2015年12月9日水曜日

博士後期課程2年次生研究報告会 感謝 終了

中間発表会、とずっと勝手に云っていたのですが、正式には

表題の通り。


とにかくなんとか終了しました。ここを通過しないと、次に進めないので、

形式的には通過はしたのですが、内容は、となると10分の1も

済んだ気がしないです。他のD2で発表した人ともちらほら話しましたが、

話した限りではみな同じような気持ちらしい。



個人的には、よく知っている先生方が来てくださり、

論文のテーマや大事なところで考えの未熟なところを沢山質問や

ご指摘をいただいたので、ありがたい、というか、

貴重なお時間を使わせてしまって申し訳ない、というか、

終わってからあれこれまた考えることが山ほどできました。


能力、とは何なのか、発達、とは何なのか、研究は何のために

するのか、学問とは、教育とは。


後から、これが、つまり、相互行為能力が本当に

私のやりたいテーマではないのではないか、

もっと哲学的なことをしたいように見える、というご意見もいただいたり。




でもやっぱりこれが自分のやりたいことなので、

ただそれをもって学問に貢献するというより、教育の現場に貢献

するようなものでないと意味がない。


他のD2生ともずっと話しましたが、彼は中国の日本語教育の

カリキュラム改革を博論にしようとしている、とても意義のある研究

なのですが、先行研究があまりないためにそれでは研究と

みなされない、と言われていて悩んでいました。


どうも、教育実践といわゆる研究というのは相性がよくないらしい。

そういえば、教育大には博士課程はなかったし。


もう一度、基本に立ち返ってみよう、と思って、眼にとまった本を

開くと、見開きに、私に向けて恩師が書かれたことばがありました。

そうだ、この本は先生に頂いたのでした。

「もっと深く

  もっと高く

   もっと豊かに!」


『「人格発達」の理論―子どもの具体心理学』 
ヴィゴツキー著 土井捷三・神谷栄司監訳









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