表題の会が昨日今日とあり、昨日はまったく参加できなかったので、
今日は朝から全部拝聴してきました。
修士の中間発表会が終わったばかりなので、比べるのもおかしいのですが、
違いは、博論はできている人とできていない人の差が、修論に比べ
大きいということ。質疑応答の密度が違う、ということ。
朝から一時間ずつ6本でした。
題目は
A Cognitive Approach to Degree Expansion
ブリュッセルにおけるオランダ語文化振興に関する研究
日本語を母語とする幼児の複文構造の習得に関する研究
モダリティ表現にまつわる真実性の語用論―DEVOIR, POURVOIR, SIの意味効果をめぐって
ハワイにおける日系人の合いディンティティ形成―教育観と成功要因
ろう教育を取り巻く「ことば」の諸問題に関する社会言語学的考察―手話・日本語の読み書き・英語リスニング
それぞれ専門分野のことはよくわからないのですが、それでも
この博論は通るだろうなあ、これは通らないだろうなあ、というのがわかります。
2本は無理だろうと思いました。
いやいや、怖い。。。。。。。だって、12月にもう一回審査会があるそうです。
昨日今日あわせて、12本、冬も同じくらいだとすれば12本、合わせて24本
審査にかけられると思うのですが、昨年の修了式では博士論文を
認められた人は5人しかいなかったのです。ということは今日いいなあ、と
思った4人のうち3人か2人しか通らない、ということです。
もう無理。。。。。。
2015年7月31日金曜日
2015年7月28日火曜日
ジャレド・ダイアモンド著 『銃・病原菌・鉄』 上・下 草思社
ひさしぶりに平日の一日まるまる大学に行かない日ができたので、
すすまない論文の探索や、データの分析を中断して、
ずっと読みたかった表題の本を読んでいます。
訳者あとがきより抜粋
「 なぜ世界は、富と権力がかくも不均衡な状態にあるのだろうか。人類は
なぜ、それぞれの大陸においてこれほどまでに異なる歴史を
たどってきたのだろうか。これはさまざまな人間社会を比較することで
浮かび上がってくる疑問であり、歴史学者や地理学者が大きな関心を
寄せてきたテーマであるが、いまだに謎のままである。
本書は、この謎を過去一万3000年の人類史という壮大な時間枠の
中で解読しようとするものである。」
ひさしぶりにわくわくしながら手にとってみました。
言語も含めて、人間のあらゆる営みを、狩猟、石器、農耕や家畜などの
食糧生産、移動、殺し合い、地理的条件、気象的条件、疫病、海上交通、
鉄、社会形態、集団の形成などの観点から語ってくれているスケールの大きい本です。
一日では上巻下巻両方は精読できず、ざっと関心のあるところだけ拾い読み。
それでも、ちょっと視野が広くなります。学問分野にかかわらず、
こういうことはおさえておいた方がいいのかなあ、と思います。
また、子どもは往々にして、世界について大人の答えられない
根源的な質問をするのでその予習にもよさそう。
すすまない論文の探索や、データの分析を中断して、
ずっと読みたかった表題の本を読んでいます。
訳者あとがきより抜粋
「 なぜ世界は、富と権力がかくも不均衡な状態にあるのだろうか。人類は
なぜ、それぞれの大陸においてこれほどまでに異なる歴史を
たどってきたのだろうか。これはさまざまな人間社会を比較することで
浮かび上がってくる疑問であり、歴史学者や地理学者が大きな関心を
寄せてきたテーマであるが、いまだに謎のままである。
本書は、この謎を過去一万3000年の人類史という壮大な時間枠の
中で解読しようとするものである。」
ひさしぶりにわくわくしながら手にとってみました。
言語も含めて、人間のあらゆる営みを、狩猟、石器、農耕や家畜などの
食糧生産、移動、殺し合い、地理的条件、気象的条件、疫病、海上交通、
鉄、社会形態、集団の形成などの観点から語ってくれているスケールの大きい本です。
一日では上巻下巻両方は精読できず、ざっと関心のあるところだけ拾い読み。
それでも、ちょっと視野が広くなります。学問分野にかかわらず、
こういうことはおさえておいた方がいいのかなあ、と思います。
また、子どもは往々にして、世界について大人の答えられない
根源的な質問をするのでその予習にもよさそう。
2015年7月26日日曜日
会話分析研究会
やっと久しぶりに参加させていただきました。お忙しい中、
研究会を開いていただくことに感謝です。
今回は愛媛大学の教育心理学専門の先生のデータ。
指導されている教師志望の学部生をアメリカに引率したときの
もので、小学校、中学校、孤児院、大学で英語で
同じプレゼンをしたビデオデータをトランスクリプトを見ながら
ディスカッションするというものでした。データを提供された先生の
