね。
アニーのミュージカルをバトンでやっていました。来月ロンドンに
行くのでミュージカル見たくなりました。
レッスンで三週間ぶりに高校生の生徒くんと、
TAとしてお手伝いしている授業で紹介されたサイトScience Alertを
見ながら二時間ノンストップで英語と日本語でおしゃべり。
Science Alert面白いです。高校生にはちょっと難しいようですが、
色々な話題があって、英語が読める人なら、気分転換に読むにはちょうどいい。
ビデオもあるようです。
サイトはこちら。
http://www.sciencealert.com/
ご指導いただいている先生方に今週なんとかドラフトを(本当に失礼)
お渡しして、それを今補足したり、切り詰めて切り詰めてなんとか
今日はいったん制限枚数に達したので、ちょっとほっとしました。
それで、中三の生徒のバトン発表会のチケットを届けてくれたので
行って来たり、先週発熱して(珍しい)休んだレッスンを再会して
一息。
バトンはすごかったです。ちょっと泣けてしまいました。全力投球した感じなので
きっと終わってから号泣したんだろうなあ。感想を送ったら、ありがとうございました
の後に泣きの絵文字。いいよなあ、中学生の時にこんなに身体を目いっぱい
つかって全力投球しなかったなあ、と思ったり。保護者と幼児から小学生、
中学生、高校生、社会人と指導者が一体になっていて
子ども達は幸せだなあ、と思いました。音楽とダンスっていいですね。
アニーのミュージカルをバトンでやっていました。来月ロンドンに
行くのでミュージカル見たくなりました。
レッスンで三週間ぶりに高校生の生徒くんと、
TAとしてお手伝いしている授業で紹介されたサイトScience Alertを
見ながら二時間ノンストップで英語と日本語でおしゃべり。
Science Alert面白いです。高校生にはちょっと難しいようですが、
色々な話題があって、英語が読める人なら、気分転換に読むにはちょうどいい。
ビデオもあるようです。
サイトはこちら。
http://www.sciencealert.com/
2015年11月23日月曜日
なんかほんと先生って大変
非常勤の大学の授業が折り返し点を迎えました。
感想は、ちゃんとやる学生とやらない学生の差が大きすぎる。
そんなに難しい授業はやってないんです。英語ができなくても
苦手でも毎回宿題を出して、授業をまじめにやっていれば、
私の授業ではいい成績がとれるはず。
大学のルールがあるので、授業中、携帯を出してみていたり、
私語が激しくて授業の妨害になっていたり、授業中他の事をやって
いたりしている学生は大幅にマイナス点をつけています。
それでもなお、マイナス点をつけられる行為をやり続けたり、
できない、とか、やる気がない、とか、最初から
あきらめている学生がいる。もっとがんばれ~~~!
そんなに難しいことは求めてないよ、でも、やらなければ涙を呑んで
単位を落とさないといけないんだけど。君たちは可愛いので、
私に厳しいことをさせないでほしいんだけど。
でも伝わらなかったら仕方がないですね。厳しくするしかない。これも愛情!!
こんな授業でいいんだろうか、と思っていたら、来年
3コマやってくれますか?と聞かれました。
ええ?私でいいんですか?と思わず聞き返しました。
もちろんです、と言われました。
そうか、こんなんでいいんか、じゃあ、ばんばん単位落とそう。
感想は、ちゃんとやる学生とやらない学生の差が大きすぎる。
そんなに難しい授業はやってないんです。英語ができなくても
苦手でも毎回宿題を出して、授業をまじめにやっていれば、
私の授業ではいい成績がとれるはず。
大学のルールがあるので、授業中、携帯を出してみていたり、
私語が激しくて授業の妨害になっていたり、授業中他の事をやって
いたりしている学生は大幅にマイナス点をつけています。
それでもなお、マイナス点をつけられる行為をやり続けたり、
できない、とか、やる気がない、とか、最初から
あきらめている学生がいる。もっとがんばれ~~~!
そんなに難しいことは求めてないよ、でも、やらなければ涙を呑んで
単位を落とさないといけないんだけど。君たちは可愛いので、
私に厳しいことをさせないでほしいんだけど。
でも伝わらなかったら仕方がないですね。厳しくするしかない。これも愛情!!
こんな授業でいいんだろうか、と思っていたら、来年
3コマやってくれますか?と聞かれました。
ええ?私でいいんですか?と思わず聞き返しました。
もちろんです、と言われました。
そうか、こんなんでいいんか、じゃあ、ばんばん単位落とそう。
2015年11月21日土曜日
博士後期課程2年次生等研究報告会
今日、通知がついに来ました。
日にちはなんとなく、先生方からの話で知ってはいたものの、
びっくりしたのは発表者が8人しかいないということです。
なんでなん?D2は同期が少なくとも15人はいるはず。
もうちょっとみんな一緒にがんばろうよ~~~!
プレッシャーは半端ない。
ここに来てからの博論審査会、博論研究報告会、修論最終発表会、
修論中間発表会の資料をいじったり、分類したりしながら
逃げていますが、もう逃げられない。
今月末には、D2報告会のレジュメを指導教官と大学院係に
提出することになっています。。。。
指導教官と副指導教官のお名前のもとで、
貧弱なものを出すわけにいかないので
とりあえず、自分の乏しい実力でやれるところまでやってみます。
頑張れ、自分!!!
日にちはなんとなく、先生方からの話で知ってはいたものの、
びっくりしたのは発表者が8人しかいないということです。
なんでなん?D2は同期が少なくとも15人はいるはず。
もうちょっとみんな一緒にがんばろうよ~~~!
プレッシャーは半端ない。
ここに来てからの博論審査会、博論研究報告会、修論最終発表会、
修論中間発表会の資料をいじったり、分類したりしながら
逃げていますが、もう逃げられない。
今月末には、D2報告会のレジュメを指導教官と大学院係に
提出することになっています。。。。
指導教官と副指導教官のお名前のもとで、
貧弱なものを出すわけにいかないので
とりあえず、自分の乏しい実力でやれるところまでやってみます。
頑張れ、自分!!!
2015年11月18日水曜日
プロジェクト発信型授業 中間発表終了
色んな意味でどきどきした1回目、2回目、3回目の中間発表でしたが、
みんな期待以上によくやってくれました。
自分が興味関心のあることを調べて発表する、という
このプロジェクト発信型授業の理念はとてもパワフルだと思います。
ただ、最終発表に向けて、これからどんなリソースをどうやって
彼ら彼女らのために用意し、どうやって使いやすいように伝えて
いき中間発表の改善につなげていくのか、という点では課題が満載です。
なんか廊下に誰か大学の人が見に来ているのが気になります。
教員の自分は一番後ろに座っているし、毎回学生が前で立って
しゃべっているし、このクラスちゃんと授業やっているのか?
と不信に思われているのかも。
あと、お世辞にも英語は正確とは言えないので、従来型の授業を
していらっしゃる先生方からみたら、なんだこれは、ということに
なるかもしれません。
先日、関西英語教育学会のセミナーでも立命館大学の
プロジェクト発信型授業の先生が、おっしゃっていました。
ポスター発表を見学に来られた先生が、ポスターの文章を
読まれて、文法が間違っている、と言われたりするそうです。
でも見てほしいのはそこじゃない、と。
自分も同じです。たぶん、英語で人前で伝えたいことを話すなんて
生まれて初めての学生が、自分のことばで自分で考えたことを
発信している、ということを見てほしいのです。
でも、ここまでだけではまだまだ。私も学生たちももっと
がんばらなくては。ほんと説明もまだまだ稚拙でわかりにくいと
思うのに、よくここまでついて来てくれました。こっちもがんばるので、
最後までがんばって一緒に来てくれ~~!
みんな期待以上によくやってくれました。
自分が興味関心のあることを調べて発表する、という
このプロジェクト発信型授業の理念はとてもパワフルだと思います。
ただ、最終発表に向けて、これからどんなリソースをどうやって
彼ら彼女らのために用意し、どうやって使いやすいように伝えて
いき中間発表の改善につなげていくのか、という点では課題が満載です。
なんか廊下に誰か大学の人が見に来ているのが気になります。
教員の自分は一番後ろに座っているし、毎回学生が前で立って
しゃべっているし、このクラスちゃんと授業やっているのか?
と不信に思われているのかも。
あと、お世辞にも英語は正確とは言えないので、従来型の授業を
していらっしゃる先生方からみたら、なんだこれは、ということに
なるかもしれません。
先日、関西英語教育学会のセミナーでも立命館大学の
プロジェクト発信型授業の先生が、おっしゃっていました。
ポスター発表を見学に来られた先生が、ポスターの文章を
読まれて、文法が間違っている、と言われたりするそうです。
でも見てほしいのはそこじゃない、と。
自分も同じです。たぶん、英語で人前で伝えたいことを話すなんて
生まれて初めての学生が、自分のことばで自分で考えたことを
発信している、ということを見てほしいのです。
でも、ここまでだけではまだまだ。私も学生たちももっと
がんばらなくては。ほんと説明もまだまだ稚拙でわかりにくいと
思うのに、よくここまでついて来てくれました。こっちもがんばるので、
最後までがんばって一緒に来てくれ~~!
2015年11月16日月曜日
博論中間報告会までのあがき
一か月切ってしまいました。
とりあえず、章立ては指導教官と副指導教官に見てもらい、
なんとなく枠組みはできて、まず第二章の先行研究から
書き始めています。
でも、ある程度絞ったつもりで限られた先行研究だけで
書こうと思っていたにも関わらず、確認しはじめると枝葉のように
次から次へと関連した研究が出てきて収拾がつかない感じ。
日本の英語教育関連の学会ではまず相互行為能力の発表も
論文もまず見かけることがないので、マイナーだろうと思って
いたら、結構世界的には、というより会話分析的にはL2学習の
相互行為能力の研究ってすごくあるんだ、と認識不足を
痛感しています。恥ずかしい。しかもここ5.6年に急増している
雰囲気です。どんどん新しい研究がアップされている知らせが
入ってきます。
この先行研究の整理だけで一年くらいかかりそうです。
12月8日と自分の発表日が決まっているようなうわさが来ましたが、
まだ、報告会に出せる実感がありません。3年で終われるとも思えなくなって
きました。
やっぱり、博士論文なんて素人にそうそう書けるものではないです。
D3に書けない人がた~くさん溜まっている、というのも理解できます。
それでも一生懸命教えてくださる先生になんとか報いたい。
副指導教官のゼミで博論のどれかの章を来週発表することになっているので、
先行研究の章をなんとかドラフトにしようともがいていると、
今日は少しずつ形になってきました。でもまだまだまだまだ。
とりあえず、章立ては指導教官と副指導教官に見てもらい、
なんとなく枠組みはできて、まず第二章の先行研究から
書き始めています。
でも、ある程度絞ったつもりで限られた先行研究だけで
書こうと思っていたにも関わらず、確認しはじめると枝葉のように
次から次へと関連した研究が出てきて収拾がつかない感じ。
日本の英語教育関連の学会ではまず相互行為能力の発表も
論文もまず見かけることがないので、マイナーだろうと思って
いたら、結構世界的には、というより会話分析的にはL2学習の
相互行為能力の研究ってすごくあるんだ、と認識不足を
痛感しています。恥ずかしい。しかもここ5.6年に急増している
雰囲気です。どんどん新しい研究がアップされている知らせが
入ってきます。
この先行研究の整理だけで一年くらいかかりそうです。
12月8日と自分の発表日が決まっているようなうわさが来ましたが、
まだ、報告会に出せる実感がありません。3年で終われるとも思えなくなって
きました。
やっぱり、博士論文なんて素人にそうそう書けるものではないです。
D3に書けない人がた~くさん溜まっている、というのも理解できます。
それでも一生懸命教えてくださる先生になんとか報いたい。
副指導教官のゼミで博論のどれかの章を来週発表することになっているので、
先行研究の章をなんとかドラフトにしようともがいていると、
今日は少しずつ形になってきました。でもまだまだまだまだ。
2015年11月14日土曜日
なんだかなあ
大学院で、リサーチアシスタントの仕事を昨年に引き続き、週一回しています。
先週、先生が前日に熱を出されてその日はお休みになりました。
国立の大学なので、不正があってはいけない、ということで
事務の方々も大変だと思うのですが、それでも・・・・
今日のメール。
「いつもお世話になっております。
10日の押印に来られていませんが、
勤務されなかったのでしょうか?
それとも判子の押し忘れですか?
ご確認くださいますよう
よろしくお願いいたします。
総務係 ○○○」
ティーチャーズアシスタント(TA)の仕事もこのRAの仕事も
お世話になっている先生のお役にたつつもりで
やっているのに、今週もTAをちゃんとやっているか
事務から見に来るとか、勤務票の押印の仕方をチェックするとか
いちいちこちらを信用していません、というような
手続きがうっとうしい。なんだかなあ。事務系の
公務員も上司も頭が悪すぎて、
日本のシステムの何もかもが硬直している感じ。
先週、先生が前日に熱を出されてその日はお休みになりました。
国立の大学なので、不正があってはいけない、ということで
事務の方々も大変だと思うのですが、それでも・・・・
今日のメール。
「いつもお世話になっております。
10日の押印に来られていませんが、
勤務されなかったのでしょうか?
それとも判子の押し忘れですか?
