2015年8月5日水曜日

ヴィゴツキー学研究大会 他

がんばって、全国英語教育大会の発表準備をしていますが、

おおまかなアウトラインからなかなか進みません。


先日、8月2日に表題のいつもの研究大会に後半だけ出席が

かないました。神谷先生、土井先生、西本先生、みなさんご健在で

いつもと変わらず難解な議論の中に浸らせていただいて、

幸せでした。今の師匠も、活発に意見を言われつつがんばって

ご自分の著書のことも説明されていて、ちょっとほほえましい。


京教大の院生、と西口ゼミの韓国からの留学生、テンプル大学から

二人ほど院生が来ていて、盛況でした。


伊藤美和子先生にお会いできるかと期待していたのですが、

発表も参加もキャンセルでとてもとても残念。


終刊記念、とタイトルにあったので心配していましたが、神谷先生が

「今日が終刊のはじまり」とおっしゃっていたので、ああ、

まだまだ続くんだ、と一安心したのでした。





さてさて、発表準備です。


評価・assessmentの授業で、interactional competenceにはへたに

手を出さないようにした方がいい、と言われていたのですが、

そこにはまりつつあります。interactional competenceというと、

最近出た本がアマゾンで人気になっていて、わ~、なんで

見逃していたんだろう、と焦りました。

これです。

http://www.amazon.co.jp/Developing-Interactional-Competence-Japanese-Acquisition-ebook/dp/B010PWHY1A/ref=sr_1_1?s=english-books&ie=UTF8&qid=1438780929&sr=1-1

が、著者の論文を検索してざっと見てみると、interactional competence

はこの人の場合, pragmatic competence なんです。

communicative competence, pragmatic competence, interactional competence

いずれも似たような感じがしますが、よくよく勉強すると

持って非なるもの。むずかしい。私の場合は、方法論はあくまでも

会話分析でいくつもり、世界観、言語観、第二言語習得研究の原理は

師匠の対話原理、を中心に、自分の好きな哲学的な思想を自分なりに

解釈してまとめて基盤にしたいと思っています。

ただ、この対極をつなぐものがまだ見つかりません。強いて言えば、

discursive psychologyかと思い始めています。イギリスのラフバラ大学

はそのメッカなのです。



それで、これにからめて、イギリスのラフバラ大学のCAdayで今年の冬、

研究発表をしたいと思って周りの方々に相談中です。

9月締め切りなので、がんばらないと。


あと、仲良くしているD1さんから、オーストラリアのモナシュ大学で

2月にこういう学会があるので、一緒にいきませんか、と誘って

くれているのでそれもチャレンジすることに。


いやいや、どんどん自分で自分の首を絞めている、っていう感じですね。




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