関心は、発表者が聴衆を参加させるようなプレゼンテーション中の
行為の熟達課程にあるそうです。
集中してデータを見て、トランスクリプトを読んでいると色々なことが
わかり、すごく面白かったです。
データセッションのあと、先生と少しだけ名刺交換をしてお話ししていると
興味関心や問題意識が近いところにあり、とても励みになりました。
英語教育はご専門ではないそうですが、海外研修に学生を
連れて行くと学びが大きく促進するので、細かくみる必要がある、
と思われたそうです。ただ、英語教師を目指している学生でも、
採用試験に英語の面接があるために、海外研修に応募してくるだけで、
採用試験が終わると、海外に目を向けるとか、英語でなにかしようとか
世界が広がることはない、と言われていました。
なんだかなあ。
また、うちの研究科でも質的研究が広まっては来ているものの、グラウンデッド
セオリーが多いんですよね、と言うと、グラウンデッドセオリーもやっぱり
量的研究ですよね、と言われていて、そうですね、切片化して文脈から
切り離す、という点では。と同意して、同じことを考えていた人が
いるんだと、すっきりしました。
研究会を開いていただくことに感謝です。
今回は愛媛大学の教育心理学専門の先生のデータ。
指導されている教師志望の学部生をアメリカに引率したときの
もので、小学校、中学校、孤児院、大学で英語で
同じプレゼンをしたビデオデータをトランスクリプトを見ながら
ディスカッションするというものでした。データを提供された先生の
関心は、発表者が聴衆を参加させるようなプレゼンテーション中の
行為の熟達課程にあるそうです。
集中してデータを見て、トランスクリプトを読んでいると色々なことが
わかり、すごく面白かったです。
データセッションのあと、先生と少しだけ名刺交換をしてお話ししていると
興味関心や問題意識が近いところにあり、とても励みになりました。
英語教育はご専門ではないそうですが、海外研修に学生を
連れて行くと学びが大きく促進するので、細かくみる必要がある、
と思われたそうです。ただ、英語教師を目指している学生でも、
採用試験に英語の面接があるために、海外研修に応募してくるだけで、
採用試験が終わると、海外に目を向けるとか、英語でなにかしようとか
世界が広がることはない、と言われていました。
なんだかなあ。
また、うちの研究科でも質的研究が広まっては来ているものの、グラウンデッド
セオリーが多いんですよね、と言うと、グラウンデッドセオリーもやっぱり
量的研究ですよね、と言われていて、そうですね、切片化して文脈から
切り離す、という点では。と同意して、同じことを考えていた人が
いるんだと、すっきりしました。
2015年7月25日土曜日
中国からの留学生の意見
今日、チューターとして指導している中国からの研究生と
色々話しました。
彼女は、日本のジャニーズの嵐やエグザイルが大好きで
それが高じて日本のメディアと中国のメディアの災害報道の
あり方に疑問を感じ、それを修士論文のテーマとして
阪大の大学院に入学しようとしています。四川省の大地震の時に
アナウンサーが過剰な感情表現で泣いたりわめいたり
しつつ、被害者感情に配慮をしないことや、中国政府の
指示にしたがって、軍人が被災者を救助するときの大げさな
ストーリーを報道することに違和感を感じたりしている
ようです。
こういう研究テーマは中国人として危険じゃないのか、と
思ったのですが、彼女は阪大で修士を終えてから、中国の
大学で同じテーマで博士課程を続けられるのではないかと
思っているそうです。中国はだいぶ自由になってきている、t
と言っていました。
私は政治は嫌い、文化にしか興味がありません、という
チョウさん、中国の新聞社への就職をめざしている彼女です。
がんばれ!
色々話しました。
彼女は、日本のジャニーズの嵐やエグザイルが大好きで
それが高じて日本のメディアと中国のメディアの災害報道の
あり方に疑問を感じ、それを修士論文のテーマとして
阪大の大学院に入学しようとしています。四川省の大地震の時に
アナウンサーが過剰な感情表現で泣いたりわめいたり
しつつ、被害者感情に配慮をしないことや、中国政府の
指示にしたがって、軍人が被災者を救助するときの大げさな
ストーリーを報道することに違和感を感じたりしている
ようです。
こういう研究テーマは中国人として危険じゃないのか、と
思ったのですが、彼女は阪大で修士を終えてから、中国の
大学で同じテーマで博士課程を続けられるのではないかと
思っているそうです。中国はだいぶ自由になってきている、t
と言っていました。
私は政治は嫌い、文化にしか興味がありません、という
チョウさん、中国の新聞社への就職をめざしている彼女です。
がんばれ!