ご確認くださいますよう
よろしくお願いいたします。
総務係 ○○○」
ティーチャーズアシスタント(TA)の仕事もこのRAの仕事も
お世話になっている先生のお役にたつつもりで
やっているのに、今週もTAをちゃんとやっているか
事務から見に来るとか、勤務票の押印の仕方をチェックするとか
いちいちこちらを信用していません、というような
手続きがうっとうしい。なんだかなあ。事務系の
公務員も上司も頭が悪すぎて、
日本のシステムの何もかもが硬直している感じ。
2015年11月4日水曜日
授業ビデオの振り返り
プロジェクト発信型授業の中間発表のために、
ビデオを撮っていたので、振り返りをしてみました。
改めて、発表した五人は頑張っていたなあ、と思います。
英語とスライドのよくできている人は声の小さいのを
がんばってほしい、スライドがよくできている人は英語の文章を
伝わるようにもっとシンプルな構文に直してほしい。
声が小さいのは致命的、間違いを恐れずにとにかくマイクを
使ってでも聞いている人にちゃんと伝わるように
がんばってほしい。
自分を見ても、終わりのメリハリがはっきりしていなかったり、
反省するところは一杯。ビデオの撮り方も下手だし。
でもこうやって撮影しておくと、すごく勉強になりますね。
先生方はどんどんビデオをとって振り返りをされればよいと思います。
中間発表は3回です。あと2回、そしてこれを踏まえての
最終発表でクラスのみんながどれくらい成長するかが
とても楽しみです。
ビデオを撮っていたので、振り返りをしてみました。
改めて、発表した五人は頑張っていたなあ、と思います。
英語とスライドのよくできている人は声の小さいのを
がんばってほしい、スライドがよくできている人は英語の文章を
伝わるようにもっとシンプルな構文に直してほしい。
声が小さいのは致命的、間違いを恐れずにとにかくマイクを
使ってでも聞いている人にちゃんと伝わるように
がんばってほしい。
自分を見ても、終わりのメリハリがはっきりしていなかったり、
反省するところは一杯。ビデオの撮り方も下手だし。
でもこうやって撮影しておくと、すごく勉強になりますね。
先生方はどんどんビデオをとって振り返りをされればよいと思います。
中間発表は3回です。あと2回、そしてこれを踏まえての
最終発表でクラスのみんながどれくらい成長するかが
とても楽しみです。
久々 茶道部
日曜日に関西英語教育学会のセミナーで、
プロジェクト発信型の発表を聞きに行った話を先日書きましたが、
そこで思いがけなく、京教大の副指導教官に再会。
名簿を見てくると思っていたので、探していました、と
仰ってくださってうれしかったです。事故があって入院されていたと
お聞きしていて、英授研や8月上旬のリフレッシュ講座の講演も
キャンセルされていたので心配していましたが、
お元気そうで安心しました。
毎年、恒例の大徳寺での茶道部秋のお茶会が今年もあるので
よかったらぜひ、とお誘いいただき、このところお茶も習えてないし、
着物も着る機会がないなあ、と行くことにしました。
そのついでに、今日はたまたま阪大の文化祭で茶道部が呼びかけて
いたので、台湾の留学生と一緒にお茶会に参加。
言語文化研究科の目と鼻の先に部室があったのに今まで
見つけられず、でした。お道具が700くらいあってすごく充実して
いるようで、興味津々。これはもしかしたらはまるかもしれません。
留学生たちを誘って入部しようかなあ。
プロジェクト発信型の発表を聞きに行った話を先日書きましたが、
そこで思いがけなく、京教大の副指導教官に再会。
名簿を見てくると思っていたので、探していました、と
仰ってくださってうれしかったです。事故があって入院されていたと
お聞きしていて、英授研や8月上旬のリフレッシュ講座の講演も
キャンセルされていたので心配していましたが、
お元気そうで安心しました。
毎年、恒例の大徳寺での茶道部秋のお茶会が今年もあるので
よかったらぜひ、とお誘いいただき、このところお茶も習えてないし、
着物も着る機会がないなあ、と行くことにしました。
そのついでに、今日はたまたま阪大の文化祭で茶道部が呼びかけて
いたので、台湾の留学生と一緒にお茶会に参加。
言語文化研究科の目と鼻の先に部室があったのに今まで
見つけられず、でした。お道具が700くらいあってすごく充実して
いるようで、興味津々。これはもしかしたらはまるかもしれません。
留学生たちを誘って入部しようかなあ。
2015年11月2日月曜日
プロジェクト発信型授業 中間発表一回目
昨晩、午前二時くらいまで準備して
どうなるだろう、彼らにできるんだろうか、と心配していました。
予定していた7人中、1人は欠席、1人USB忘れた、と懸念通りの
ハプニング。でも、他の5人がすごく頑張って5人とも3分近くの
プレゼンをちゃんとこなしてくれて、感心しました。
チェアもタイムキーパーも積極的にやってくれる協力がありがたく、
プレゼンターもモデレーターもがんばっていました。
課題は多々ありますが、とりあえず私には初めての大学での授業、
おそらくクラスのみんなにとっても初めての英語でのプレゼン。
先生も生徒も初めて同士の割にはいい滑り出しではなかったろうか、
と思っています。
6回目にしてコメント力もあがってきたなあ、と思うし、みんな
クラスメイトが頑張っている姿をみて学ぶところが
何かあったのではないでしょうか。
昨日は、関西英語教育学会で、このプレゼン発信型授業を教えて
下さった師匠の古巣、立命館大学の発表を後半だけ拝見することが
できました。
師匠は阪大で、私はこの非常勤で一人でやっているわけですが、
立命館大学はチームで協力しながら大々的にされているので
また次元がちがうなあ、と感じました。
でも、他の大学とも連携したい、というお話もされていたので
機会があれば部分的に一緒にやれることもあるかもしれない、と
思ったり。
どうなるだろう、彼らにできるんだろうか、と心配していました。
予定していた7人中、1人は欠席、1人USB忘れた、と懸念通りの
ハプニング。でも、他の5人がすごく頑張って5人とも3分近くの
プレゼンをちゃんとこなしてくれて、感心しました。
チェアもタイムキーパーも積極的にやってくれる協力がありがたく、
プレゼンターもモデレーターもがんばっていました。
課題は多々ありますが、とりあえず私には初めての大学での授業、
おそらくクラスのみんなにとっても初めての英語でのプレゼン。
先生も生徒も初めて同士の割にはいい滑り出しではなかったろうか、
と思っています。
6回目にしてコメント力もあがってきたなあ、と思うし、みんな
クラスメイトが頑張っている姿をみて学ぶところが
何かあったのではないでしょうか。
昨日は、関西英語教育学会で、このプレゼン発信型授業を教えて
下さった師匠の古巣、立命館大学の発表を後半だけ拝見することが
できました。
師匠は阪大で、私はこの非常勤で一人でやっているわけですが、
立命館大学はチームで協力しながら大々的にされているので
また次元がちがうなあ、と感じました。
でも、他の大学とも連携したい、というお話もされていたので
機会があれば部分的に一緒にやれることもあるかもしれない、と
思ったり。
2015年11月1日日曜日
NJ研究会フォーラム
主に日本語教育の研究者の方々が読者だと思いますが、西口光一先生が
主催されているNJ研究会フォーラムのメールマガジンがあります。
バフチン、ヴィゴツキー,日本語教育、など先生のご関心が中心です。
ご興味おありの方は大阪大学国際教育交流センターの小原俊彦先生まで
ご連絡されれば、配信してくださいます。小原先生のご連絡先は
、
ここに張り付けたメールマガジンの冒頭をご参照ください。
*******************************
NJ研究会フォーラム・マンスリー 第12号 (2015年11月1日)
NJ研究会フォーラムは、 バフチンの言語観に基づく新しい第二言語教育の理論と実践を創造 する、日本語教育者と第二言語教育実践者・ 研究者の対話と交流の場です。毎月1日のマンスリーと、 随時のオケージョナルを配信します。 皆さんからの投稿も受け付けます。メンバー登録希望の方は、ob ara2015@gmail.comに連絡を。
編集者からのお知らせ
NJ研究会フォーラムは、今号から少しリニューアルします。 以下の通りです。
1.連続エッセイをスタートする。
今号から、2つの連続エッセイが始まります。『 応用言語学と対話原理』(に)と、『これからは、 表現活動中心のアプローチだ!』(岡崎洋三)です。今後も、 新たな連続エッセイが始まると思います。
2. 記事の後ろに執筆者のメールアドレスを入れるのを原則とする。
NJ研究会フォーラムでは、これまでも、 購読者からメルマガへ投稿ができるようになっていましたが、「 自分の投稿がみんなに見られるのはちょっと…」 という人が多いのではないかと思います。それで、 当該の記事の執筆者にコメント等を送ることができるように、 執筆者のメールアドレスを入れることとしました。 購読者と執筆者とのやり取りをきっかけとしてより深い議論が展開 されることを期待しています。 フォーラムへの投稿も引き続き可能ですので、 そちらへもぜひご意見や投稿をお願いします。
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目次
■ 羅針盤
構造主義の呪い 西口 光一
■ オピニオン
表現×評価×リアル 滝井 未来
■ 現場の声
教室の「リアル」を問う-NEJの実践 蔭山 拓
■ 連続エッセイ1:応用言語学と対話原理 — 第二言語教育者のためのバフチン入門
第1回 応用言語学からバフチンへ 西口 光一
■ 連続エッセイ2:これからは、表現活動中心のアプローチだ!
第1回 言葉には「表現性」があります 岡崎 洋三
■ 活動報告
■ イベント情報
■ お知らせ
■ 基本文献情報等
■ NJ研究会フォーラムについて
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2015年10月31日土曜日
ついに
もう自分には無理だろう、と最近あきらめていた心境でしたが、
ついに博論を書き始めました。
長い航海に出た感じです。これからどうなるのかわからない。
とりあえず、大雑把な章立てだけは立てました。
3年で卒業するつもりでしたが、私の実力では無理だということが
この1年半で身にしみました。
とりあえず、11月末〆切の博論報告会用レジュメだけは作らなくては
いけないし、12月上旬の博論報告会で発表しなくてはなりません。
。。。。。。
本来なら、博士論文を書くために博士後期課程に入学したものならば、
自分で全部できなくてはならないはずです。それができないために、
副指導教官がボランティアで毎週Dの私たちを集めて、
博士論文の書き方から、進捗状況を聞いて指導してくださったり
しています。そんなにご面倒とご心配をおかけしてほんとうに
申し訳ない。ちゃんとせなあかん、と思い、思い切って仮の章立てに
基づいて今日(もう昨日)から博士論文を書き始めました。
やってみると、夢中になって8時間ほど研究個室にこもっていました。
わ~ついに書き始めてしまったわ、と思って院生室に帰ると
タイの留学生ウンさんがいて、そういうと、わかります、と言って
くれました。かきはじめるとすすむんです、と。彼女はもう
ほぼ博士論文を書き終えて12月の最終審査に進む段階に
入っています。わかりました、先輩、と応じるととても笑って
いました。言語文化研究科では、留学生は修論であれ、博論で
あれ、すべて日本語でかかなければなりません。並大抵の
努力ではないと思います。それに比べたら、とりあえずは日本語で
発表する予定なので、日本語母語話者としてはちゃんとやらないと
恥ずかしすぎます。
がんばろう。
ついに博論を書き始めました。
長い航海に出た感じです。これからどうなるのかわからない。
とりあえず、大雑把な章立てだけは立てました。
3年で卒業するつもりでしたが、私の実力では無理だということが
この1年半で身にしみました。
とりあえず、11月末〆切の博論報告会用レジュメだけは作らなくては
いけないし、12月上旬の博論報告会で発表しなくてはなりません。
。。。。。。
本来なら、博士論文を書くために博士後期課程に入学したものならば、
自分で全部できなくてはならないはずです。それができないために、
副指導教官がボランティアで毎週Dの私たちを集めて、
博士論文の書き方から、進捗状況を聞いて指導してくださったり
しています。そんなにご面倒とご心配をおかけしてほんとうに
申し訳ない。ちゃんとせなあかん、と思い、思い切って仮の章立てに
基づいて今日(もう昨日)から博士論文を書き始めました。
やってみると、夢中になって8時間ほど研究個室にこもっていました。
わ~ついに書き始めてしまったわ、と思って院生室に帰ると
タイの留学生ウンさんがいて、そういうと、わかります、と言って
くれました。かきはじめるとすすむんです、と。彼女はもう
ほぼ博士論文を書き終えて12月の最終審査に進む段階に
入っています。わかりました、先輩、と応じるととても笑って
いました。言語文化研究科では、留学生は修論であれ、博論で
あれ、すべて日本語でかかなければなりません。並大抵の
努力ではないと思います。それに比べたら、とりあえずは日本語で
発表する予定なので、日本語母語話者としてはちゃんとやらないと
恥ずかしすぎます。
がんばろう。
2015年10月30日金曜日
プロジェクト発信型授業 中学生編
先週、大学生とまったく同じ課題を与えてみました。
大学生とまったく同じ宿題例を一枚渡して、この通りでやってきてね、
と伝えました。
大学生と変えたのはトピックを探すためのリソースです。
なんといっても中学生なので、ネット検索で危険なサイトにアクセスする心配も
あります。安全なサイトで彼女たちの興味に応じて考えてみました。
以下、生徒たちに送ったサイトの案内。なかなかうまく探して
プレゼンの原稿をちゃんとつくってきたので感心しました。
以下が生徒に送ったメールです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3. wikipedia 英語版
他、前にみたTedの動画も英語と日本語の訳がついて色々選べます 。
色々調べてみてください。合唱コンクールがんばってください!
大学生とまったく同じ宿題例を一枚渡して、この通りでやってきてね、
と伝えました。
大学生と変えたのはトピックを探すためのリソースです。
なんといっても中学生なので、ネット検索で危険なサイトにアクセスする心配も
あります。安全なサイトで彼女たちの興味に応じて考えてみました。
以下、生徒たちに送ったサイトの案内。なかなかうまく探して
プレゼンの原稿をちゃんとつくってきたので感心しました。
以下が生徒に送ったメールです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.NHK国際ニュース
ファッションだと左のOn the street やHot picksをクリックしてみてください
他にもいろいろ日本の話題が英語で出ています。 サイトの中を検索してみてください。
2.バトン世界選手権大会のサイト( ニュースは難しいのでざっとみるだけでも)
3. wikipedia 英語版
例えば、ブラスバンドで検索するとこんなふうに出ます。
https://en.wikipedia.org/wiki/ Brass_band
他、前にみたTedの動画も英語と日本語の訳がついて色々選べます
Japan Today(内容が豊富)
Student Times(全訳あり)
2015年10月26日月曜日
とりあえずプロジェクト発信型授業 中間発表に向けて
はじめての大学の授業なんとか5回目が終了しました。
来週から計3回の中間発表を迎えます。
いや~~なんともこころもとない。できる子はできるんだけど、
3分の英語のプレゼンにはまだまだ心配な人がたくさん。
思うこと反省することは山積み。でも、意外とみんなネットで英語の
記事をさがして、単語リストをつくり、まとめと感想を英語で
書いてくる、ということはできているので、あとパワーポイントさえ
できて、話す態度がよくなれば、かなり形になるのではないか、
と期待しています。
こっちが知っていて当然、とみなしていることと、学生の常識で
興味あって当然とみんなが思っていることと大きなギャップを
感じます。が、
それでもとりあえず、なんとかかんとか落ち着いた感じに
向かっているのか、ほぼ全員3日間の中間発表の順番も決まり、
チェアもいくらでもやりますよ、と言ってくれる学生も出てきました。
まったく授業に参加する気がなさそうで、単位落としてもいいのか、
と心配していた留学生も、これから頑張れば優とれますか、
と聞いてきたり、授業中携帯をあからさまに見たり、授業中出て
いく学生もそれが大きくマイナス点になるということを、やっと理解
しました。統制をかけながら、自由にするというそのバランスが
まだまだ慣れていないのでとても難しい。
相変わらず、90分の授業の準備と後処理に2時間半~3時間ずつ
計5,6時間かけていてほんとに要領悪いなあ、と思いつつ、
でもこれだけ身が入る仕事というのもなかなかいい感じです。
まあ、生まれてからしたこともないのに、人前で英語でプレゼンする
というのも緊張するよね!私だってします。みんな頑張れ!
来週から計3回の中間発表を迎えます。
いや~~なんともこころもとない。できる子はできるんだけど、
3分の英語のプレゼンにはまだまだ心配な人がたくさん。
思うこと反省することは山積み。でも、意外とみんなネットで英語の
記事をさがして、単語リストをつくり、まとめと感想を英語で
書いてくる、ということはできているので、あとパワーポイントさえ
できて、話す態度がよくなれば、かなり形になるのではないか、
と期待しています。
こっちが知っていて当然、とみなしていることと、学生の常識で
興味あって当然とみんなが思っていることと大きなギャップを
感じます。が、
それでもとりあえず、なんとかかんとか落ち着いた感じに
向かっているのか、ほぼ全員3日間の中間発表の順番も決まり、
チェアもいくらでもやりますよ、と言ってくれる学生も出てきました。
まったく授業に参加する気がなさそうで、単位落としてもいいのか、
と心配していた留学生も、これから頑張れば優とれますか、
と聞いてきたり、授業中携帯をあからさまに見たり、授業中出て
いく学生もそれが大きくマイナス点になるということを、やっと理解
しました。統制をかけながら、自由にするというそのバランスが
まだまだ慣れていないのでとても難しい。
相変わらず、90分の授業の準備と後処理に2時間半~3時間ずつ
計5,6時間かけていてほんとに要領悪いなあ、と思いつつ、
でもこれだけ身が入る仕事というのもなかなかいい感じです。
まあ、生まれてからしたこともないのに、人前で英語でプレゼンする
というのも緊張するよね!私だってします。みんな頑張れ!
