2015年7月7日火曜日

映画「みんなの学校」 @第七藝術劇場

遅まきながら、見てきました。


思ったのは、ちゃんと大人らしい大人たちがいて、先生として、

子どもとまっすぐに向き合っている、そんな当たり前の世界が

ちゃんとあるんだ、ということでした。


子どもとともに世界を作っている、どのように世界を見るのか、

どのように世界を作るのか、そういうことをやっている、ということでした。



教室に入らない子どもがいる、他の子どもが連れて行こうと手首を

ひっぱる、それを訴えたときに先生は、ひっぱったのは、

1.いじめようとしたのか、2.ともだちになろうとしたのか、どちらなのか、

選ぶように、訴えた子どもに迫ります。そこで、子どもは、考えて

2、の見方を選ぶ。


校長先生は子どもを叱ることを恐れない、甘やかすことはしない、

でもよく見ている、よく気持ちにそっている、実は深い深い内容を、

わかりやすいはっきりしたことばで子どもに伝えている。


それが子どもたちにも身体で伝わっている。徐々に子どもが

安心していき、ここが自分の居場所だということを身体で

確認している。


すごい、と思いました。


感動したとともに、自分が情けなくてこれまで子どもたちに

何をしてきたんだろう、と感じて、でもそれも当然。



いかにも大阪の場末という町にある映画館での上映です、

そこで紹介されたり上映されたりしているほかの映画も

骨太なものばかりで、勉強のあいまにどっぷりはまりそうです。











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