2015年7月24日金曜日
修論中間発表会の感想
4日間の長い修論中間発表会が今日終了しました。
昨年、自分が入学してから横目でみているM2君さんたちの
発表会なので全部見たかったのですが、自分も色々
あって半分くらいしか見れませんでした。最終の発表会は
是が非でも全員のを拝聴させていただきたい。違う分野も
おおくてものすごく勉強になりました。
いやいや、やっぱり皆優秀でびっくりです。昨年のM2より
出来がいいような印象があります。まあいえば同期なので、
ひいきめかもしれませんが。
学内の言語文化学会や、博士論文の中間発表や審査会よりも
レベルが高いかも。。。。修士課程(博士前期課程)は二年で
卒業なので、みんな全力投球するし、お互いに切磋琢磨し合って
いるのが、自分の立ち位置もあって去年よりも詳しく見えます。
あと、大学の先生の院生の育て方におおまかに二つあるなあ、
と思いました。一つ目は、ほぼ放置、芽が出てきたところをたたく、
たたいても伸びてきたものだけを認める。二つ目は、段階的に
課題や発表の機会を徐々に与えて少しずつたたいて伸ばす。
どちらがいいのかは、まあ相性でしょうか。ただ、一番目の
タイプは、院生のしたことを全否定することが多い感じが
するので、私はあまり好きではありません。全否定に
加えて、人格も否定するような言い方をするので、
せっかく色々言われてもショックで言われた方は何も
耳に入らない、ということを昨日今日で目の当たりに
しました。ご自分がそういうふうに育てられてきたので、
教育とはそういうものだ、と思っておられるのかもしれませんが、
それはあまりにも教育者としては幅が狭すぎると思います。
昨年、自分が入学してから横目でみているM2君さんたちの
発表会なので全部見たかったのですが、自分も色々
あって半分くらいしか見れませんでした。最終の発表会は
是が非でも全員のを拝聴させていただきたい。違う分野も
おおくてものすごく勉強になりました。
いやいや、やっぱり皆優秀でびっくりです。昨年のM2より
出来がいいような印象があります。まあいえば同期なので、
ひいきめかもしれませんが。
学内の言語文化学会や、博士論文の中間発表や審査会よりも
レベルが高いかも。。。。修士課程(博士前期課程)は二年で
卒業なので、みんな全力投球するし、お互いに切磋琢磨し合って
いるのが、自分の立ち位置もあって去年よりも詳しく見えます。
あと、大学の先生の院生の育て方におおまかに二つあるなあ、
と思いました。一つ目は、ほぼ放置、芽が出てきたところをたたく、
たたいても伸びてきたものだけを認める。二つ目は、段階的に
課題や発表の機会を徐々に与えて少しずつたたいて伸ばす。
どちらがいいのかは、まあ相性でしょうか。ただ、一番目の
タイプは、院生のしたことを全否定することが多い感じが
するので、私はあまり好きではありません。全否定に
加えて、人格も否定するような言い方をするので、
せっかく色々言われてもショックで言われた方は何も
耳に入らない、ということを昨日今日で目の当たりに
しました。ご自分がそういうふうに育てられてきたので、
教育とはそういうものだ、と思っておられるのかもしれませんが、
それはあまりにも教育者としては幅が狭すぎると思います。
2015年7月23日木曜日
プレゼンテーション授業
今日もTAをしている基礎工学部の英語リーディングの授業。
私はなかなかみんなできていると思ったのですが、指導の先生からは
厳しいコメントがありました。
先生の期待は、シラバスをちゃんと読んでいれば、これまでの
ミニプレゼンテーションを踏まえてまとめとしての最終プレゼンの
はずなのに、まったくこれまでとは違うトピックでプレゼンをした、
ということにお怒りでした。
でも私は、質的転換ということが起こったと思います。
この授業で、これまでの自分とは違う自分の可能性にきづいたり、
クラスメイトの技術や視点に啓発されたり、それはすごい
質的な飛躍であると思います。
それを評価の対象とされない先生は、優秀ではあるけれども、
年代がちがうのか私とは人生観や教育観がちがうのかなあ、と感じました。
でも、中学、高校、大学のクラブ活動のように年齢の近い先輩に
叱咤激励をされることで、もっと能力を発揮することも
できるかもしれませんね。
このクラスで来週は最後の授業なので、そのあたりを
ちゃんと彼達彼女たちに過不足なく伝えたいと思います。
今日、先生の厳しい言葉にへこんだ子もいると思うけど、素直に受け取って
頑張れ!
私はなかなかみんなできていると思ったのですが、指導の先生からは
厳しいコメントがありました。
先生の期待は、シラバスをちゃんと読んでいれば、これまでの
ミニプレゼンテーションを踏まえてまとめとしての最終プレゼンの
はずなのに、まったくこれまでとは違うトピックでプレゼンをした、
ということにお怒りでした。
でも私は、質的転換ということが起こったと思います。
この授業で、これまでの自分とは違う自分の可能性にきづいたり、
クラスメイトの技術や視点に啓発されたり、それはすごい
質的な飛躍であると思います。
それを評価の対象とされない先生は、優秀ではあるけれども、
年代がちがうのか私とは人生観や教育観がちがうのかなあ、と感じました。
でも、中学、高校、大学のクラブ活動のように年齢の近い先輩に
叱咤激励をされることで、もっと能力を発揮することも
できるかもしれませんね。
このクラスで来週は最後の授業なので、そのあたりを
ちゃんと彼達彼女たちに過不足なく伝えたいと思います。
今日、先生の厳しい言葉にへこんだ子もいると思うけど、素直に受け取って
頑張れ!