2015年10月25日日曜日
冥王星に雪は降るのか
高三の生徒のレッスンにScientific Americanというサイトを
先週紹介してみました。
プロジェクト発信型英語で阪大の理系の学生たちのリソースとして
副指導教官が使っておられるサイトです。
興味のある記事を選んできてね、と先週言っておくと
plutoの記事が面白かった、と言ってどれだったかな、と
検索しているうちにこっちの方が面白そうだ、と見つけたのが
表題の記事。
http://blogs.scientificamerican.com/observations/is-it-snowing-on-pluto/
2人で読みながら英語と日本語のちゃんぽんでディスカッションして
いるとあっと言う間に時間が過ぎていきます。一時間のレッスンが
長引いて二時間になってしまいます。
小学校一年生からつきあっているこの子とも、もうあと五ヶ月ちょっと。
ダイナミックな地球の気象や、火山、宇宙、地学、自然が大好きな彼は
きっと優れた学者になるんだろうなあ、と思います。
縁があって、こんな生徒に巡り合えた自分はつくづく幸運だと思います。
先週紹介してみました。
プロジェクト発信型英語で阪大の理系の学生たちのリソースとして
副指導教官が使っておられるサイトです。
興味のある記事を選んできてね、と先週言っておくと
plutoの記事が面白かった、と言ってどれだったかな、と
検索しているうちにこっちの方が面白そうだ、と見つけたのが
表題の記事。
http://blogs.scientificamerican.com/observations/is-it-snowing-on-pluto/
2人で読みながら英語と日本語のちゃんぽんでディスカッションして
いるとあっと言う間に時間が過ぎていきます。一時間のレッスンが
長引いて二時間になってしまいます。
小学校一年生からつきあっているこの子とも、もうあと五ヶ月ちょっと。
ダイナミックな地球の気象や、火山、宇宙、地学、自然が大好きな彼は
きっと優れた学者になるんだろうなあ、と思います。
縁があって、こんな生徒に巡り合えた自分はつくづく幸運だと思います。
2015年10月24日土曜日
博士論文報告会に向けて
D2なのです。もうすでに、何もできていないのに。
でも着々と時間は過ぎて、12月半ばに博士論文の進捗状況を
報告会で発表しなくてはなりません。
題目届けは先日かろうじて出しました。行き当たりばったりですが、
これまでの学会発表、論文、共同プロジェクトなどやり散らした活動を
ここで整理して総括すれば、何とか自分のやりたいことが
見えてくるような気がします。
一つの進歩は、指導教官と副指導教官が一見真逆の立場なのですが、
私はほぼ同じだと思えてならないので、二人の学問上の立場を
私の研究を通じて少しずつ縮めていっていることです。
あと、博士論文を審査される三人目の先生の希望を
根回ししています。まったく会話分析に理解のない方や、
私の先生方とうまくコミュニケーションをとれない先生に来られては
困りますので、できるだけ和気あいあいといい議論を
なさってくださるように願っています。がそれはひとえに
自分の博士論文をお三方にわかっていただけるように
努力するこれからの一年にかかっていると思います。
でも着々と時間は過ぎて、12月半ばに博士論文の進捗状況を
報告会で発表しなくてはなりません。
題目届けは先日かろうじて出しました。行き当たりばったりですが、
これまでの学会発表、論文、共同プロジェクトなどやり散らした活動を
ここで整理して総括すれば、何とか自分のやりたいことが
見えてくるような気がします。
一つの進歩は、指導教官と副指導教官が一見真逆の立場なのですが、
私はほぼ同じだと思えてならないので、二人の学問上の立場を
私の研究を通じて少しずつ縮めていっていることです。
あと、博士論文を審査される三人目の先生の希望を
根回ししています。まったく会話分析に理解のない方や、
私の先生方とうまくコミュニケーションをとれない先生に来られては
困りますので、できるだけ和気あいあいといい議論を
なさってくださるように願っています。がそれはひとえに
自分の博士論文をお三方にわかっていただけるように
努力するこれからの一年にかかっていると思います。
2015年10月23日金曜日
宿題〆切あと20分
プロジェクト発信型授業の4回目が終わり、
今回はぐんとハードルをあげた宿題を出しています。
みんなついてこれるかな、と心配でしたが、
金曜日になってぞくぞくとメールが来ています。
なかなか怪しい英語もありますが、それはまたどうするか
考えることにして。
金曜日23時59分の締め切りまであと20分。
がんばれ~!
今回はぐんとハードルをあげた宿題を出しています。
みんなついてこれるかな、と心配でしたが、
金曜日になってぞくぞくとメールが来ています。
なかなか怪しい英語もありますが、それはまたどうするか
考えることにして。
金曜日23時59分の締め切りまであと20分。
がんばれ~!
2015年10月22日木曜日
「英語ができる」言説
後期は、ほとんど授業をとっていないのですが、
動機付けの研究があまりにも盛んなため、英語教育が
専門とうたっているからには、いくら量的研究はやってません、と
いえども、日本のmotivation研究の主な流れは知っておかないと恥ずかしい、
ということで、西田理恵子先生のMの授業を聴講しています。
輪読しているのは、これです。会話分析の文献に比べ、とても読みやすい。
(といっても統計は一般的なもの意外は理解困難)
Language Learning Motivation in Japan
Edited by: Matthew T. Apple, Dexter Da Silva, Terry Fellner
http://www.multilingual-matters.com/display.asp?K=9781783090495
西田先生も章を1つ担当されています。
授業中に、自己決定理論をどのように実践に応用するか、2、3人ずつで
話し合う、という場面があり、そのときに出てきたのが表題の
フレーズです。
グループの中国人留学生から、英語ができるってどういうこと
ですか、中国にはそんな表現はない、ただ上手か下手か
っていうだけです、という発言。彼女ともう一人の院生と
私は同じぐらいのレベルで英語で議論できる3人でしたが、
そうだね、考えてみたら英語ができるって変な言い方だよね、
としばらくその意味を話し合っていました。
この本の第四章には日本の理系の学生の英語学習に関する
モチベーションの研究が出てくるのですが、確かに阪大の理系の
学生もおおむね読み書きはできても話すのは自信がなく、
読み書きができても、自分は英語ができない、と思っている
ようです。
ということは「英語ができる」という言説には話すか聞くか
必ずどちらかがふくまれる。これは日本特有なのかなあ、とか
追及していったら面白いかもしれませんね。
動機付けの研究があまりにも盛んなため、英語教育が
専門とうたっているからには、いくら量的研究はやってません、と
いえども、日本のmotivation研究の主な流れは知っておかないと恥ずかしい、
ということで、西田理恵子先生のMの授業を聴講しています。
輪読しているのは、これです。会話分析の文献に比べ、とても読みやすい。
(といっても統計は一般的なもの意外は理解困難)
Language Learning Motivation in Japan
Edited by: Matthew T. Apple, Dexter Da Silva, Terry Fellner
http://www.multilingual-matters.com/display.asp?K=9781783090495
西田先生も章を1つ担当されています。
授業中に、自己決定理論をどのように実践に応用するか、2、3人ずつで
話し合う、という場面があり、そのときに出てきたのが表題の
フレーズです。
グループの中国人留学生から、英語ができるってどういうこと
ですか、中国にはそんな表現はない、ただ上手か下手か
っていうだけです、という発言。彼女ともう一人の院生と
私は同じぐらいのレベルで英語で議論できる3人でしたが、
そうだね、考えてみたら英語ができるって変な言い方だよね、
としばらくその意味を話し合っていました。
この本の第四章には日本の理系の学生の英語学習に関する
モチベーションの研究が出てくるのですが、確かに阪大の理系の
学生もおおむね読み書きはできても話すのは自信がなく、
読み書きができても、自分は英語ができない、と思っている
ようです。
ということは「英語ができる」という言説には話すか聞くか
必ずどちらかがふくまれる。これは日本特有なのかなあ、とか
追及していったら面白いかもしれませんね。
2015年10月19日月曜日
授業4回目
一回目にかなり説明したつもりだったけれど、
未だに伝わっていないことが多い。毎回毎回補足して説明したり、
思いがけないことが起こるたびに繰り返して説明したりしています。
90分の授業のために、少なくとも二時間半は準備に使い、終わってから
二時間半は時間をかけていて、なんとも要領悪いことです。
大学生でも小学生並みのふるまいをする子がいて、そちらに
かまけているとちゃんとやっている学生をないがしろにすることに
なってつまらないなあ、というのが感じられます、申し訳なく、本当に難しい。
メールにファイルを添付する、とかパワーポイントのスライドを作成する、
とか、ワードにコピーペーストして編集するとか、できて当然と思って
いることがしたことがないのか、全部説明する時間もないので
すごく心もとないです。が、できる人はちゃんとできていて、
きちっと英語の原稿を作ってきて、カラー写真を見せて説明したり、
パワーポイントをUSBに入れてきてみせてくれたりもするのです。
4回で色々リソースは与えたのですが、同じクラスなのにそれぞれの
理解度に差がありすぎる。う~~ん、みんなが充実して、何か学んだと
感じて15回の授業を終わってほしいんだけど、至難の業です。
来週の宿題は、ちょっとハードで英語の記事を読んで書けないと、いい加減に
考えているとできない宿題。さあ、どうなるか、ちょっとずつ厳しくしています。
でも、ここがふんばりどころ、がんばろう。
未だに伝わっていないことが多い。毎回毎回補足して説明したり、
思いがけないことが起こるたびに繰り返して説明したりしています。
90分の授業のために、少なくとも二時間半は準備に使い、終わってから
二時間半は時間をかけていて、なんとも要領悪いことです。
大学生でも小学生並みのふるまいをする子がいて、そちらに
かまけているとちゃんとやっている学生をないがしろにすることに
なってつまらないなあ、というのが感じられます、申し訳なく、本当に難しい。
メールにファイルを添付する、とかパワーポイントのスライドを作成する、
とか、ワードにコピーペーストして編集するとか、できて当然と思って
いることがしたことがないのか、全部説明する時間もないので
すごく心もとないです。が、できる人はちゃんとできていて、
きちっと英語の原稿を作ってきて、カラー写真を見せて説明したり、
パワーポイントをUSBに入れてきてみせてくれたりもするのです。
4回で色々リソースは与えたのですが、同じクラスなのにそれぞれの
理解度に差がありすぎる。う~~ん、みんなが充実して、何か学んだと
感じて15回の授業を終わってほしいんだけど、至難の業です。
来週の宿題は、ちょっとハードで英語の記事を読んで書けないと、いい加減に
考えているとできない宿題。さあ、どうなるか、ちょっとずつ厳しくしています。
でも、ここがふんばりどころ、がんばろう。
2015年10月16日金曜日
あと十分 宿題〆切
先日来、ここでお話ししている某大学の非常勤の授業。
プロジェクト発信型の授業なので、宿題のリサーチと授業で発表する
ものをもって来なくては、授業も成立しないし、単位もあげられない
ようになっています。
金曜日の夜中を〆切にしているので、こっちがどきどきします。
前回までは日本語の記事でもよかったけれど、今週は
英語の記事に限定したので送ってくる人が限られています。
みんなこのままだと単位とれないよ~大丈夫なんだろうか。
プロジェクト発信型の授業なので、宿題のリサーチと授業で発表する
ものをもって来なくては、授業も成立しないし、単位もあげられない
ようになっています。
金曜日の夜中を〆切にしているので、こっちがどきどきします。
前回までは日本語の記事でもよかったけれど、今週は
英語の記事に限定したので送ってくる人が限られています。
みんなこのままだと単位とれないよ~大丈夫なんだろうか。
Dゼミ 他
昨日ここで書いた、題目届は無事提出することができました。
ここまでの道のりはなかなか難しく、一時は無理なのではないか、
と絶望したときもありました。
でも、一つトンネルを抜けた感じ。あといくつもトンネルはありますが、
とりあえず一つクリア。
題目は「英語学習のための第三者接触場面における相互行為能力の研究」
です。今のところ。
Dゼミの話。指導教官のDゼミが毎週木曜日にあるのですが、大体
皆が今の博論の進捗状況を交代で発表する、というもので
あまり刺激的でもない。同じ指導教官のMさんが修論のことではげしく
と悩んでいたので、Dゼミで発表しさせてもらい、Dの人たちに意見を
もらったり叩いてもらったら、とアドバイスしていたら、それが本日実現しました。
面白かったのは、Dゼミは留学生がほとんどでいつもはあまり意見も
言わずにおとなしいのですが、Mさんの発表が隙だらけなために
みんな思わず口々に指摘をはじめて、どんどん叩き、すごく
充実した時間になりました。私自身もすごく勉強になったし、Mさんも
受け止めるのは痛いけれどここで発表させていただいて、
よかった、と言っておられました。
思うのは、せっかくMとDがそろっている大学院なのでもっと
こういうセッションをしたらいいのになあ、と。修論中間発表会でも
その前にDの色んな分野の先輩がよってたかってみてあげる、
とかやったらいいのに、と思います。思ってばかりでなく、自分が
アクションを起こせばいいんですよね、はい。
ここまでの道のりはなかなか難しく、一時は無理なのではないか、
と絶望したときもありました。
でも、一つトンネルを抜けた感じ。あといくつもトンネルはありますが、
とりあえず一つクリア。
題目は「英語学習のための第三者接触場面における相互行為能力の研究」
です。今のところ。
Dゼミの話。指導教官のDゼミが毎週木曜日にあるのですが、大体
皆が今の博論の進捗状況を交代で発表する、というもので
あまり刺激的でもない。同じ指導教官のMさんが修論のことではげしく
と悩んでいたので、Dゼミで発表しさせてもらい、Dの人たちに意見を
もらったり叩いてもらったら、とアドバイスしていたら、それが本日実現しました。
面白かったのは、Dゼミは留学生がほとんどでいつもはあまり意見も
言わずにおとなしいのですが、Mさんの発表が隙だらけなために
みんな思わず口々に指摘をはじめて、どんどん叩き、すごく
充実した時間になりました。私自身もすごく勉強になったし、Mさんも
受け止めるのは痛いけれどここで発表させていただいて、
よかった、と言っておられました。
思うのは、せっかくMとDがそろっている大学院なのでもっと
こういうセッションをしたらいいのになあ、と。修論中間発表会でも
その前にDの色んな分野の先輩がよってたかってみてあげる、
とかやったらいいのに、と思います。思ってばかりでなく、自分が
アクションを起こせばいいんですよね、はい。
2015年10月14日水曜日
博士論文題目届 他
博士論文の規定としては、博士後期課程二年目で指定された日までに
指導教員の承認を得た「博士論文題目届」を提出することになっています。
その〆切が明日です。そして12月初旬に行われるD2研究報告会で発表を
しなくてはなりません。
先日より指導教官とやりとりをして、これが最終だっ、と気合をこめて先ほど
メールを送信。一年半、指導していただいてきて先日やっと自分のやりたいことを
理解してもらえた感触がありました。会話分析にしても、談話分析にしても
はじめはあんなんはあかん、と頭から否定されていて、昨年は悩みに
悩みましたが、理解していただくべく発表や論文の報告を積み重ねて
ようやくこの方向性で行ったらいいよ、バフチンはあまり関係ないから、
援用程度でいい、と同意していただきました。
まだ明日の夕方まで時間はありますが、どうなるか、題目届が出せないと
まず第一歩が踏み出せず、研究報告会にも発表できません。
心静かに師匠のお返事を待つことにします。
指導教員の承認を得た「博士論文題目届」を提出することになっています。
その〆切が明日です。そして12月初旬に行われるD2研究報告会で発表を
しなくてはなりません。
先日より指導教官とやりとりをして、これが最終だっ、と気合をこめて先ほど
メールを送信。一年半、指導していただいてきて先日やっと自分のやりたいことを
理解してもらえた感触がありました。会話分析にしても、談話分析にしても
はじめはあんなんはあかん、と頭から否定されていて、昨年は悩みに
悩みましたが、理解していただくべく発表や論文の報告を積み重ねて
ようやくこの方向性で行ったらいいよ、バフチンはあまり関係ないから、
援用程度でいい、と同意していただきました。
まだ明日の夕方まで時間はありますが、どうなるか、題目届が出せないと
まず第一歩が踏み出せず、研究報告会にも発表できません。
心静かに師匠のお返事を待つことにします。
2015年10月9日金曜日
外資系一年目
小学校から高校まで教えていた生徒で社会人一年目の教え子
ちゃんから、英語のことで相談したいので、と連絡があって、
ほんとに久々に会いました。彼女はすっかり大人になっていました。
もともとクールで頭がよく大人びた子供だったのですが、ようやく
年齢が彼女に追いついてきたなあ、という印象。英語の読み書きは
抜群にできるので、英語以外の専門を目指した方がいい、と
言ったのか言わなかったのか言ったような気もします。
ともかく、獣医学部に進学し、獣医師です、ときっぱりと言う表情が
さわやかな自信に満ちていました。就職したのは、大手の外資系の
食品会社で、一年目にもかかわらず周りから期待され可愛がられて
海外の工場との交渉を一手にしなければならない重要な仕事を
任されるので、自分の英語力に不安を覚えて相談しにきて
くれたのでした。私の外資系企業での10年そこそこの経験に
基づいて思いつくままいろいろなアドバイスをできて良かったです。
要は英語力ではないと思うし、賢い彼女なら周りの人に聞きながら
作戦を練ることができると思います。
いやあ、楽しかった。街の塾の先生、という親でもなく親戚でもない、
でも小さいころから知っている若者しかも女性とこんなに
仕事の話で盛り上がると思わなかったです。
長年、細々と自宅塾をやってきてすごく報われた気がしました。
ちゃんから、英語のことで相談したいので、と連絡があって、
ほんとに久々に会いました。彼女はすっかり大人になっていました。
もともとクールで頭がよく大人びた子供だったのですが、ようやく
年齢が彼女に追いついてきたなあ、という印象。英語の読み書きは
抜群にできるので、英語以外の専門を目指した方がいい、と
言ったのか言わなかったのか言ったような気もします。
ともかく、獣医学部に進学し、獣医師です、ときっぱりと言う表情が
さわやかな自信に満ちていました。就職したのは、大手の外資系の
食品会社で、一年目にもかかわらず周りから期待され可愛がられて
海外の工場との交渉を一手にしなければならない重要な仕事を
任されるので、自分の英語力に不安を覚えて相談しにきて
くれたのでした。私の外資系企業での10年そこそこの経験に
基づいて思いつくままいろいろなアドバイスをできて良かったです。
要は英語力ではないと思うし、賢い彼女なら周りの人に聞きながら
作戦を練ることができると思います。
いやあ、楽しかった。街の塾の先生、という親でもなく親戚でもない、
でも小さいころから知っている若者しかも女性とこんなに
仕事の話で盛り上がると思わなかったです。
長年、細々と自宅塾をやってきてすごく報われた気がしました。
2015年10月8日木曜日
ひさびさのバフチンカフェ
後期がはじまり、7月以来久々のバフチンカフェ。
大学のキャンパスから少し歩いて住宅街にひっそりと
たたずむ、ユーラムというご主人の自宅の一階をカフェに
された本当に居心地のいい空間で、二週間に一回のバフチンカフェで
指導教官を囲んで院生、研究生がほっこりと時間を共有しています。
今日は、バフチンでもなく、みんな好きなことを思い思いに
しゃべって、と言われてみんなとりとめもなく思った事を
話しました。台湾、中国、韓国、日本の院生たちが色々おもいつくままに
話し、お互いに反応しあったり、話題に反応したり、それでいて
豊かな話になったり、大好きな時間と空間です。
ご主人が、いつもよくしてくださり、手作りのミックスジュースや
タルトを出して下さるのです。
その前のゼミでは、全国英語教育学会でプレゼンしきれなかった
発表内容を同じPPTで報告して、先生にいいやん、こうこうすれば
博論の章一つ分の論文は書けると励ましていただき、
会話分析の理解も深めていただき、勉強になった、とコメントを
頂き、とても幸せでした。
さささ、博論の中間発表は12月がんばろう!
