遅まきながら、見てきました。
思ったのは、ちゃんと大人らしい大人たちがいて、先生として、
子どもとまっすぐに向き合っている、そんな当たり前の世界が
ちゃんとあるんだ、ということでした。
子どもとともに世界を作っている、どのように世界を見るのか、
どのように世界を作るのか、そういうことをやっている、ということでした。
教室に入らない子どもがいる、他の子どもが連れて行こうと手首を
ひっぱる、それを訴えたときに先生は、ひっぱったのは、
1.いじめようとしたのか、2.ともだちになろうとしたのか、どちらなのか、
選ぶように、訴えた子どもに迫ります。そこで、子どもは、考えて
2、の見方を選ぶ。
校長先生は子どもを叱ることを恐れない、甘やかすことはしない、
でもよく見ている、よく気持ちにそっている、実は深い深い内容を、
わかりやすいはっきりしたことばで子どもに伝えている。
それが子どもたちにも身体で伝わっている。徐々に子どもが
安心していき、ここが自分の居場所だということを身体で
確認している。
すごい、と思いました。
感動したとともに、自分が情けなくてこれまで子どもたちに
何をしてきたんだろう、と感じて、でもそれも当然。
いかにも大阪の場末という町にある映画館での上映です、
そこで紹介されたり上映されたりしているほかの映画も
骨太なものばかりで、勉強のあいまにどっぷりはまりそうです。
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