2015年7月26日日曜日

会話分析研究会

やっと久しぶりに参加させていただきました。お忙しい中、

研究会を開いていただくことに感謝です。



今回は愛媛大学の教育心理学専門の先生のデータ。

指導されている教師志望の学部生をアメリカに引率したときの

もので、小学校、中学校、孤児院、大学で英語で

同じプレゼンをしたビデオデータをトランスクリプトを見ながら

ディスカッションするというものでした。データを提供された先生の

関心は、発表者が聴衆を参加させるようなプレゼンテーション中の

行為の熟達課程にあるそうです。


集中してデータを見て、トランスクリプトを読んでいると色々なことが

わかり、すごく面白かったです。


データセッションのあと、先生と少しだけ名刺交換をしてお話ししていると

興味関心や問題意識が近いところにあり、とても励みになりました。


英語教育はご専門ではないそうですが、海外研修に学生を

連れて行くと学びが大きく促進するので、細かくみる必要がある、

と思われたそうです。ただ、英語教師を目指している学生でも、

採用試験に英語の面接があるために、海外研修に応募してくるだけで、

採用試験が終わると、海外に目を向けるとか、英語でなにかしようとか

世界が広がることはない、と言われていました。


なんだかなあ。


また、うちの研究科でも質的研究が広まっては来ているものの、グラウンデッド

セオリーが多いんですよね、と言うと、グラウンデッドセオリーもやっぱり

量的研究ですよね、と言われていて、そうですね、切片化して文脈から

切り離す、という点では。と同意して、同じことを考えていた人が

いるんだと、すっきりしました。



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