大学のキャンパスから少し歩いて住宅街にひっそりと
たたずむ、ユーラムというご主人の自宅の一階をカフェに
された本当に居心地のいい空間で、二週間に一回のバフチンカフェで
指導教官を囲んで院生、研究生がほっこりと時間を共有しています。
今日は、バフチンでもなく、みんな好きなことを思い思いに
しゃべって、と言われてみんなとりとめもなく思った事を
話しました。台湾、中国、韓国、日本の院生たちが色々おもいつくままに
話し、お互いに反応しあったり、話題に反応したり、それでいて
豊かな話になったり、大好きな時間と空間です。
ご主人が、いつもよくしてくださり、手作りのミックスジュースや
タルトを出して下さるのです。
その前のゼミでは、全国英語教育学会でプレゼンしきれなかった
発表内容を同じPPTで報告して、先生にいいやん、こうこうすれば
博論の章一つ分の論文は書けると励ましていただき、
会話分析の理解も深めていただき、勉強になった、とコメントを
頂き、とても幸せでした。
さささ、博論の中間発表は12月がんばろう!
2015年10月7日水曜日
二回目の授業
「はじめての授業」に引き続き、です。
締め切りまでにどれだけが宿題を送ってきてくれるだろうか、
と思っていたら、けっこう間際に送ってくれたり、すみません、
締切すぎましたが、と送ってくれたので、これでなんとか
授業は成立するかな、と安堵しつつ、二回目の
授業の準備をしました。
結果、一回目そっぽを向いていたような学生も、宿題は
何でしたか、と考え直したかな、という雰囲気だったり、
前回休んでたんです、という学生や、留学生も来たり、
ちょっとずつ自分の思うような授業を学生たちと一緒に
つくれそうな感触がおおいにあってとても嬉しい。
プレゼンターへのみんなのコメントも優しくていいなあ、と
思いましたし、振り返りで授業の感想なども、良い感じ。
ただ、今回は日本語でいいよ、と言うと、のきなみ日本語で
あれ?と思いました。宿題にしたプレゼンの紙を集めると
ちゃんと英語で用意しているにもかかわらず、です。
人前で英語で話す勇気がないのかなあ、がんばれ~~!
ちょっと今、博論とか院の授業よりもこっちに全力投球したい感じです。
なんとかみんな英語でなにがしかのプレゼンをした、という
満足感、経験を味あわせてあげたい、それには
自分が毎回全力をあげて考えないと。がんばるぞ~~!
締め切りまでにどれだけが宿題を送ってきてくれるだろうか、
と思っていたら、けっこう間際に送ってくれたり、すみません、
締切すぎましたが、と送ってくれたので、これでなんとか
授業は成立するかな、と安堵しつつ、二回目の
授業の準備をしました。
結果、一回目そっぽを向いていたような学生も、宿題は
何でしたか、と考え直したかな、という雰囲気だったり、
前回休んでたんです、という学生や、留学生も来たり、
ちょっとずつ自分の思うような授業を学生たちと一緒に
つくれそうな感触がおおいにあってとても嬉しい。
プレゼンターへのみんなのコメントも優しくていいなあ、と
思いましたし、振り返りで授業の感想なども、良い感じ。
ただ、今回は日本語でいいよ、と言うと、のきなみ日本語で
あれ?と思いました。宿題にしたプレゼンの紙を集めると
ちゃんと英語で用意しているにもかかわらず、です。
人前で英語で話す勇気がないのかなあ、がんばれ~~!
ちょっと今、博論とか院の授業よりもこっちに全力投球したい感じです。
なんとかみんな英語でなにがしかのプレゼンをした、という
満足感、経験を味あわせてあげたい、それには
自分が毎回全力をあげて考えないと。がんばるぞ~~!
2015年10月5日月曜日
映画「野火」
明日の授業の準備に今日はじっくりとりかかろうと
思っていたら、朝、友人から表題の映画を見に行くので行きませんか、
と連絡がありました。
確か、この題名はなんか実家にある日本文学の全集で若いときに読んだぞ、
と思い、行くことに。道中、検索してホームページで映画作成のいきさつを
予習がてら読んでいると、見るべき映画だと思いました。
ただ、きつかったのはドキュメンタリー映画のように、ストーリーが
なく、クライマックスも何もなく、ひたすらフィリピンの地獄のような
戦場を這いずり回り、いつ終わるのかわからないまま見続けた
ということです。悲惨な場面は沢山ありましたが、普通の映画で
あったり、ドキュメンタリー映画であっても始まりも終わりも
あり、それに至る経過も浮き沈みがある。それがなくてただただ
悲惨さと地獄と非人間的な無意味な出来事がずっと続いて
いる。それを見続けなければいけない、ことが、ある意味退屈で
耐えられなかった。
それが監督はじめ映画製作に携わった人たちが伝えたかったことで
あったのだ、とちょっとだけ、心の整理をしました。舞台挨拶で登場
された塚本監督は、皆さん、この映画を浴びて帰ってください、
それだけです、というようなことを話されておられました。
誘ってくれた友人と、前後に深い話ができてよかった。
こういう友人に恵まれている自分は幸運だと思います。
ああ、もう明日になってしまった。授業の準備しなくては。
学生たちが色々宿題のテーマを送ってきてくれているので
楽しみ、かつ、指導と応援しないと。
ブログ書いている場合ではない、けど、こういう経験をすると
書かずにいられないです。
思っていたら、朝、友人から表題の映画を見に行くので行きませんか、
と連絡がありました。
確か、この題名はなんか実家にある日本文学の全集で若いときに読んだぞ、
と思い、行くことに。道中、検索してホームページで映画作成のいきさつを
予習がてら読んでいると、見るべき映画だと思いました。
ただ、きつかったのはドキュメンタリー映画のように、ストーリーが
なく、クライマックスも何もなく、ひたすらフィリピンの地獄のような
戦場を這いずり回り、いつ終わるのかわからないまま見続けた
ということです。悲惨な場面は沢山ありましたが、普通の映画で
あったり、ドキュメンタリー映画であっても始まりも終わりも
あり、それに至る経過も浮き沈みがある。それがなくてただただ
悲惨さと地獄と非人間的な無意味な出来事がずっと続いて
いる。それを見続けなければいけない、ことが、ある意味退屈で
耐えられなかった。
それが監督はじめ映画製作に携わった人たちが伝えたかったことで
あったのだ、とちょっとだけ、心の整理をしました。舞台挨拶で登場
された塚本監督は、皆さん、この映画を浴びて帰ってください、
それだけです、というようなことを話されておられました。
誘ってくれた友人と、前後に深い話ができてよかった。
こういう友人に恵まれている自分は幸運だと思います。
ああ、もう明日になってしまった。授業の準備しなくては。
学生たちが色々宿題のテーマを送ってきてくれているので
楽しみ、かつ、指導と応援しないと。
ブログ書いている場合ではない、けど、こういう経験をすると
書かずにいられないです。
2015年9月29日火曜日
久しぶりに
近所の主婦の友人に会いました。
ほんとうにまっとうな主婦で、まじめな人なので
息子たちが大きくなって手を離れたので少しは
社会の役に立たなくちゃ、とヘルパーの勉強を始めて
資格をとり、介護の仕事をしているとまでは聞いていたのです。
久しぶりに色々きいてみると、老人介護は家事が主な仕事で
それはいつも家でしているから、障碍者のヘルパーの方が
いいかも、と最近は精神障害や知的障害の人に付き合ったり
している、ということでした。
彼女自身、主婦だけしていたときより世界がどんどん広がって、
でもあくまで自然体で無理せずできる範囲で、一緒にできることを
している、でも色んなことがあるよ~、という話を聞いて
こういう落ち着いた人がいるから、社会はまだまだ安泰なんだろう、と
つくづく思いました。
ほんとうにまっとうな主婦で、まじめな人なので
息子たちが大きくなって手を離れたので少しは
社会の役に立たなくちゃ、とヘルパーの勉強を始めて
資格をとり、介護の仕事をしているとまでは聞いていたのです。
久しぶりに色々きいてみると、老人介護は家事が主な仕事で
それはいつも家でしているから、障碍者のヘルパーの方が
いいかも、と最近は精神障害や知的障害の人に付き合ったり
している、ということでした。
彼女自身、主婦だけしていたときより世界がどんどん広がって、
でもあくまで自然体で無理せずできる範囲で、一緒にできることを
している、でも色んなことがあるよ~、という話を聞いて
こういう落ち着いた人がいるから、社会はまだまだ安泰なんだろう、と
つくづく思いました。
2015年9月28日月曜日
はじめての授業
さる大学で後期の英語の授業を受け持つことになり、
一回目の授業をやってきました。総勢29人。
いやあ~~~疲れた、でも楽しかった。
がんばって準備したシラバスやオリエンテーションの間は
皆の反応がもひとつわからず、理解してくれているかな~
と思いましたが、演習で前に出て自己紹介のプレゼンを
する段になると、けっこうみんな頑張って前に出てくれたので
とても嬉しかったです。
まだ、履修登録期間なのでどれだけ残ってくれるか
わからないですが、今日の学生たちはもうはや親しんで
しまったので、29人全員で最後まで行ければ15回目嬉しいだろうなあ。
こういうプレゼン型の授業が好きでない人もいるかも
しれませんが、プレゼンにも英語にも慣れてくれればいいなあ、
と思います。
終わった30分後に宿題をメールで送ってきてくれた学生も
あり、授業中に乗りのいい学生もあり、こんなだと思わなかった
と怒っている学生もあり、さまざま。次のクラスの学生が、
先生、出ていくときにめんどくさ~って言ってましたよ、
先生大変やな、と同情してくれたりもあり。まあ、そりゃ
こういう授業はめんどくさいやろ、と答えておきました。
でもめんどくさいことをしないと成長しないしね。一緒に
成長しようよ。
一回目の授業をやってきました。総勢29人。
いやあ~~~疲れた、でも楽しかった。
がんばって準備したシラバスやオリエンテーションの間は
皆の反応がもひとつわからず、理解してくれているかな~
と思いましたが、演習で前に出て自己紹介のプレゼンを
する段になると、けっこうみんな頑張って前に出てくれたので
とても嬉しかったです。
まだ、履修登録期間なのでどれだけ残ってくれるか
わからないですが、今日の学生たちはもうはや親しんで
しまったので、29人全員で最後まで行ければ15回目嬉しいだろうなあ。
こういうプレゼン型の授業が好きでない人もいるかも
しれませんが、プレゼンにも英語にも慣れてくれればいいなあ、
と思います。
終わった30分後に宿題をメールで送ってきてくれた学生も
あり、授業中に乗りのいい学生もあり、こんなだと思わなかった
と怒っている学生もあり、さまざま。次のクラスの学生が、
先生、出ていくときにめんどくさ~って言ってましたよ、
先生大変やな、と同情してくれたりもあり。まあ、そりゃ
こういう授業はめんどくさいやろ、と答えておきました。
でもめんどくさいことをしないと成長しないしね。一緒に
成長しようよ。
コスタリカ留学生の気持ち
昨年、留学ボランティアで10か月担当だったコスタリカ生からメール。
個人的に旦那も亡くなった直後で担当はとてもとても
しんどかったですが、本人が繊細、正義感強く、賢く、
いろいろ事情があってかなり過敏で傷つきやすい高校生
だったので本人も自分も余計にしんどかったのです。
ボランティアの先輩たちに色々支えていただき、ホストファミリーも
途中で変わって、後半のホストファミリーが若い大家族で
父母とも特に色々苦労されて経験も多いのか寛容な方たちだったので、
それまで激動の日々だったので、ほっとしてあとはほったらかしに
していました。前半のホストファミリーがお年寄りのご夫婦で色々
あって、しょっちゅう彼女から緊急のSOSのメールが入るたびに
行ってました。
食べ物も何もかも合わない彼女になぜ日本に来たの、と問うと
コスタリカがひどすぎる、もっとモラルのある国に行きたい、と
思ったと言っていて、コスタリカでも日本語を教える学校に
お父さんに車で送り迎えをしてもらっていた、ということでした。
そういう話からおもんばかると、世界には多様な国があり、
それぞれの国や地域にも多様な人が住んでいるけれども、
その中で日本のような国が合っていると感じる人達が
少なからずいる、ということだと思います。
それは端的にいうと、暴力や武力で解決するのではなく、平和的に
解決でき、女性が辛い思いをしない国として理想郷のように
思っているのでしょう。住んでみればそうでもないということが
わかるのでしょうが。イランの留学生も韓国の留学生もそのように
思いつめて日本に来たと語っていました。
ただ、やはり、日本はほぼ(あくまでもほぼです、差別も色々あるし、
移民の方も増えているのでこれからどうなるかわかりません)単一
言語、単一民族に近いので、日本語を覚えて日本人として暮らそうと
思ってもおそらく失望してしまうのが目に見えている。
コスタリカの彼女は、奨学金に応募していて3年間日本の大学に
行けそうだ、と言っています。失望してもそれを母国に持ち帰って
母国をよくする力になってくれれば、と思っています。
個人的に旦那も亡くなった直後で担当はとてもとても
しんどかったですが、本人が繊細、正義感強く、賢く、
いろいろ事情があってかなり過敏で傷つきやすい高校生
だったので本人も自分も余計にしんどかったのです。
ボランティアの先輩たちに色々支えていただき、ホストファミリーも
途中で変わって、後半のホストファミリーが若い大家族で
父母とも特に色々苦労されて経験も多いのか寛容な方たちだったので、
それまで激動の日々だったので、ほっとしてあとはほったらかしに
していました。前半のホストファミリーがお年寄りのご夫婦で色々
あって、しょっちゅう彼女から緊急のSOSのメールが入るたびに
行ってました。
食べ物も何もかも合わない彼女になぜ日本に来たの、と問うと
コスタリカがひどすぎる、もっとモラルのある国に行きたい、と
思ったと言っていて、コスタリカでも日本語を教える学校に
お父さんに車で送り迎えをしてもらっていた、ということでした。
そういう話からおもんばかると、世界には多様な国があり、
それぞれの国や地域にも多様な人が住んでいるけれども、
その中で日本のような国が合っていると感じる人達が
少なからずいる、ということだと思います。
それは端的にいうと、暴力や武力で解決するのではなく、平和的に
解決でき、女性が辛い思いをしない国として理想郷のように
思っているのでしょう。住んでみればそうでもないということが
わかるのでしょうが。イランの留学生も韓国の留学生もそのように
思いつめて日本に来たと語っていました。
ただ、やはり、日本はほぼ(あくまでもほぼです、差別も色々あるし、
移民の方も増えているのでこれからどうなるかわかりません)単一
言語、単一民族に近いので、日本語を覚えて日本人として暮らそうと
思ってもおそらく失望してしまうのが目に見えている。
コスタリカの彼女は、奨学金に応募していて3年間日本の大学に
行けそうだ、と言っています。失望してもそれを母国に持ち帰って
母国をよくする力になってくれれば、と思っています。
2015年9月27日日曜日
理解という概念
今メモをとりつつ、Derek Edwards(1997)を再度読んでいます。
昨年読んだのに、下線も沢山引いて、メモも書き込んでいるのに
あまり頭に入っていなかったみたい。昨年気になったところと、
今重要だと感じたところがずれている。
第四章Talk as Action でintersubjectivityについて説明している項が
あります。intersubjectivity間主観性はずっと気になっている概念で、
例えば、人が他の人に影響されて、他人の言葉を自分が考えたことだと
思い込んでいたり、同じ職場でずっと一緒にいると同じ話し方になったり、
夫婦が似て来たり、そういうことにも関係してくるのかなあ、と思って
いましたが、どうも学者や理論によって使い方が違い、今ひとつ
自分はこれ、という定義が決められない。
「理解」ということばもそうで、どうも日常的に私は「理解」という事象に
期待し過ぎるけらいがあるような気がします。以下が面白い。
Again, this is not to say that joint understandings are produced cognitively,
in the sense of individuals possessing the same ideas or beliefs; nor that
intersubjectivity is interactionally straightforward. It is to say that the phenomenon
of mutually intelligible social interaction is a practically accomplished public
production, and not a matter, outseid of that, of people 'actually'(from a God's-eye
point of view) understnading or misunderstanding each other.