2015年7月20日月曜日
現実は自分で変えることができる
今日もTAをしている基礎工学部の英語リーディングの授業。
私はなかなかみんなできていると思ったのですが、指導の先生からは
厳しいコメントがありました。
先生の期待は、シラバスをちゃんと読んでいれば、これまでの
ミニプレゼンテーションを踏まえてまとめとしての最終プレゼンの
はずなのに、まったくこれまでとは違うトピックでプレゼンをした、
ということにお怒りでした。
でも私は、質的転換ということが起こったと思います。
この授業で、これまでの自分とは違う自分の可能性にきづいたり、
クラスメイトの技術や視点に啓発されたり、それはすごい
質的な飛躍であると思います。
それを評価の対象とされない先生は、優秀ではあるけれども、
年代がちがうのか私とは人生観や教育観がちがうのかなあ、と感じました。
でも、中学、高校、大学のクラブ活動のように年齢の近い先輩に
叱咤激励をされることで、もっと能力を発揮することも
できるかもしれませんね。
このクラスで来週は最後の授業なので、そのあたりを
ちゃんと彼達彼女たちに過不足なく伝えたいと思います。
今日、先生の厳しいへこんだ子もいると思うけど、素直に受け取って
頑張れ!
私はなかなかみんなできていると思ったのですが、指導の先生からは
厳しいコメントがありました。
先生の期待は、シラバスをちゃんと読んでいれば、これまでの
ミニプレゼンテーションを踏まえてまとめとしての最終プレゼンの
はずなのに、まったくこれまでとは違うトピックでプレゼンをした、
ということにお怒りでした。
でも私は、質的転換ということが起こったと思います。
この授業で、これまでの自分とは違う自分の可能性にきづいたり、
クラスメイトの技術や視点に啓発されたり、それはすごい
質的な飛躍であると思います。
それを評価の対象とされない先生は、優秀ではあるけれども、
年代がちがうのか私とは人生観や教育観がちがうのかなあ、と感じました。
でも、中学、高校、大学のクラブ活動のように年齢の近い先輩に
叱咤激励をされることで、もっと能力を発揮することも
できるかもしれませんね。
このクラスで来週は最後の授業なので、そのあたりを
ちゃんと彼達彼女たちに過不足なく伝えたいと思います。
今日、先生の厳しいへこんだ子もいると思うけど、素直に受け取って
頑張れ!
2015年7月19日日曜日
幼稚園 TED 他
こんな片隅のブログでも個人的に他でちょっと紹介したりすると、
読んでくださる方がいるようで、ありがとうございます。
最近は、一年以上前に書いた本の抜粋などにアクセスがあるようで、
自分の読んだ本に興味をもったり、何かの参考にしてくださっているのかなあ、
と思うと少し嬉しかったりします。
ちょっと他でも紹介したのですが、週末の高2のレッスンにTEDの日本人建築家の
斬新な幼稚園についてのプレゼンを使ってみました。
たいしたことはしていません。日本語の字幕付きで一回視聴し、内容を
把握したところで、二回目は英語のトランスクリプトにキーワードを思うものに
しるしをつけながら視聴する。キーワードと思ったものをあげさせて、
それをホワイトボードに書く。あがったキーワードについて同じ価値感を示して
いると感じたらディスカッションしながら、青か赤のアンダーラインを引く。
ディスカッション含めレッスンはいつも通り全部英語です。そうすると
二つの価値観が明確になるので、この建築家と園長先生の教育観、
それに対して従来の教育観、を確認。もし、英語でサマリーを書くことになったら、
そのキーワードをつなげて書くように、というと、あ、そうか、
そういうふうに書けばいいんや、と納得してくれました。
でもそれだけでは終わってはいけないので、批判的に考えて
この幼稚園のよくないところを考えてもらいました。二人ともひっかかるところが
いくつかあり、それも英語で表現できて、おそらく読んだことはあるけれど
発話したことのない概念的な単語も、思ったことを表現するために
口にしてくれて、それぞれに啓発的な充実したレッスンでした。
日本人のspoken Englishのトランスクリプトなので、前回よりもずっと頭に入り
わかりやすい、と二人とも言ってました。
こんなレッスンが10年前にできていたらもっと生徒たちのために
なったのになあ、と思いますが、テクノロジーの進化ってすごいですね。
先週はやっと中三のレッスンで、自分の携帯でとった好きな写真を
メールで送るよう頼んだのがそろったので、私の大学での授業の
写真とその紹介の簡単なプレゼンを読んで、それを参考にして
自分の写真を紹介する文を書かせてプレゼンさせてみました。
三人の中で英語が一番苦手だった子が最近ぐんぐん伸びてきていて、
今回もなかなかいい文章を書いていたので私も本人も嬉しかったです。
でも、一人一回は質問するように、と指示したところ、それはまだ三人とも
苦手なようで、ほんとうに聞きたいような質問もありましたが、ほんとうに
質問したいことなのかな、と思うこともあり。
自分が質問を色々してモデルを示してあげる必要があるなと思います。
あとは、全国大会の発表についてスライドを50枚くらい作って、
指導教官にアイデアを聞いてもらいましたが、発表時間が20分しかないので、
言語論とか問題意識、質的研究についての考察などの前半は大幅に削って、
もっと相互行為能力の理論と自分の分析に詳しく時間をかけるように、
ということなのでまたまたやり直し。
まだ一か月あるものの、予稿集とはあまりかけ離れるわけにはいかないし、
気を抜かずに行きましょう。
同じゼミの中国からのD2君が博論の章立てをつくってきたので、それに刺激を
うけてやっと重い腰をあげて、仮の章立てをつくってこれまでの研究カードを
整理中です。ああ、でもほんと、書ける気がしない。12月に中間発表なので、
