2015年7月18日土曜日

憲法についてちょっと勉強

色々とお騒がせしていますが、

安保法案について危機感があるにしても、ちゃんと勉強していないので、あまり
論理的なことは言えません。

 
とりあえず、専門家の話を聞いてみることにします。 
 
小林節 慶応義塾大学名誉教授 2015615日 日本記者クラブにて
You Tube より抜粋メモ です。

急いでメモったので、大雑把でまちがいもあるかもしれません、関心のある方はyou tubeの前から20分ほどをご覧ください。間違いを指摘してくださればありがたいです。
この方の後にもっと緻密な法学者の説明があるようですが、まだ聞けていません。

個人的には、尖閣諸島の問題をどう平和的に解決するべきか、といいう問題に
関心があります。
 
 
 
 
 
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憲法は、今権力を扱っていないものの総体
今権力を扱っているものには制約がある

ふつうの人が権力を扱う以上、民法、刑法などの法規がいる→それのもとが憲法

自民党では、西おさむという人が世界の憲法を200くらい並べて、これは憲法ですか
憲法ではないとつきつけられたが、うんざりした

憲法九条の第一項 パリ不戦条約 侵略戦争は放棄したが、自衛権は放棄していない 自民党が好きなことばに自然権としての自衛権はある、という、しばしば言うが、

しかし、

憲法九条第二項によれば、軍隊は持てない、交戦権は行使できないと明記されている。

軍隊は戦争、すなわち大量破壊、大量殺人をするこれは当たり前、戦場で暴行や強姦をすると民法で裁かれる、しかし大量殺人をすることは容認されているという異常な世界。

憲法七六条第二項では軍法会議も禁止されている、自国のテリトリー内であれば、警察や海上保安庁が対処するが、その範疇を超えるときは自衛隊がくる。自衛隊はそもそも第二警察であるから、海外の外に派遣してドンパチするということはできない。交戦権もないし、軍法会議もないので、それをすると海賊となり、刑事処分を受ける。

当然の帰結として我が国は海外へ自衛隊は出せない。

海の外でたたかうとなれば同盟がある。これはやくざの組同士が助け合うようなもの。

他国防衛のためには行使できない。

国際法上、集団的自衛権があるのは否定しない。

しかし、集団的自衛権を行使するとすれば、それをやるのは自衛隊しかないが、自衛隊員は国家公務員であり、国家公務員はすべての日本国の法令を順守すると誓っている。だから憲法に従ってやるしかない。

これを自民党に説明しても、理解しない、理解しようとしないまさに「バカの壁」。
今回の安保法案は、法的にも経済的にも政治的にも愚策。

法的には、憲法九条に違反する海外派兵。

政治的には、日本は第三者にとどまるべきであるの、なぜアメリカの二軍にならなければいけないのか、そうするとイスラムの敵になる→テロが東京で起こることを真剣に考えた方がよい。

歴史的にみて中東はキリスト教文明とイスラム教文明の衝突で、お互いに何世代にもわたって家族が殺されたという恨みがある、石油の権利の奪われたという経済的な恨みもある。そういうことろには留め男が必要。まさに日本はそういう立場、結構気のいい人々、気前もいい、宗教も、自然を大切にという神道と修行をして人格を高めようという仏教がベースになっている。

尖閣諸島が危ない、と自民党は持ち出す。中国はまだ軍隊らしくない軍隊でやってくる、ブルーや白の船でやってくる。グレーがきたら本格的な軍になるが、まだ海上保安庁の船で対処している、手に負えなくなると自衛隊がくるが来るまでにタイムギャップが生まれるのが問題、これは法律の問題なので、法律を変えればいいのに、安倍さんは運用で直す、と言っている、それなら憲法で直す必要などない。

中国に打たれてからしか打ち返せない、というが、これは防衛大臣の訓令で決まっている。
これを変えればいい、憲法で直す必要などない。

話しがつながっていない。

経済的には、アメリカにつきあうと、第二の経済破綻国になるのは目に見えている。
アメリカの戦争につきあうと、日本国内がてうすになる。専守防衛に集中すれば日本は侵されない。南シナ海は中国とフィリピンの問題で、それにアメリカが手を出そうと出すまいとほっておけばいい。

アメリカには、莫大な価値がある基地をたくさん貸してあげいてる。日米安保条約があるから守ってくれて当たり前、いちいち確認しにいくからあれこれ条件をつけられる。

アメリカの戦争は、高額な花火大会になる、戦争で経済的に疲弊していて、一年に一度公務員の給料の支払いが遅れるような国になっている。

結論を一言でいうと、愚か、である。


この一年間自民党と議論してきたが、政治は明らかに劣化している。前回、閣議決定してから一年はあったが、丁寧に説明する、説明する、と言いながら、国民として丁寧に説明されたという実感はない。

自分はアメリカで勉強してきちんとディベートする世界に慣れているので、ディベートするふりをしてディベートしていない、という世界は一番不得意である。

気をつけないと怒りだしてしまう。すると、おまえ何興奮しているんだと言われてしまう。あれは本当に卑怯な手だと思う。

学者は現実を知らない、と言われるが、現実を知らないと議論できないこともあれば、現実を知らなくても議論できることもある。政治家は戦争の現実を知っているのか。後方支援と言うが、あれはあとから行って合体するもの、後ろからいって撃たれるから引くとなれば、何やってんだと私がアメリカなら後ろ向いて撃ちますよ。

30年以上自民党に呼ばれて、最近は呼ばれなくなったが、意見があっているときは、プロフェッサーというが意見がちがうと、小林、あんたね~、とすごむ。すげぇ、やくざだと思うことも色々あった。

あれは、おぼっちゃんの体質で苦労をしていない。

法案が通っても恐れることはない、できてしまったらはいしゅつすればよい。

We still have a workだと思う。



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