(Edwards, 1997:101)
要は、実際に現下の行為をするにあたって、理解しているように見えれば
行為が遂行されれば、それが理解なのだ、神の視点から見るような
真の理解などしているかどうかわからないからそれはカッコにくくって
おいておこう、ということのようです。会話分析は乾いた理論だ、とか冷たい理論
だと言われるそうですが、そうかもしれません。
これも西口(2013)のバフチン理論に共通すると思います。現下の状況で
必要な対話で十分、というわけだから。
そうすると、身につまされる、とか共感する、とかやさしい気持ちになる、
とか、嫌悪感を抱く、とか、怒る、とか、かわいそうになる、とか
可愛い、とか、ほっとする、とか、色んな事象に遭遇するたびに私を揺さぶって
やまない諸々の情動はどうなるんですかね。
まあ、感情的な人ほどまずかっこに入れて考える、ということが必要なの
かもしれないので、こういう論の進め方にもっと慣れないと。
昨年読んだのに、下線も沢山引いて、メモも書き込んでいるのに
あまり頭に入っていなかったみたい。昨年気になったところと、
今重要だと感じたところがずれている。
第四章Talk as Action でintersubjectivityについて説明している項が
あります。intersubjectivity間主観性はずっと気になっている概念で、
例えば、人が他の人に影響されて、他人の言葉を自分が考えたことだと
思い込んでいたり、同じ職場でずっと一緒にいると同じ話し方になったり、
夫婦が似て来たり、そういうことにも関係してくるのかなあ、と思って
いましたが、どうも学者や理論によって使い方が違い、今ひとつ
自分はこれ、という定義が決められない。
「理解」ということばもそうで、どうも日常的に私は「理解」という事象に
期待し過ぎるけらいがあるような気がします。以下が面白い。
Again, this is not to say that joint understandings are produced cognitively,
in the sense of individuals possessing the same ideas or beliefs; nor that
intersubjectivity is interactionally straightforward. It is to say that the phenomenon
of mutually intelligible social interaction is a practically accomplished public
production, and not a matter, outseid of that, of people 'actually'(from a God's-eye
point of view) understnading or misunderstanding each other.
(Edwards, 1997:101)
要は、実際に現下の行為をするにあたって、理解しているように見えれば
行為が遂行されれば、それが理解なのだ、神の視点から見るような
真の理解などしているかどうかわからないからそれはカッコにくくって
おいておこう、ということのようです。会話分析は乾いた理論だ、とか冷たい理論
だと言われるそうですが、そうかもしれません。
これも西口(2013)のバフチン理論に共通すると思います。現下の状況で
必要な対話で十分、というわけだから。
そうすると、身につまされる、とか共感する、とかやさしい気持ちになる、
とか、嫌悪感を抱く、とか、怒る、とか、かわいそうになる、とか
可愛い、とか、ほっとする、とか、色んな事象に遭遇するたびに私を揺さぶって
やまない諸々の情動はどうなるんですかね。
まあ、感情的な人ほどまずかっこに入れて考える、ということが必要なの
かもしれないので、こういう論の進め方にもっと慣れないと。
2015年9月26日土曜日
CA day 経過 「高橋源一郎 X SEALDs民主主義ってなんだ?」読後感想 他
今日締切だったので、CA day の発表申し込みと参加申し込みをメールで送りました。
Antaki 先生から、ハーイ、申し込みありがとう、でも参加はもう満席なので
waiting listに載せとくね。発表については検討して月曜日に返事します。
という返事だったので、イギリス人だし、直接的には断らないけれど
もう駄目なのかな、と思っています。
副指導の先生にアブストラクトを送ったところ、僕だったらこんなものは
落とします、という厳しいお返事だったので、それもそうかな、と思い、
レベルの低いものを送ってしまい、先生方の無駄な時間を使って
しまって申し訳なく。。。。。
今日は、ひさしぶりに阪大の院生仲間と(日本語の先生たち)食事をして
熱く語りあい、お店には個室は時間でお願いします、と言われていたのに
4時間も研究について、教育について、子育てについて、大学について、
健康について、自分たちの歴史について思い切り話すことができてすっきり。
学問のいいところはこういうところですね。みんな純粋だし。
表題の本は一気に読みましたが凄かったです。古代ギリシアのアテナイの
民主制から、ソクラテス、アリストテレス、プラトン、デューイのプラグマティズム、
ニーチェ、フーコー、モーリス・ブランショ、ルソー、という名前が次々出てきて
知らない名前も色々あって、大学生に比べてなんて自分はものを知らないんだろう、
と思いました。高橋源一郎は一度週刊誌で読んだ文章が嫌いだったので、
一切読んでいなかったのですが、今回民主主義について深く勉強したということで
この本一冊で講義何回か受けたような気になりました。
お勧めです。置いている書店は少ないのですが、私が買った本屋を通り過ぎると
発刊前に重版決定!というカードが貼ってありました。
以上。
あと追伸ですが、ちょっとfacebook疲れしてきたのでしばらくお休みしようかと
思っています。
Antaki 先生から、ハーイ、申し込みありがとう、でも参加はもう満席なので
waiting listに載せとくね。発表については検討して月曜日に返事します。
という返事だったので、イギリス人だし、直接的には断らないけれど
もう駄目なのかな、と思っています。
副指導の先生にアブストラクトを送ったところ、僕だったらこんなものは
落とします、という厳しいお返事だったので、それもそうかな、と思い、
レベルの低いものを送ってしまい、先生方の無駄な時間を使って
しまって申し訳なく。。。。。
今日は、ひさしぶりに阪大の院生仲間と(日本語の先生たち)食事をして
熱く語りあい、お店には個室は時間でお願いします、と言われていたのに
4時間も研究について、教育について、子育てについて、大学について、
健康について、自分たちの歴史について思い切り話すことができてすっきり。
学問のいいところはこういうところですね。みんな純粋だし。
表題の本は一気に読みましたが凄かったです。古代ギリシアのアテナイの
民主制から、ソクラテス、アリストテレス、プラトン、デューイのプラグマティズム、
ニーチェ、フーコー、モーリス・ブランショ、ルソー、という名前が次々出てきて
知らない名前も色々あって、大学生に比べてなんて自分はものを知らないんだろう、
と思いました。高橋源一郎は一度週刊誌で読んだ文章が嫌いだったので、
一切読んでいなかったのですが、今回民主主義について深く勉強したということで
この本一冊で講義何回か受けたような気になりました。
お勧めです。置いている書店は少ないのですが、私が買った本屋を通り過ぎると
発刊前に重版決定!というカードが貼ってありました。
以上。
あと追伸ですが、ちょっとfacebook疲れしてきたのでしばらくお休みしようかと
思っています。
2015年9月24日木曜日
プロジェクト発信型英語 中学生編
この月曜日から授業が始まるというのに、
非常勤先の大学から契約書が届かない。
照会していただいた先生に非常勤室を案内していただき、
ロッカーにも名札とか確認済み。連休前に学事部にメールを
送って今日は連休明けなのに、まだ返信もない。
あれだけものものしく理事長はじめ学長、部長の面接が
あった割になんだかなあ。100人も非常勤講師がいるということなので、
事務的にも大変なんだろうけれど。
まあ、こちらは大学で初めて授業をするというので
単純に大張り切り。自宅塾の生徒にも大学で予定している
プロジェクト発信型英語およびスピーチをさせています。
中学生たちもその方がいいらしく、いつも入ってくるなり
私語のオンパレードでやめさせるのも嫌なんですが、
今日は一人目からタスクを与えて、本棚から
好きなキャラクターを選んでいいよ、という指示を与えると
みんな色々考えていました。
自分の発表するキャラクターを考えて、役割分担を理解して、
それに沿ってインタビューをして、もらった情報をもとに
自分の発表する内容を再構成して、役割にのっとって
英語で発表する。みんなそこはかとなく楽しそうで、うれしかった。
やっと、やっとこんなふうな発信型のレッスンをすることができました。
私語は全くなかったなあ、とびっくり。大学生でも中学生でも
同じなんだろうなあ、きっと。
彼女たちのおかげで、ちょっと初めて大学で授業をもつという
恐怖が和らぎました。きっと楽しい。はじめて英語で自分の言いたいことを
言える、とびっくりするだろう学生たちときっと楽しめる。
がんばろう。
非常勤先の大学から契約書が届かない。
照会していただいた先生に非常勤室を案内していただき、
ロッカーにも名札とか確認済み。連休前に学事部にメールを
送って今日は連休明けなのに、まだ返信もない。
あれだけものものしく理事長はじめ学長、部長の面接が
あった割になんだかなあ。100人も非常勤講師がいるということなので、
事務的にも大変なんだろうけれど。
まあ、こちらは大学で初めて授業をするというので
単純に大張り切り。自宅塾の生徒にも大学で予定している
プロジェクト発信型英語およびスピーチをさせています。
中学生たちもその方がいいらしく、いつも入ってくるなり
私語のオンパレードでやめさせるのも嫌なんですが、
今日は一人目からタスクを与えて、本棚から
好きなキャラクターを選んでいいよ、という指示を与えると
みんな色々考えていました。
自分の発表するキャラクターを考えて、役割分担を理解して、
それに沿ってインタビューをして、もらった情報をもとに
自分の発表する内容を再構成して、役割にのっとって
英語で発表する。みんなそこはかとなく楽しそうで、うれしかった。
やっと、やっとこんなふうな発信型のレッスンをすることができました。
私語は全くなかったなあ、とびっくり。大学生でも中学生でも
同じなんだろうなあ、きっと。
彼女たちのおかげで、ちょっと初めて大学で授業をもつという
恐怖が和らぎました。きっと楽しい。はじめて英語で自分の言いたいことを
言える、とびっくりするだろう学生たちときっと楽しめる。
がんばろう。
2015年9月22日火曜日
CA day 他
150wordsほどのアブストラクトを書くのになぜこんなに
時間がかかるのかというと、このところの安保法案騒ぎで
気もそぞろでなかったからです。学問をしても論文を書いても
現実の世の中にはなんの力にもならないのでないか、とちょっとやけになっていました。
やっとのことで仕上げて先生に送ると、こんなものは僕が査読者なら
落とします、と厳しいお言葉にやっと正気にかえり、しゃんとしました。
先生ありがとうございます。締め切り前に出せそうです。
スケジュールも調整し、一緒に行くDさんともお互いに確認したので
実現に近くなってきました。先月、久々でロンドンに一日だけ行ったので
ラフバラ大学も少し身近になり、CAdayの情報を見ている間に
twitterで情報を探したり、整理することも覚えました。
あと、教師の免許は何ももっていない自分ですが、後期から
大学の授業を一コマだけ持つことになり、張り切っています。
教室は、インターネットも繋がりPPTで授業ができるので、これまで
自宅の小さい部屋でやっていたレッスンの限界から解き放たれて
色んなことができそうです。やりたいのはTAで教わった師匠の
プロジェクト発信型英語。
さて、師匠のような授業ができ、こんな自分でも学生たちの
役に立つのでしょうか。がんばってみます。
時間がかかるのかというと、このところの安保法案騒ぎで
気もそぞろでなかったからです。学問をしても論文を書いても
現実の世の中にはなんの力にもならないのでないか、とちょっとやけになっていました。
やっとのことで仕上げて先生に送ると、こんなものは僕が査読者なら
落とします、と厳しいお言葉にやっと正気にかえり、しゃんとしました。
先生ありがとうございます。締め切り前に出せそうです。
スケジュールも調整し、一緒に行くDさんともお互いに確認したので
実現に近くなってきました。先月、久々でロンドンに一日だけ行ったので
ラフバラ大学も少し身近になり、CAdayの情報を見ている間に
twitterで情報を探したり、整理することも覚えました。
あと、教師の免許は何ももっていない自分ですが、後期から
大学の授業を一コマだけ持つことになり、張り切っています。
教室は、インターネットも繋がりPPTで授業ができるので、これまで
自宅の小さい部屋でやっていたレッスンの限界から解き放たれて
色んなことができそうです。やりたいのはTAで教わった師匠の
プロジェクト発信型英語。
さて、師匠のような授業ができ、こんな自分でも学生たちの
役に立つのでしょうか。がんばってみます。
2015年9月15日火曜日
応用会話分析研究会と。。。
久しぶりに、「会話分析による応用言語学研究会」あらため
「応用会話分析研究会」に参加させていただきました。
自分としては、なかなか考えて意見を言ったつもりでしたが、
先生の分析をお聞きしてまだまだだなあ、とまた浅さに反省。
今日はあと、認知言語学の有名な学者が来られるというので
勉強にと思って会議室に座っていたら、向こう側から京都教育大
の二枝先生がニコニコ笑っておられてびっくり。
休憩時間に先生のおそばでじっくり経緯をお聞きしたら、