たたかれようと何しようとある程度つくってみなくては、先に進まない。
全国が終わったら、イギリスでの学会発表を目指すことにしました。
これもハードルが高い、けれど主査、副査の先生にもお話して賛成して
いただいたのでがんばります。
読んでくださる方がいるようで、ありがとうございます。
最近は、一年以上前に書いた本の抜粋などにアクセスがあるようで、
自分の読んだ本に興味をもったり、何かの参考にしてくださっているのかなあ、
と思うと少し嬉しかったりします。
ちょっと他でも紹介したのですが、週末の高2のレッスンにTEDの日本人建築家の
斬新な幼稚園についてのプレゼンを使ってみました。
たいしたことはしていません。日本語の字幕付きで一回視聴し、内容を
把握したところで、二回目は英語のトランスクリプトにキーワードを思うものに
しるしをつけながら視聴する。キーワードと思ったものをあげさせて、
それをホワイトボードに書く。あがったキーワードについて同じ価値感を示して
いると感じたらディスカッションしながら、青か赤のアンダーラインを引く。
ディスカッション含めレッスンはいつも通り全部英語です。そうすると
二つの価値観が明確になるので、この建築家と園長先生の教育観、
それに対して従来の教育観、を確認。もし、英語でサマリーを書くことになったら、
そのキーワードをつなげて書くように、というと、あ、そうか、
そういうふうに書けばいいんや、と納得してくれました。
でもそれだけでは終わってはいけないので、批判的に考えて
この幼稚園のよくないところを考えてもらいました。二人ともひっかかるところが
いくつかあり、それも英語で表現できて、おそらく読んだことはあるけれど
発話したことのない概念的な単語も、思ったことを表現するために
口にしてくれて、それぞれに啓発的な充実したレッスンでした。
日本人のspoken Englishのトランスクリプトなので、前回よりもずっと頭に入り
わかりやすい、と二人とも言ってました。
こんなレッスンが10年前にできていたらもっと生徒たちのために
なったのになあ、と思いますが、テクノロジーの進化ってすごいですね。
先週はやっと中三のレッスンで、自分の携帯でとった好きな写真を
メールで送るよう頼んだのがそろったので、私の大学での授業の
写真とその紹介の簡単なプレゼンを読んで、それを参考にして
自分の写真を紹介する文を書かせてプレゼンさせてみました。
三人の中で英語が一番苦手だった子が最近ぐんぐん伸びてきていて、
今回もなかなかいい文章を書いていたので私も本人も嬉しかったです。
でも、一人一回は質問するように、と指示したところ、それはまだ三人とも
苦手なようで、ほんとうに聞きたいような質問もありましたが、ほんとうに
質問したいことなのかな、と思うこともあり。
自分が質問を色々してモデルを示してあげる必要があるなと思います。
あとは、全国大会の発表についてスライドを50枚くらい作って、
指導教官にアイデアを聞いてもらいましたが、発表時間が20分しかないので、
言語論とか問題意識、質的研究についての考察などの前半は大幅に削って、
もっと相互行為能力の理論と自分の分析に詳しく時間をかけるように、
ということなのでまたまたやり直し。
まだ一か月あるものの、予稿集とはあまりかけ離れるわけにはいかないし、
気を抜かずに行きましょう。
同じゼミの中国からのD2君が博論の章立てをつくってきたので、それに刺激を
うけてやっと重い腰をあげて、仮の章立てをつくってこれまでの研究カードを
整理中です。ああ、でもほんと、書ける気がしない。12月に中間発表なので、
たたかれようと何しようとある程度つくってみなくては、先に進まない。
全国が終わったら、イギリスでの学会発表を目指すことにしました。
これもハードルが高い、けれど主査、副査の先生にもお話して賛成して
いただいたのでがんばります。
2015年7月18日土曜日
憲法についてちょっと勉強
色々とお騒がせしていますが、
安保法案について危機感があるにしても、ちゃんと勉強していないので、あまり
論理的なことは言えません。
安保法案について危機感があるにしても、ちゃんと勉強していないので、あまり
論理的なことは言えません。
とりあえず、専門家の話を聞いてみることにします。
小林節 慶応義塾大学名誉教授 2015年6月15日 日本記者クラブにて
You Tube より抜粋メモ です。
急いでメモったので、大雑把でまちがいもあるかもしれません、関心のある方はyou tubeの前から20分ほどをご覧ください。間違いを指摘してくださればありがたいです。
この方の後にもっと緻密な法学者の説明があるようですが、まだ聞けていません。
個人的には、尖閣諸島の問題をどう平和的に解決するべきか、といいう問題に
関心があります。
この方の後にもっと緻密な法学者の説明があるようですが、まだ聞けていません。
個人的には、尖閣諸島の問題をどう平和的に解決するべきか、といいう問題に
関心があります。
憲法は、今権力を扱っていないものの総体
今権力を扱っているものには制約がある
ふつうの人が権力を扱う以上、民法、刑法などの法規がいる→それのもとが憲法
自民党では、西おさむという人が世界の憲法を200くらい並べて、これは憲法ですか
憲法ではないとつきつけられたが、うんざりした
憲法九条の第一項 パリ不戦条約 侵略戦争は放棄したが、自衛権は放棄していない 自民党が好きなことばに自然権としての自衛権はある、という、しばしば言うが、
しかし、
憲法九条第二項によれば、軍隊は持てない、交戦権は行使できないと明記されている。
軍隊は戦争、すなわち大量破壊、大量殺人をするこれは当たり前、戦場で暴行や強姦をすると民法で裁かれる、しかし大量殺人をすることは容認されているという異常な世界。