まさに九死に一生を得た、ということだったそうなので、
神様は救いたい人をちゃんと救うんだなあ、とつくづく
感慨深く思いました。
「応用会話分析研究会」に参加させていただきました。
自分としては、なかなか考えて意見を言ったつもりでしたが、
先生の分析をお聞きしてまだまだだなあ、とまた浅さに反省。
今日はあと、認知言語学の有名な学者が来られるというので
勉強にと思って会議室に座っていたら、向こう側から京都教育大
の二枝先生がニコニコ笑っておられてびっくり。
休憩時間に先生のおそばでじっくり経緯をお聞きしたら、
まさに九死に一生を得た、ということだったそうなので、
神様は救いたい人をちゃんと救うんだなあ、とつくづく
感慨深く思いました。
2015年9月9日水曜日
CA day ラフバラ大学
8月22日の全国英語教育学会の発表も総括していないのに、
次の発表の話ですみません。
学会のあと、私事でデンマーク、フランス、イギリスを結果として
回ることになって、その後、この週末社会言語科学会でたまたま
古巣の京都教育大にお邪魔し色々刺激を受けて、無理かな、と
思っていた表題の学会にチャレンジしてみることにしました。
テンプル大学で発表させていただいたので、英語での発表の
経験はかろうじてあるものの、今回はイギリスの会話分析のメッカに
外国語である英語で乗り込むことになり、無謀過ぎて自分でもあきれます。
ヨーロッパを久しぶりに体感したのでそういう気になったのかも
しれません。身体感覚って大事ですね。
博論の中間発表も同じ時期なので、二つの発表を抱えることになりますが、
先生方の精力的な活躍ぶりを拝見しているとこれぐらいこなさないと
ちゃんとした研究者には程遠い、ということがよくわかります。
ここで、次はこれ、次はこれ、と宣言させていただくことが自分には
すごく励みになります。読んでくださっている方々のおかげです。
どちらも第二言語教育における相互行為能力をテーマにしようと思っています。
ラフバラ大学のは自閉症の学習者、博論のはまだ決めていません。
先日、教師教育にも関わりたい、という話を高校教師をしている友人にしましたら
賛成してくれたので、大いに勇気づけられました。
次の発表の話ですみません。
学会のあと、私事でデンマーク、フランス、イギリスを結果として
回ることになって、その後、この週末社会言語科学会でたまたま
古巣の京都教育大にお邪魔し色々刺激を受けて、無理かな、と
思っていた表題の学会にチャレンジしてみることにしました。
テンプル大学で発表させていただいたので、英語での発表の
経験はかろうじてあるものの、今回はイギリスの会話分析のメッカに
外国語である英語で乗り込むことになり、無謀過ぎて自分でもあきれます。
ヨーロッパを久しぶりに体感したのでそういう気になったのかも
しれません。身体感覚って大事ですね。
博論の中間発表も同じ時期なので、二つの発表を抱えることになりますが、
先生方の精力的な活躍ぶりを拝見しているとこれぐらいこなさないと
ちゃんとした研究者には程遠い、ということがよくわかります。
ここで、次はこれ、次はこれ、と宣言させていただくことが自分には
すごく励みになります。読んでくださっている方々のおかげです。
どちらも第二言語教育における相互行為能力をテーマにしようと思っています。
ラフバラ大学のは自閉症の学習者、博論のはまだ決めていません。
先日、教師教育にも関わりたい、という話を高校教師をしている友人にしましたら
賛成してくれたので、大いに勇気づけられました。
2015年9月8日火曜日
インドからの留学生の意見
本当にひさしぶりに、彼に会いました。
高校生の時、15歳の時に関西で一年間高校生活を
過ごし、将来はインドでフリーランスの日本語通訳を
目指している彼です。
今年名古屋大学に一年の予定で留学し、来月インドに
帰ってしまうので今日会ってじっくり色々話しました。
梅田でランチをした後、時間があるなら阪大に行くけど
どうする?といったら、ぼく大阪大学は行ったことが
ないので、行ってみたい、というので一緒に行き、
院生室や図書館、博物館に行きました。
中でも彼が気に入ったのは、石橋商店街。
かつては日本のどこにでもあるようななつかしい
庶民的な商店街です。こんなのは好きですよ、と
言いながらばちばち写真を撮っていました。
私が焼き鳥やや八百屋で買い物をするのを興味深く
聞いていて、ぼくもネギま一本下さい、といったり、
八百屋のおばあさんとの話に自然に入ってきたり
していました。ああ、こういうのが好きなんだなあ、と
いうのがわかりました。
ホストファミリーは西宮の山の上の凄く大きなお家の
方々なので、彼にはこういう大衆的なのが面白いようです。
自炊しているので、名古屋大の近くにもこういう八百屋が
あれば、料理の仕方も聞けるのになあ、と言ってました。
安保法案をどう思いますか、と聞かれたのでびっくり。
私は反対です、というとなぜですか、と聞かれて
説明したのですが、あまり説得力がなかったかなあ、
と反省しました。インドは東インドの国境を中国が
侵してきているそうで、あんな大きな国なのになぜ領土を
広げようとするんだろう、と言ってました。
あと、私が元イギリスの会社に勤めていたので、
イギリスの話になりましたが、インドにどれだけひどいことを
したか歴史の勉強で知ったので、イギリスは嫌い、
と言っていました。もっと深くはなしたかったのですが、
時間切れ。また会うときのために勉強しよう。
高校生の時、15歳の時に関西で一年間高校生活を
過ごし、将来はインドでフリーランスの日本語通訳を
目指している彼です。
今年名古屋大学に一年の予定で留学し、来月インドに
帰ってしまうので今日会ってじっくり色々話しました。
梅田でランチをした後、時間があるなら阪大に行くけど
どうする?といったら、ぼく大阪大学は行ったことが
ないので、行ってみたい、というので一緒に行き、
院生室や図書館、博物館に行きました。
中でも彼が気に入ったのは、石橋商店街。
かつては日本のどこにでもあるようななつかしい
庶民的な商店街です。こんなのは好きですよ、と
言いながらばちばち写真を撮っていました。
私が焼き鳥やや八百屋で買い物をするのを興味深く
聞いていて、ぼくもネギま一本下さい、といったり、
八百屋のおばあさんとの話に自然に入ってきたり
していました。ああ、こういうのが好きなんだなあ、と
いうのがわかりました。
ホストファミリーは西宮の山の上の凄く大きなお家の
方々なので、彼にはこういう大衆的なのが面白いようです。
自炊しているので、名古屋大の近くにもこういう八百屋が
あれば、料理の仕方も聞けるのになあ、と言ってました。
安保法案をどう思いますか、と聞かれたのでびっくり。
私は反対です、というとなぜですか、と聞かれて
説明したのですが、あまり説得力がなかったかなあ、
と反省しました。インドは東インドの国境を中国が
侵してきているそうで、あんな大きな国なのになぜ領土を
広げようとするんだろう、と言ってました。
あと、私が元イギリスの会社に勤めていたので、
イギリスの話になりましたが、インドにどれだけひどいことを
したか歴史の勉強で知ったので、イギリスは嫌い、
と言っていました。もっと深くはなしたかったのですが、
時間切れ。また会うときのために勉強しよう。
2015年8月15日土曜日
developing interactional competence
表題の本をやっと読み終えました。
Nguyen, H.T. (2012). Developing interactional competence: A conversation-analytic study of patient consultations in pharmacy. Basingstoke:Palgrave
200ページあまりなので、これくらいすすっと読めないといけないのですが、
このところ気が散ってなかなか集中できない。
内容は、薬局のインターン二人と薬を受け取りに訪れる患者の
コンサルテーションのやりとりが、どのように変化するのかを
大きく4つの構成概念に分けて会話分析の手法を用いて分析したものです。
その構成概念は、sequentail organization, topics and topic management,
formulation of objects and processes, participation frameworks。
第一部は、薬局でのコンサルテーションというジャンルの特徴を
まず概観し、そのあと例をあげながらそれぞれの構成概念について
各章で詳細に論じています。第二部では、二人のインターンのやりとりに
見られる変化を、第一部での構成概念に大体沿って章を分けて、
インターンシップが始まってからたとえば2週目と、4週目、6週目、8週目の
データを、比較して論じています。
考察と結論のところでは、実際のやりとりは、教科書を超えて
その場でインターンが構築していくものであるということと、会話分析は
「今、ここ」での文脈でなされる行為をみるのが原則であるけれども、
このように通時的にみていくという試みによってこの分野の地平を
広げることができた、というようなことが書かれていました。
読んで思ったのは、これぐらい制度的会話の中でも限定された
状況にせばめてやっと、interactional competenceの研究は
可能になる。英語教育の場では、学習者が会話をする状況が
広すぎるし、教師が教室で使うという状況に限定したとしても
それでもまだ色々な場面が想定されるし、改めてむずかしいなあ、
とつくづく感じ入りました。
しかも、このインターンたちはあらかじめやりとりのトレーニング
を教科書を使って教育されていることが前提になっている。
英語教育はその前提すらもない。前途多難です。
Nguyen, H.T. (2012). Developing interactional competence: A conversation-analytic study of patient consultations in pharmacy. Basingstoke:Palgrave
200ページあまりなので、これくらいすすっと読めないといけないのですが、
このところ気が散ってなかなか集中できない。
内容は、薬局のインターン二人と薬を受け取りに訪れる患者の
コンサルテーションのやりとりが、どのように変化するのかを
大きく4つの構成概念に分けて会話分析の手法を用いて分析したものです。
その構成概念は、sequentail organization, topics and topic management,
formulation of objects and processes, participation frameworks。
第一部は、薬局でのコンサルテーションというジャンルの特徴を
まず概観し、そのあと例をあげながらそれぞれの構成概念について
各章で詳細に論じています。第二部では、二人のインターンのやりとりに
見られる変化を、第一部での構成概念に大体沿って章を分けて、
インターンシップが始まってからたとえば2週目と、4週目、6週目、8週目の
データを、比較して論じています。
考察と結論のところでは、実際のやりとりは、教科書を超えて
その場でインターンが構築していくものであるということと、会話分析は
「今、ここ」での文脈でなされる行為をみるのが原則であるけれども、
このように通時的にみていくという試みによってこの分野の地平を
広げることができた、というようなことが書かれていました。
読んで思ったのは、これぐらい制度的会話の中でも限定された
状況にせばめてやっと、interactional competenceの研究は
可能になる。英語教育の場では、学習者が会話をする状況が
広すぎるし、教師が教室で使うという状況に限定したとしても
それでもまだ色々な場面が想定されるし、改めてむずかしいなあ、
とつくづく感じ入りました。
しかも、このインターンたちはあらかじめやりとりのトレーニング
を教科書を使って教育されていることが前提になっている。
英語教育はその前提すらもない。前途多難です。
2015年8月8日土曜日
おめでとう、他
チューターをしている中国人研究生から、
大学院に合格しました、ありがとうございます、というメール。
おめでとう!!!
嬉しいのですが、これはほぼ99パーセント本人の力。
相当頑張っていたので、よかったよかった。この人が面白いのは、
政治的なことは嫌い、日本が好きなのは、嵐とかエグザイルとか
アイドルが好き、でもそれが高じて日本と中国の報道メディアの
比較を研究対象にしたい、と思ってここまできたこと。
アイドルの力はすごいです。
きっといい研究をしてくれると思います。楽しみ!
他というのは、
友人から今朝メールでSealdsの神戸の集会に行くつもりなんですが、
よかったら行きませんか、と誘われて、はじめて行ってきました。
たまたま、大阪駅で遭遇して生で見ているし、動画でも見れるので、
忙しさもあって逡巡していたところを友人に背中を押された感じです。
でも、やはり行ってよかったです。学生たちはあくまで穏やか。
駅の点字ブロックは踏まないでくださ~い、できるだけ横に
広がって通路をふさがないでくださ~いと何度も呼びかけて、
熱く静かな街宣でした。関西の名のしれた大学の学生たち、
東京からこられた大学の先生、関西の大学の先生たちのスピーチも
あくまで感情的にならず、論理的で説得力のあるもので感心しました。
途中、君が代が遠くから聞こえて、友人が右翼がきてるんじゃない、と
ささやいていると、案の定、黒い右翼の小街宣車がやってきて
こちらのスピーチをかき消すように怒号を鳴り響かせていました。
聴衆から、帰れ、帰れという声が出かけていましたが、
学生たちは、完全無視します。と言って反応せず、それから4回くらい
右翼が共産党の集まりやろ!!と巻き舌でドスを聴かせた汚い関西弁で
メガホンで脅しにかかってきましたが、(関西弁をそんなふうに
つかってほしくない、イメージ悪くなるやん、哀しい)
学生たちがスピーカーの話に集中してくださいね、と言うので
皆、反応しませんでしたら、よくパチンコ店でかけているような軍歌(?)