憲法七六条第二項では軍法会議も禁止されている、自国のテリトリー内であれば、警察や海上保安庁が対処するが、その範疇を超えるときは自衛隊がくる。自衛隊はそもそも第二警察であるから、海外の外に派遣してドンパチするということはできない。交戦権もないし、軍法会議もないので、それをすると海賊となり、刑事処分を受ける。
当然の帰結として我が国は海外へ自衛隊は出せない。
海の外でたたかうとなれば同盟がある。これはやくざの組同士が助け合うようなもの。
他国防衛のためには行使できない。
国際法上、集団的自衛権があるのは否定しない。
しかし、集団的自衛権を行使するとすれば、それをやるのは自衛隊しかないが、自衛隊員は国家公務員であり、国家公務員はすべての日本国の法令を順守すると誓っている。だから憲法に従ってやるしかない。
これを自民党に説明しても、理解しない、理解しようとしないまさに「バカの壁」。
今回の安保法案は、法的にも経済的にも政治的にも愚策。
法的には、憲法九条に違反する海外派兵。
政治的には、日本は第三者にとどまるべきであるの、なぜアメリカの二軍にならなければいけないのか、そうするとイスラムの敵になる→テロが東京で起こることを真剣に考えた方がよい。
歴史的にみて中東はキリスト教文明とイスラム教文明の衝突で、お互いに何世代にもわたって家族が殺されたという恨みがある、石油の権利の奪われたという経済的な恨みもある。そういうことろには留め男が必要。まさに日本はそういう立場、結構気のいい人々、気前もいい、宗教も、自然を大切にという神道と修行をして人格を高めようという仏教がベースになっている。
尖閣諸島が危ない、と自民党は持ち出す。中国はまだ軍隊らしくない軍隊でやってくる、ブルーや白の船でやってくる。グレーがきたら本格的な軍になるが、まだ海上保安庁の船で対処している、手に負えなくなると自衛隊がくるが来るまでにタイムギャップが生まれるのが問題、これは法律の問題なので、法律を変えればいいのに、安倍さんは運用で直す、と言っている、それなら憲法で直す必要などない。
中国に打たれてからしか打ち返せない、というが、これは防衛大臣の訓令で決まっている。
これを変えればいい、憲法で直す必要などない。
話しがつながっていない。
経済的には、アメリカにつきあうと、第二の経済破綻国になるのは目に見えている。
アメリカの戦争につきあうと、日本国内がてうすになる。専守防衛に集中すれば日本は侵されない。南シナ海は中国とフィリピンの問題で、それにアメリカが手を出そうと出すまいとほっておけばいい。
アメリカには、莫大な価値がある基地をたくさん貸してあげいてる。日米安保条約があるから守ってくれて当たり前、いちいち確認しにいくからあれこれ条件をつけられる。
アメリカの戦争は、高額な花火大会になる、戦争で経済的に疲弊していて、一年に一度公務員の給料の支払いが遅れるような国になっている。
結論を一言でいうと、愚か、である。
この一年間自民党と議論してきたが、政治は明らかに劣化している。前回、閣議決定してから一年はあったが、丁寧に説明する、説明する、と言いながら、国民として丁寧に説明されたという実感はない。
自分はアメリカで勉強してきちんとディベートする世界に慣れているので、ディベートするふりをしてディベートしていない、という世界は一番不得意である。
気をつけないと怒りだしてしまう。すると、おまえ何興奮しているんだと言われてしまう。あれは本当に卑怯な手だと思う。
学者は現実を知らない、と言われるが、現実を知らないと議論できないこともあれば、現実を知らなくても議論できることもある。政治家は戦争の現実を知っているのか。後方支援と言うが、あれはあとから行って合体するもの、後ろからいって撃たれるから引くとなれば、何やってんだと私がアメリカなら後ろ向いて撃ちますよ。
30年以上自民党に呼ばれて、最近は呼ばれなくなったが、意見があっているときは、プロフェッサーというが意見がちがうと、小林、あんたね~、とすごむ。すげぇ、やくざだと思うことも色々あった。
あれは、おぼっちゃんの体質で苦労をしていない。
法案が通っても恐れることはない、できてしまったらはいしゅつすればよい。
We still have a workだと思う。
2015年7月16日木曜日
文学の力
すぐには思いつかないけど、イメージとしての戦争ではなく、
少なくともこの三さつを読んで、あと色々映画をみて
それでも戦争をするべきだというのなら、徹底的に私と議論しましょうよ。
たとえば少年H
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%91%E5%B9%B4H-%E4%B8%8A-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%A6%B9%E5%B0%BE-%E6%B2%B3%E7%AB%A5/dp/4062645904
たとえば トルストイ
http://www.amazon.co.jp/%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%A8%E5%B9%B3%E5%92%8C%E3%80%881%E3%80%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A4/dp/4102060138
たとえば
夜と霧
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%9C%E3%81%A8%E9%9C%A7-%E6%96%B0%E7%89%88-%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BBE%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AB/dp/4622039702
ほか戦争の映画
いっぱい。
http://www.amazon.co.jp/%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%A8%E5%B9%B3%E5%92%8C%E3%80%881%E3%80%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A4/dp/4102060138
少なくともこの三さつを読んで、あと色々映画をみて
それでも戦争をするべきだというのなら、徹底的に私と議論しましょうよ。
たとえば少年H
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%91%E5%B9%B4H-%E4%B8%8A-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%A6%B9%E5%B0%BE-%E6%B2%B3%E7%AB%A5/dp/4062645904
たとえば トルストイ
http://www.amazon.co.jp/%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%A8%E5%B9%B3%E5%92%8C%E3%80%881%E3%80%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A4/dp/4102060138
たとえば
夜と霧
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%9C%E3%81%A8%E9%9C%A7-%E6%96%B0%E7%89%88-%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BBE%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AB/dp/4622039702
ほか戦争の映画
いっぱい。
http://www.amazon.co.jp/%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%A8%E5%B9%B3%E5%92%8C%E3%80%881%E3%80%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A4/dp/4102060138
興味のない人には申し訳ない
表題のとおり、興味のない人には申し訳ないのですが、
今日、国会で自衛隊の集団的自衛権???
自分も興味がないので、名称も覚えてない。
たまたま、阪急梅田駅からJR大阪駅にいつもと違う
通路を通った時に人だかりがしていて見てしまいました。
内田樹先生が、選挙カーのようなところにたって演説
している姿を。本来はそういうことはしたくない人だと
思うのに。
それで、自民党が今日強行採決したということを知りました。
日本がヒットラー政権下でユダヤ人を虐殺したようなことは
絶対に自分の国にはしてほしくない。
何があってもそれは阻止するつもりです。
今日、国会で自衛隊の集団的自衛権???
自分も興味がないので、名称も覚えてない。
たまたま、阪急梅田駅からJR大阪駅にいつもと違う
通路を通った時に人だかりがしていて見てしまいました。
内田樹先生が、選挙カーのようなところにたって演説
している姿を。本来はそういうことはしたくない人だと
思うのに。
それで、自民党が今日強行採決したということを知りました。
日本がヒットラー政権下でユダヤ人を虐殺したようなことは
絶対に自分の国にはしてほしくない。
何があってもそれは阻止するつもりです。
2015年7月12日日曜日
3D プリンター TED
TAをさせていただいている英語の授業で、基礎工学部の学生が
3Dプリンターのプレゼンをしていたので、ふっと
思いついて、今日のレッスンでTEDの日本語サイトから
3Dプリンターの話を選んで、ipadを使って高2二人と聞いてみました。
残念ながらipadでは日本語の字幕が出ないので、英語のトランスクリプション
を渡して(日本語のトランスクリプションは自宅のプリンターで
印刷できず)、一度通してみてから、英語を一文ずつ読んで
私がその文のipadの日本語訳を読んでみんなで理解する、
という方法をとりました。
内容はかなり難しく、二人とも科学用語を頑張って読んでくれました。
でも一時間かけて読んだ後の二人の顔をみると、やった甲斐が
あったなあ、と嬉しかったです。
難しかったけど、最先端の話を聴けてよかったね、と言うと(2015年3月の
スピーチ)、
理系のM君は、いやあ、昨年3Dプリンターの講義を高校で聞いたとき、
みんなですごい、と言ってたけど、この話をきいてそれが古く感じた、
一年でこんなに進歩するんや、と感想。理系でないT君も、いつもは
疲れていて眠そうなのに、今日はこんな難解な話にも集中してくれて、
3Dプリンターで銃をつくった犯罪のニュースも知っていて、興味を示してくれ、
いつもよりもずっとついてきてくれました。
また、原子レベルで3Dでプリントできるなら、自分と同じ人間を
コピーできるのではないか、とM君が言い出し、話は尽きませんでした。
来週はこれをやってみようかと思います。
https://www.ted.com/talks/jeffrey_brown_how_we_cut_youth_violence_in_boston_by_79_percent?language=ja
3Dプリンターのプレゼンをしていたので、ふっと
思いついて、今日のレッスンでTEDの日本語サイトから
3Dプリンターの話を選んで、ipadを使って高2二人と聞いてみました。
残念ながらipadでは日本語の字幕が出ないので、英語のトランスクリプション