(たーたらったたたたたたーたたたた~というやつ)を
鳴り響かせて四回目にはさびしそうに去って行きました。ちょっと
可愛かったです。
感動する場面はいくつもありましたが、最後に学生が
今日は集まってくださってありがとうございます、とは
言いません、ここまで来たら皆さん一人ひとりの力なんです。
よく安保法案を読んで勉強してください、その上で皆さん
一人一人が考えてこれからこ自分がどう生きたいか、
どういう社会を作っていきたいかそれを考えてください、
皆さん、今日はお疲れ様でした、と言っていました。
それが今日一番感動したことでした。
2015年8月5日水曜日
ヴィゴツキー学研究大会 他
がんばって、全国英語教育大会の発表準備をしていますが、
おおまかなアウトラインからなかなか進みません。
先日、8月2日に表題のいつもの研究大会に後半だけ出席が
かないました。神谷先生、土井先生、西本先生、みなさんご健在で
いつもと変わらず難解な議論の中に浸らせていただいて、
幸せでした。今の師匠も、活発に意見を言われつつがんばって
ご自分の著書のことも説明されていて、ちょっとほほえましい。
京教大の院生、と西口ゼミの韓国からの留学生、テンプル大学から
二人ほど院生が来ていて、盛況でした。
伊藤美和子先生にお会いできるかと期待していたのですが、
発表も参加もキャンセルでとてもとても残念。
終刊記念、とタイトルにあったので心配していましたが、神谷先生が
「今日が終刊のはじまり」とおっしゃっていたので、ああ、
まだまだ続くんだ、と一安心したのでした。
さてさて、発表準備です。
評価・assessmentの授業で、interactional competenceにはへたに
手を出さないようにした方がいい、と言われていたのですが、
そこにはまりつつあります。interactional competenceというと、
最近出た本がアマゾンで人気になっていて、わ~、なんで
見逃していたんだろう、と焦りました。
これです。
http://www.amazon.co.jp/Developing-Interactional-Competence-Japanese-Acquisition-ebook/dp/B010PWHY1A/ref=sr_1_1?s=english-books&ie=UTF8&qid=1438780929&sr=1-1
が、著者の論文を検索してざっと見てみると、interactional competence
はこの人の場合, pragmatic competence なんです。
communicative competence, pragmatic competence, interactional competence
いずれも似たような感じがしますが、よくよく勉強すると
持って非なるもの。むずかしい。私の場合は、方法論はあくまでも
会話分析でいくつもり、世界観、言語観、第二言語習得研究の原理は
師匠の対話原理、を中心に、自分の好きな哲学的な思想を自分なりに
解釈してまとめて基盤にしたいと思っています。
ただ、この対極をつなぐものがまだ見つかりません。強いて言えば、
discursive psychologyかと思い始めています。イギリスのラフバラ大学
はそのメッカなのです。
それで、これにからめて、イギリスのラフバラ大学のCAdayで今年の冬、
研究発表をしたいと思って周りの方々に相談中です。
9月締め切りなので、がんばらないと。
あと、仲良くしているD1さんから、オーストラリアのモナシュ大学で
2月にこういう学会があるので、一緒にいきませんか、と誘って
くれているのでそれもチャレンジすることに。
いやいや、どんどん自分で自分の首を絞めている、っていう感じですね。
おおまかなアウトラインからなかなか進みません。
先日、8月2日に表題のいつもの研究大会に後半だけ出席が
かないました。神谷先生、土井先生、西本先生、みなさんご健在で
いつもと変わらず難解な議論の中に浸らせていただいて、
幸せでした。今の師匠も、活発に意見を言われつつがんばって
ご自分の著書のことも説明されていて、ちょっとほほえましい。
京教大の院生、と西口ゼミの韓国からの留学生、テンプル大学から
二人ほど院生が来ていて、盛況でした。
伊藤美和子先生にお会いできるかと期待していたのですが、
発表も参加もキャンセルでとてもとても残念。
終刊記念、とタイトルにあったので心配していましたが、神谷先生が
「今日が終刊のはじまり」とおっしゃっていたので、ああ、
まだまだ続くんだ、と一安心したのでした。
さてさて、発表準備です。
評価・assessmentの授業で、interactional competenceにはへたに
手を出さないようにした方がいい、と言われていたのですが、
そこにはまりつつあります。interactional competenceというと、
最近出た本がアマゾンで人気になっていて、わ~、なんで
見逃していたんだろう、と焦りました。
これです。
http://www.amazon.co.jp/Developing-Interactional-Competence-Japanese-Acquisition-ebook/dp/B010PWHY1A/ref=sr_1_1?s=english-books&ie=UTF8&qid=1438780929&sr=1-1
が、著者の論文を検索してざっと見てみると、interactional competence
はこの人の場合, pragmatic competence なんです。
communicative competence, pragmatic competence, interactional competence
いずれも似たような感じがしますが、よくよく勉強すると
持って非なるもの。むずかしい。私の場合は、方法論はあくまでも
会話分析でいくつもり、世界観、言語観、第二言語習得研究の原理は
師匠の対話原理、を中心に、自分の好きな哲学的な思想を自分なりに
解釈してまとめて基盤にしたいと思っています。
ただ、この対極をつなぐものがまだ見つかりません。強いて言えば、
discursive psychologyかと思い始めています。イギリスのラフバラ大学
はそのメッカなのです。
それで、これにからめて、イギリスのラフバラ大学のCAdayで今年の冬、
研究発表をしたいと思って周りの方々に相談中です。
9月締め切りなので、がんばらないと。
あと、仲良くしているD1さんから、オーストラリアのモナシュ大学で
2月にこういう学会があるので、一緒にいきませんか、と誘って
くれているのでそれもチャレンジすることに。
いやいや、どんどん自分で自分の首を絞めている、っていう感じですね。
2015年7月31日金曜日
博士論文資格審査発表会
表題の会が昨日今日とあり、昨日はまったく参加できなかったので、
今日は朝から全部拝聴してきました。
修士の中間発表会が終わったばかりなので、比べるのもおかしいのですが、
違いは、博論はできている人とできていない人の差が、修論に比べ
大きいということ。質疑応答の密度が違う、ということ。
朝から一時間ずつ6本でした。
題目は
A Cognitive Approach to Degree Expansion
ブリュッセルにおけるオランダ語文化振興に関する研究
日本語を母語とする幼児の複文構造の習得に関する研究
モダリティ表現にまつわる真実性の語用論―DEVOIR, POURVOIR, SIの意味効果をめぐって
ハワイにおける日系人の合いディンティティ形成―教育観と成功要因
ろう教育を取り巻く「ことば」の諸問題に関する社会言語学的考察―手話・日本語の読み書き・英語リスニング
それぞれ専門分野のことはよくわからないのですが、それでも
この博論は通るだろうなあ、これは通らないだろうなあ、というのがわかります。
2本は無理だろうと思いました。
いやいや、怖い。。。。。。。だって、12月にもう一回審査会があるそうです。
昨日今日あわせて、12本、冬も同じくらいだとすれば12本、合わせて24本
審査にかけられると思うのですが、昨年の修了式では博士論文を
認められた人は5人しかいなかったのです。ということは今日いいなあ、と
思った4人のうち3人か2人しか通らない、ということです。
もう無理。。。。。。
今日は朝から全部拝聴してきました。
修士の中間発表会が終わったばかりなので、比べるのもおかしいのですが、
違いは、博論はできている人とできていない人の差が、修論に比べ
大きいということ。質疑応答の密度が違う、ということ。
朝から一時間ずつ6本でした。
題目は
A Cognitive Approach to Degree Expansion
ブリュッセルにおけるオランダ語文化振興に関する研究
日本語を母語とする幼児の複文構造の習得に関する研究
モダリティ表現にまつわる真実性の語用論―DEVOIR, POURVOIR, SIの意味効果をめぐって
ハワイにおける日系人の合いディンティティ形成―教育観と成功要因
ろう教育を取り巻く「ことば」の諸問題に関する社会言語学的考察―手話・日本語の読み書き・英語リスニング
それぞれ専門分野のことはよくわからないのですが、それでも
この博論は通るだろうなあ、これは通らないだろうなあ、というのがわかります。
2本は無理だろうと思いました。
いやいや、怖い。。。。。。。だって、12月にもう一回審査会があるそうです。
昨日今日あわせて、12本、冬も同じくらいだとすれば12本、合わせて24本
審査にかけられると思うのですが、昨年の修了式では博士論文を
認められた人は5人しかいなかったのです。ということは今日いいなあ、と
思った4人のうち3人か2人しか通らない、ということです。
もう無理。。。。。。
2015年7月28日火曜日
ジャレド・ダイアモンド著 『銃・病原菌・鉄』 上・下 草思社
ひさしぶりに平日の一日まるまる大学に行かない日ができたので、
すすまない論文の探索や、データの分析を中断して、
ずっと読みたかった表題の本を読んでいます。
訳者あとがきより抜粋
「 なぜ世界は、富と権力がかくも不均衡な状態にあるのだろうか。人類は
なぜ、それぞれの大陸においてこれほどまでに異なる歴史を
たどってきたのだろうか。これはさまざまな人間社会を比較することで
浮かび上がってくる疑問であり、歴史学者や地理学者が大きな関心を
寄せてきたテーマであるが、いまだに謎のままである。
本書は、この謎を過去一万3000年の人類史という壮大な時間枠の
中で解読しようとするものである。」
ひさしぶりにわくわくしながら手にとってみました。
言語も含めて、人間のあらゆる営みを、狩猟、石器、農耕や家畜などの
食糧生産、移動、殺し合い、地理的条件、気象的条件、疫病、海上交通、
鉄、社会形態、集団の形成などの観点から語ってくれているスケールの大きい本です。
一日では上巻下巻両方は精読できず、ざっと関心のあるところだけ拾い読み。
それでも、ちょっと視野が広くなります。学問分野にかかわらず、
こういうことはおさえておいた方がいいのかなあ、と思います。
また、子どもは往々にして、世界について大人の答えられない
根源的な質問をするのでその予習にもよさそう。
すすまない論文の探索や、データの分析を中断して、
ずっと読みたかった表題の本を読んでいます。
訳者あとがきより抜粋
「 なぜ世界は、富と権力がかくも不均衡な状態にあるのだろうか。人類は
なぜ、それぞれの大陸においてこれほどまでに異なる歴史を
たどってきたのだろうか。これはさまざまな人間社会を比較することで
浮かび上がってくる疑問であり、歴史学者や地理学者が大きな関心を
寄せてきたテーマであるが、いまだに謎のままである。
本書は、この謎を過去一万3000年の人類史という壮大な時間枠の
中で解読しようとするものである。」
ひさしぶりにわくわくしながら手にとってみました。
言語も含めて、人間のあらゆる営みを、狩猟、石器、農耕や家畜などの
食糧生産、移動、殺し合い、地理的条件、気象的条件、疫病、海上交通、
鉄、社会形態、集団の形成などの観点から語ってくれているスケールの大きい本です。
一日では上巻下巻両方は精読できず、ざっと関心のあるところだけ拾い読み。
それでも、ちょっと視野が広くなります。学問分野にかかわらず、
こういうことはおさえておいた方がいいのかなあ、と思います。
また、子どもは往々にして、世界について大人の答えられない
根源的な質問をするのでその予習にもよさそう。
2015年7月26日日曜日
会話分析研究会
やっと久しぶりに参加させていただきました。お忙しい中、
研究会を開いていただくことに感謝です。
今回は愛媛大学の教育心理学専門の先生のデータ。
指導されている教師志望の学部生をアメリカに引率したときの
もので、小学校、中学校、孤児院、大学で英語で
同じプレゼンをしたビデオデータをトランスクリプトを見ながら
ディスカッションするというものでした。データを提供された先生の
関心は、発表者が聴衆を参加させるようなプレゼンテーション中の
行為の熟達課程にあるそうです。
集中してデータを見て、トランスクリプトを読んでいると色々なことが
わかり、すごく面白かったです。
データセッションのあと、先生と少しだけ名刺交換をしてお話ししていると
興味関心や問題意識が近いところにあり、とても励みになりました。
英語教育はご専門ではないそうですが、海外研修に学生を
連れて行くと学びが大きく促進するので、細かくみる必要がある、
と思われたそうです。ただ、英語教師を目指している学生でも、
採用試験に英語の面接があるために、海外研修に応募してくるだけで、
採用試験が終わると、海外に目を向けるとか、英語でなにかしようとか
世界が広がることはない、と言われていました。
なんだかなあ。
また、うちの研究科でも質的研究が広まっては来ているものの、グラウンデッド
セオリーが多いんですよね、と言うと、グラウンデッドセオリーもやっぱり
量的研究ですよね、と言われていて、そうですね、切片化して文脈から
切り離す、という点では。と同意して、同じことを考えていた人が
いるんだと、すっきりしました。
研究会を開いていただくことに感謝です。
今回は愛媛大学の教育心理学専門の先生のデータ。
指導されている教師志望の学部生をアメリカに引率したときの
もので、小学校、中学校、孤児院、大学で英語で
同じプレゼンをしたビデオデータをトランスクリプトを見ながら
ディスカッションするというものでした。データを提供された先生の
関心は、発表者が聴衆を参加させるようなプレゼンテーション中の
行為の熟達課程にあるそうです。
集中してデータを見て、トランスクリプトを読んでいると色々なことが
わかり、すごく面白かったです。
データセッションのあと、先生と少しだけ名刺交換をしてお話ししていると
興味関心や問題意識が近いところにあり、とても励みになりました。
英語教育はご専門ではないそうですが、海外研修に学生を
連れて行くと学びが大きく促進するので、細かくみる必要がある、
と思われたそうです。ただ、英語教師を目指している学生でも、
採用試験に英語の面接があるために、海外研修に応募してくるだけで、
採用試験が終わると、海外に目を向けるとか、英語でなにかしようとか
世界が広がることはない、と言われていました。
なんだかなあ。
また、うちの研究科でも質的研究が広まっては来ているものの、グラウンデッド
セオリーが多いんですよね、と言うと、グラウンデッドセオリーもやっぱり
量的研究ですよね、と言われていて、そうですね、切片化して文脈から
切り離す、という点では。と同意して、同じことを考えていた人が
いるんだと、すっきりしました。
2015年7月25日土曜日
中国からの留学生の意見
今日、チューターとして指導している中国からの研究生と
色々話しました。
彼女は、日本のジャニーズの嵐やエグザイルが大好きで
それが高じて日本のメディアと中国のメディアの災害報道の
あり方に疑問を感じ、それを修士論文のテーマとして
阪大の大学院に入学しようとしています。四川省の大地震の時に
アナウンサーが過剰な感情表現で泣いたりわめいたり
しつつ、被害者感情に配慮をしないことや、中国政府の
指示にしたがって、軍人が被災者を救助するときの大げさな
ストーリーを報道することに違和感を感じたりしている
ようです。
こういう研究テーマは中国人として危険じゃないのか、と
思ったのですが、彼女は阪大で修士を終えてから、中国の
大学で同じテーマで博士課程を続けられるのではないかと
思っているそうです。中国はだいぶ自由になってきている、t
と言っていました。
私は政治は嫌い、文化にしか興味がありません、という
チョウさん、中国の新聞社への就職をめざしている彼女です。
がんばれ!
色々話しました。
彼女は、日本のジャニーズの嵐やエグザイルが大好きで
それが高じて日本のメディアと中国のメディアの災害報道の
あり方に疑問を感じ、それを修士論文のテーマとして
阪大の大学院に入学しようとしています。四川省の大地震の時に
アナウンサーが過剰な感情表現で泣いたりわめいたり
しつつ、被害者感情に配慮をしないことや、中国政府の
指示にしたがって、軍人が被災者を救助するときの大げさな
ストーリーを報道することに違和感を感じたりしている
ようです。
こういう研究テーマは中国人として危険じゃないのか、と
思ったのですが、彼女は阪大で修士を終えてから、中国の
大学で同じテーマで博士課程を続けられるのではないかと
思っているそうです。中国はだいぶ自由になってきている、t
と言っていました。
私は政治は嫌い、文化にしか興味がありません、という
チョウさん、中国の新聞社への就職をめざしている彼女です。
がんばれ!
2015年7月24日金曜日
修論中間発表会の感想
4日間の長い修論中間発表会が今日終了しました。
昨年、自分が入学してから横目でみているM2君さんたちの
発表会なので全部見たかったのですが、自分も色々
あって半分くらいしか見れませんでした。最終の発表会は
是が非でも全員のを拝聴させていただきたい。違う分野も
おおくてものすごく勉強になりました。
いやいや、やっぱり皆優秀でびっくりです。昨年のM2より
出来がいいような印象があります。まあいえば同期なので、
ひいきめかもしれませんが。
学内の言語文化学会や、博士論文の中間発表や審査会よりも
レベルが高いかも。。。。修士課程(博士前期課程)は二年で
卒業なので、みんな全力投球するし、お互いに切磋琢磨し合って
いるのが、自分の立ち位置もあって去年よりも詳しく見えます。
あと、大学の先生の院生の育て方におおまかに二つあるなあ、
と思いました。一つ目は、ほぼ放置、芽が出てきたところをたたく、
たたいても伸びてきたものだけを認める。二つ目は、段階的に
課題や発表の機会を徐々に与えて少しずつたたいて伸ばす。
どちらがいいのかは、まあ相性でしょうか。ただ、一番目の
タイプは、院生のしたことを全否定することが多い感じが
するので、私はあまり好きではありません。全否定に
加えて、人格も否定するような言い方をするので、
せっかく色々言われてもショックで言われた方は何も
耳に入らない、ということを昨日今日で目の当たりに
しました。ご自分がそういうふうに育てられてきたので、
教育とはそういうものだ、と思っておられるのかもしれませんが、
それはあまりにも教育者としては幅が狭すぎると思います。
昨年、自分が入学してから横目でみているM2君さんたちの
発表会なので全部見たかったのですが、自分も色々
あって半分くらいしか見れませんでした。最終の発表会は
是が非でも全員のを拝聴させていただきたい。違う分野も
おおくてものすごく勉強になりました。
いやいや、やっぱり皆優秀でびっくりです。昨年のM2より
出来がいいような印象があります。まあいえば同期なので、
ひいきめかもしれませんが。
学内の言語文化学会や、博士論文の中間発表や審査会よりも
レベルが高いかも。。。。修士課程(博士前期課程)は二年で
卒業なので、みんな全力投球するし、お互いに切磋琢磨し合って
いるのが、自分の立ち位置もあって去年よりも詳しく見えます。
あと、大学の先生の院生の育て方におおまかに二つあるなあ、
と思いました。一つ目は、ほぼ放置、芽が出てきたところをたたく、
たたいても伸びてきたものだけを認める。二つ目は、段階的に
課題や発表の機会を徐々に与えて少しずつたたいて伸ばす。
どちらがいいのかは、まあ相性でしょうか。ただ、一番目の
タイプは、院生のしたことを全否定することが多い感じが
するので、私はあまり好きではありません。全否定に
加えて、人格も否定するような言い方をするので、
せっかく色々言われてもショックで言われた方は何も
耳に入らない、ということを昨日今日で目の当たりに
しました。ご自分がそういうふうに育てられてきたので、
教育とはそういうものだ、と思っておられるのかもしれませんが、
それはあまりにも教育者としては幅が狭すぎると思います。
2015年7月23日木曜日
プレゼンテーション授業
今日もTAをしている基礎工学部の英語リーディングの授業。
私はなかなかみんなできていると思ったのですが、指導の先生からは
厳しいコメントがありました。
先生の期待は、シラバスをちゃんと読んでいれば、これまでの
ミニプレゼンテーションを踏まえてまとめとしての最終プレゼンの
はずなのに、まったくこれまでとは違うトピックでプレゼンをした、
ということにお怒りでした。
でも私は、質的転換ということが起こったと思います。
この授業で、これまでの自分とは違う自分の可能性にきづいたり、
クラスメイトの技術や視点に啓発されたり、それはすごい
質的な飛躍であると思います。
それを評価の対象とされない先生は、優秀ではあるけれども、
年代がちがうのか私とは人生観や教育観がちがうのかなあ、と感じました。
でも、中学、高校、大学のクラブ活動のように年齢の近い先輩に
叱咤激励をされることで、もっと能力を発揮することも
できるかもしれませんね。
このクラスで来週は最後の授業なので、そのあたりを
ちゃんと彼達彼女たちに過不足なく伝えたいと思います。
今日、先生の厳しい言葉にへこんだ子もいると思うけど、素直に受け取って
頑張れ!
私はなかなかみんなできていると思ったのですが、指導の先生からは
厳しいコメントがありました。
先生の期待は、シラバスをちゃんと読んでいれば、これまでの
ミニプレゼンテーションを踏まえてまとめとしての最終プレゼンの
はずなのに、まったくこれまでとは違うトピックでプレゼンをした、
ということにお怒りでした。
でも私は、質的転換ということが起こったと思います。
この授業で、これまでの自分とは違う自分の可能性にきづいたり、
クラスメイトの技術や視点に啓発されたり、それはすごい
質的な飛躍であると思います。
それを評価の対象とされない先生は、優秀ではあるけれども、
年代がちがうのか私とは人生観や教育観がちがうのかなあ、と感じました。
でも、中学、高校、大学のクラブ活動のように年齢の近い先輩に
叱咤激励をされることで、もっと能力を発揮することも
できるかもしれませんね。
このクラスで来週は最後の授業なので、そのあたりを
ちゃんと彼達彼女たちに過不足なく伝えたいと思います。
今日、先生の厳しい言葉にへこんだ子もいると思うけど、素直に受け取って
頑張れ!
2015年7月20日月曜日
現実は自分で変えることができる
今日もTAをしている基礎工学部の英語リーディングの授業。
私はなかなかみんなできていると思ったのですが、指導の先生からは
厳しいコメントがありました。
先生の期待は、シラバスをちゃんと読んでいれば、これまでの
ミニプレゼンテーションを踏まえてまとめとしての最終プレゼンの
はずなのに、まったくこれまでとは違うトピックでプレゼンをした、
ということにお怒りでした。
でも私は、質的転換ということが起こったと思います。
この授業で、これまでの自分とは違う自分の可能性にきづいたり、
クラスメイトの技術や視点に啓発されたり、それはすごい
質的な飛躍であると思います。
それを評価の対象とされない先生は、優秀ではあるけれども、
年代がちがうのか私とは人生観や教育観がちがうのかなあ、と感じました。
でも、中学、高校、大学のクラブ活動のように年齢の近い先輩に
叱咤激励をされることで、もっと能力を発揮することも
できるかもしれませんね。
このクラスで来週は最後の授業なので、そのあたりを
ちゃんと彼達彼女たちに過不足なく伝えたいと思います。
今日、先生の厳しいへこんだ子もいると思うけど、素直に受け取って
頑張れ!
私はなかなかみんなできていると思ったのですが、指導の先生からは
厳しいコメントがありました。
先生の期待は、シラバスをちゃんと読んでいれば、これまでの
ミニプレゼンテーションを踏まえてまとめとしての最終プレゼンの
はずなのに、まったくこれまでとは違うトピックでプレゼンをした、
ということにお怒りでした。
でも私は、質的転換ということが起こったと思います。
この授業で、これまでの自分とは違う自分の可能性にきづいたり、
クラスメイトの技術や視点に啓発されたり、それはすごい
質的な飛躍であると思います。
それを評価の対象とされない先生は、優秀ではあるけれども、
年代がちがうのか私とは人生観や教育観がちがうのかなあ、と感じました。
でも、中学、高校、大学のクラブ活動のように年齢の近い先輩に
叱咤激励をされることで、もっと能力を発揮することも
できるかもしれませんね。
このクラスで来週は最後の授業なので、そのあたりを
ちゃんと彼達彼女たちに過不足なく伝えたいと思います。
今日、先生の厳しいへこんだ子もいると思うけど、素直に受け取って
頑張れ!
2015年7月19日日曜日
幼稚園 TED 他
こんな片隅のブログでも個人的に他でちょっと紹介したりすると、
読んでくださる方がいるようで、ありがとうございます。
最近は、一年以上前に書いた本の抜粋などにアクセスがあるようで、
自分の読んだ本に興味をもったり、何かの参考にしてくださっているのかなあ、
と思うと少し嬉しかったりします。
ちょっと他でも紹介したのですが、週末の高2のレッスンにTEDの日本人建築家の
斬新な幼稚園についてのプレゼンを使ってみました。
たいしたことはしていません。日本語の字幕付きで一回視聴し、内容を
把握したところで、二回目は英語のトランスクリプトにキーワードを思うものに
しるしをつけながら視聴する。キーワードと思ったものをあげさせて、
それをホワイトボードに書く。あがったキーワードについて同じ価値感を示して
いると感じたらディスカッションしながら、青か赤のアンダーラインを引く。
ディスカッション含めレッスンはいつも通り全部英語です。そうすると
二つの価値観が明確になるので、この建築家と園長先生の教育観、
それに対して従来の教育観、を確認。もし、英語でサマリーを書くことになったら、
そのキーワードをつなげて書くように、というと、あ、そうか、
そういうふうに書けばいいんや、と納得してくれました。
でもそれだけでは終わってはいけないので、批判的に考えて
この幼稚園のよくないところを考えてもらいました。二人ともひっかかるところが
いくつかあり、それも英語で表現できて、おそらく読んだことはあるけれど
発話したことのない概念的な単語も、思ったことを表現するために
口にしてくれて、それぞれに啓発的な充実したレッスンでした。
日本人のspoken Englishのトランスクリプトなので、前回よりもずっと頭に入り
わかりやすい、と二人とも言ってました。
こんなレッスンが10年前にできていたらもっと生徒たちのために
なったのになあ、と思いますが、テクノロジーの進化ってすごいですね。
先週はやっと中三のレッスンで、自分の携帯でとった好きな写真を
メールで送るよう頼んだのがそろったので、私の大学での授業の
写真とその紹介の簡単なプレゼンを読んで、それを参考にして
自分の写真を紹介する文を書かせてプレゼンさせてみました。
三人の中で英語が一番苦手だった子が最近ぐんぐん伸びてきていて、
今回もなかなかいい文章を書いていたので私も本人も嬉しかったです。
でも、一人一回は質問するように、と指示したところ、それはまだ三人とも
苦手なようで、ほんとうに聞きたいような質問もありましたが、ほんとうに
質問したいことなのかな、と思うこともあり。
自分が質問を色々してモデルを示してあげる必要があるなと思います。
あとは、全国大会の発表についてスライドを50枚くらい作って、
指導教官にアイデアを聞いてもらいましたが、発表時間が20分しかないので、
言語論とか問題意識、質的研究についての考察などの前半は大幅に削って、
もっと相互行為能力の理論と自分の分析に詳しく時間をかけるように、
ということなのでまたまたやり直し。
まだ一か月あるものの、予稿集とはあまりかけ離れるわけにはいかないし、
気を抜かずに行きましょう。
同じゼミの中国からのD2君が博論の章立てをつくってきたので、それに刺激を
うけてやっと重い腰をあげて、仮の章立てをつくってこれまでの研究カードを
整理中です。ああ、でもほんと、書ける気がしない。12月に中間発表なので、
たたかれようと何しようとある程度つくってみなくては、先に進まない。
全国が終わったら、イギリスでの学会発表を目指すことにしました。
これもハードルが高い、けれど主査、副査の先生にもお話して賛成して
いただいたのでがんばります。
読んでくださる方がいるようで、ありがとうございます。
最近は、一年以上前に書いた本の抜粋などにアクセスがあるようで、
自分の読んだ本に興味をもったり、何かの参考にしてくださっているのかなあ、
と思うと少し嬉しかったりします。
ちょっと他でも紹介したのですが、週末の高2のレッスンにTEDの日本人建築家の
斬新な幼稚園についてのプレゼンを使ってみました。
たいしたことはしていません。日本語の字幕付きで一回視聴し、内容を
把握したところで、二回目は英語のトランスクリプトにキーワードを思うものに
しるしをつけながら視聴する。キーワードと思ったものをあげさせて、
それをホワイトボードに書く。あがったキーワードについて同じ価値感を示して
いると感じたらディスカッションしながら、青か赤のアンダーラインを引く。
ディスカッション含めレッスンはいつも通り全部英語です。そうすると
二つの価値観が明確になるので、この建築家と園長先生の教育観、
それに対して従来の教育観、を確認。もし、英語でサマリーを書くことになったら、
そのキーワードをつなげて書くように、というと、あ、そうか、
そういうふうに書けばいいんや、と納得してくれました。
でもそれだけでは終わってはいけないので、批判的に考えて
この幼稚園のよくないところを考えてもらいました。二人ともひっかかるところが
いくつかあり、それも英語で表現できて、おそらく読んだことはあるけれど
発話したことのない概念的な単語も、思ったことを表現するために
口にしてくれて、それぞれに啓発的な充実したレッスンでした。
日本人のspoken Englishのトランスクリプトなので、前回よりもずっと頭に入り
わかりやすい、と二人とも言ってました。
こんなレッスンが10年前にできていたらもっと生徒たちのために
なったのになあ、と思いますが、テクノロジーの進化ってすごいですね。
先週はやっと中三のレッスンで、自分の携帯でとった好きな写真を
メールで送るよう頼んだのがそろったので、私の大学での授業の
写真とその紹介の簡単なプレゼンを読んで、それを参考にして
自分の写真を紹介する文を書かせてプレゼンさせてみました。
三人の中で英語が一番苦手だった子が最近ぐんぐん伸びてきていて、
今回もなかなかいい文章を書いていたので私も本人も嬉しかったです。
でも、一人一回は質問するように、と指示したところ、それはまだ三人とも
苦手なようで、ほんとうに聞きたいような質問もありましたが、ほんとうに
質問したいことなのかな、と思うこともあり。
自分が質問を色々してモデルを示してあげる必要があるなと思います。
あとは、全国大会の発表についてスライドを50枚くらい作って、
指導教官にアイデアを聞いてもらいましたが、発表時間が20分しかないので、
言語論とか問題意識、質的研究についての考察などの前半は大幅に削って、
もっと相互行為能力の理論と自分の分析に詳しく時間をかけるように、
ということなのでまたまたやり直し。
まだ一か月あるものの、予稿集とはあまりかけ離れるわけにはいかないし、
気を抜かずに行きましょう。
同じゼミの中国からのD2君が博論の章立てをつくってきたので、それに刺激を
うけてやっと重い腰をあげて、仮の章立てをつくってこれまでの研究カードを
整理中です。ああ、でもほんと、書ける気がしない。12月に中間発表なので、
たたかれようと何しようとある程度つくってみなくては、先に進まない。
全国が終わったら、イギリスでの学会発表を目指すことにしました。
これもハードルが高い、けれど主査、副査の先生にもお話して賛成して
いただいたのでがんばります。
2015年7月18日土曜日
憲法についてちょっと勉強
色々とお騒がせしていますが、
安保法案について危機感があるにしても、ちゃんと勉強していないので、あまり
論理的なことは言えません。
安保法案について危機感があるにしても、ちゃんと勉強していないので、あまり
論理的なことは言えません。
とりあえず、専門家の話を聞いてみることにします。
小林節 慶応義塾大学名誉教授 2015年6月15日 日本記者クラブにて
You Tube より抜粋メモ です。
急いでメモったので、大雑把でまちがいもあるかもしれません、関心のある方はyou tubeの前から20分ほどをご覧ください。間違いを指摘してくださればありがたいです。
この方の後にもっと緻密な法学者の説明があるようですが、まだ聞けていません。
個人的には、尖閣諸島の問題をどう平和的に解決するべきか、といいう問題に
関心があります。
この方の後にもっと緻密な法学者の説明があるようですが、まだ聞けていません。
個人的には、尖閣諸島の問題をどう平和的に解決するべきか、といいう問題に
関心があります。
憲法は、今権力を扱っていないものの総体
今権力を扱っているものには制約がある
ふつうの人が権力を扱う以上、民法、刑法などの法規がいる→それのもとが憲法
自民党では、西おさむという人が世界の憲法を200くらい並べて、これは憲法ですか
憲法ではないとつきつけられたが、うんざりした
憲法九条の第一項 パリ不戦条約 侵略戦争は放棄したが、自衛権は放棄していない 自民党が好きなことばに自然権としての自衛権はある、という、しばしば言うが、
しかし、
憲法九条第二項によれば、軍隊は持てない、交戦権は行使できないと明記されている。
軍隊は戦争、すなわち大量破壊、大量殺人をするこれは当たり前、戦場で暴行や強姦をすると民法で裁かれる、しかし大量殺人をすることは容認されているという異常な世界。
憲法七六条第二項では軍法会議も禁止されている、自国のテリトリー内であれば、警察や海上保安庁が対処するが、その範疇を超えるときは自衛隊がくる。自衛隊はそもそも第二警察であるから、海外の外に派遣してドンパチするということはできない。交戦権もないし、軍法会議もないので、それをすると海賊となり、刑事処分を受ける。
当然の帰結として我が国は海外へ自衛隊は出せない。
海の外でたたかうとなれば同盟がある。これはやくざの組同士が助け合うようなもの。
他国防衛のためには行使できない。
国際法上、集団的自衛権があるのは否定しない。
しかし、集団的自衛権を行使するとすれば、それをやるのは自衛隊しかないが、自衛隊員は国家公務員であり、国家公務員はすべての日本国の法令を順守すると誓っている。だから憲法に従ってやるしかない。
これを自民党に説明しても、理解しない、理解しようとしないまさに「バカの壁」。
今回の安保法案は、法的にも経済的にも政治的にも愚策。
法的には、憲法九条に違反する海外派兵。
政治的には、日本は第三者にとどまるべきであるの、なぜアメリカの二軍にならなければいけないのか、そうするとイスラムの敵になる→テロが東京で起こることを真剣に考えた方がよい。
歴史的にみて中東はキリスト教文明とイスラム教文明の衝突で、お互いに何世代にもわたって家族が殺されたという恨みがある、石油の権利の奪われたという経済的な恨みもある。そういうことろには留め男が必要。まさに日本はそういう立場、結構気のいい人々、気前もいい、宗教も、自然を大切にという神道と修行をして人格を高めようという仏教がベースになっている。
尖閣諸島が危ない、と自民党は持ち出す。中国はまだ軍隊らしくない軍隊でやってくる、ブルーや白の船でやってくる。グレーがきたら本格的な軍になるが、まだ海上保安庁の船で対処している、手に負えなくなると自衛隊がくるが来るまでにタイムギャップが生まれるのが問題、これは法律の問題なので、法律を変えればいいのに、安倍さんは運用で直す、と言っている、それなら憲法で直す必要などない。
中国に打たれてからしか打ち返せない、というが、これは防衛大臣の訓令で決まっている。
これを変えればいい、憲法で直す必要などない。
話しがつながっていない。
経済的には、アメリカにつきあうと、第二の経済破綻国になるのは目に見えている。
アメリカの戦争につきあうと、日本国内がてうすになる。専守防衛に集中すれば日本は侵されない。南シナ海は中国とフィリピンの問題で、それにアメリカが手を出そうと出すまいとほっておけばいい。
アメリカには、莫大な価値がある基地をたくさん貸してあげいてる。日米安保条約があるから守ってくれて当たり前、いちいち確認しにいくからあれこれ条件をつけられる。
アメリカの戦争は、高額な花火大会になる、戦争で経済的に疲弊していて、一年に一度公務員の給料の支払いが遅れるような国になっている。
結論を一言でいうと、愚か、である。
この一年間自民党と議論してきたが、政治は明らかに劣化している。前回、閣議決定してから一年はあったが、丁寧に説明する、説明する、と言いながら、国民として丁寧に説明されたという実感はない。
自分はアメリカで勉強してきちんとディベートする世界に慣れているので、ディベートするふりをしてディベートしていない、という世界は一番不得意である。
気をつけないと怒りだしてしまう。すると、おまえ何興奮しているんだと言われてしまう。あれは本当に卑怯な手だと思う。
学者は現実を知らない、と言われるが、現実を知らないと議論できないこともあれば、現実を知らなくても議論できることもある。政治家は戦争の現実を知っているのか。後方支援と言うが、あれはあとから行って合体するもの、後ろからいって撃たれるから引くとなれば、何やってんだと私がアメリカなら後ろ向いて撃ちますよ。
30年以上自民党に呼ばれて、最近は呼ばれなくなったが、意見があっているときは、プロフェッサーというが意見がちがうと、小林、あんたね~、とすごむ。すげぇ、やくざだと思うことも色々あった。
あれは、おぼっちゃんの体質で苦労をしていない。
法案が通っても恐れることはない、できてしまったらはいしゅつすればよい。
We still have a workだと思う。
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