を渡して(日本語のトランスクリプションは自宅のプリンターで
印刷できず)、一度通してみてから、英語を一文ずつ読んで
私がその文のipadの日本語訳を読んでみんなで理解する、
という方法をとりました。
内容はかなり難しく、二人とも科学用語を頑張って読んでくれました。
でも一時間かけて読んだ後の二人の顔をみると、やった甲斐が
あったなあ、と嬉しかったです。
難しかったけど、最先端の話を聴けてよかったね、と言うと(2015年3月の
スピーチ)、
理系のM君は、いやあ、昨年3Dプリンターの講義を高校で聞いたとき、
みんなですごい、と言ってたけど、この話をきいてそれが古く感じた、
一年でこんなに進歩するんや、と感想。理系でないT君も、いつもは
疲れていて眠そうなのに、今日はこんな難解な話にも集中してくれて、
3Dプリンターで銃をつくった犯罪のニュースも知っていて、興味を示してくれ、
いつもよりもずっとついてきてくれました。
また、原子レベルで3Dでプリントできるなら、自分と同じ人間を
コピーできるのではないか、とM君が言い出し、話は尽きませんでした。
来週はこれをやってみようかと思います。
https://www.ted.com/talks/jeffrey_brown_how_we_cut_youth_violence_in_boston_by_79_percent?language=ja
2015年7月11日土曜日
大人にだまされないように。
子どもに右翼と左翼ってどういうことなの、と
聞かれたので、知っている限り説明しました。
じゃあ、戦争に反対する人は左翼ということになるの、
と聞かれましたが、そうではない、と言って納得してくれました。
その後、この動画面白いよ、といって見せてくれたのがこれ。
http://video.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=necieb6&p=%E3%83%92%E3%82%B2%E3%81%AE%E9%9A%8A%E9%95%B7
これをつくるもとになった自民党の動画がこれ。
http://video.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=necieb6&p=%E3%83%92%E3%82%B2%E3%81%AE%E9%9A%8A%E9%95%B7
さすが若い子は大人を鋭くよく見ているな、と思いました。
聞かれたので、知っている限り説明しました。
じゃあ、戦争に反対する人は左翼ということになるの、
と聞かれましたが、そうではない、と言って納得してくれました。
その後、この動画面白いよ、といって見せてくれたのがこれ。
http://video.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=necieb6&p=%E3%83%92%E3%82%B2%E3%81%AE%E9%9A%8A%E9%95%B7
これをつくるもとになった自民党の動画がこれ。
http://video.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=necieb6&p=%E3%83%92%E3%82%B2%E3%81%AE%E9%9A%8A%E9%95%B7
さすが若い子は大人を鋭くよく見ているな、と思いました。
2015年7月9日木曜日
ささやかな実践とダイナミックアセスメント
評価の授業で、ダイナミックアセスメントの論文を担当したのですが、
まあまあわかったつもりで臨んだのに、結果はぼろぼろ。
我慢してきいてくれた院生も結局ダイナミックアセスメントが何か、
ということはわからなかったと思うし、先生にもわけのわからない
論文を読ませてごめん、と謝られてしまいました。情けな~い。
そのあと、自宅で中二女子たちとレッスンして、やっぱり
ZPDやん。と勝手に思ったので、経験的にわかっていることを
論理的に表現できないのはだめですね。
今日のレッスンは、先月やっていたアクティビティをもとにして、
単語を6枚カードでひかせてそれを、教えたフォーマットで
英語で説明し、他の生徒に当てさせるというもの。
そのフォーマットは、パラフレーズのやり方ですが、
英会話学校で使っていた、簡単なもので、
It's similar to ~.
It's the opposite of ~.
This is the (person) who ( S + V~ )
This is the (thing) which ~
This is the (place) where ~
This is to ~
For example, ~
中二なので、関係詞の概念はないので、始めの二つと、最後の
ひとつはよく使います。勘の働く子は、関係詞も正確で
なくても使えます。
ここまでは一人でやれる範囲。
まだまだ、表現を文法的にできないといけない、と思っている
子がいるので、次に、私が電子辞書で英語で説明して
どの単語なのか当てさせてみました。
「なにゆうてるか、さっぱりわからん」と言いながらも、聞こえる
単語である程度あてることができます。
「もうあと5分やし、帰ろうや」というのを止めて、
なんでもいいから好きな単語を思い浮かべさせて、電子辞書に
タイプさせて、英語の説明を読ませてみました。「こんなん読まれへん」
というのを横から助けながら。けっこうあてられる。
これってscaffoldingやん、と思いました。
この授業を指導される先生は、Bachmanにじかに指導を受けた方でもあり、
テスト、評価については知識、ロジック共に量も視点も鋭く、
日本語でも英語でも、講義が明快、深くもあり、
尊敬する方なのですが、ヴィゴツキーとか社会文化理論は
自分とは相いれない、と言われてしまいました。
それでも、明快に説明されて納得したのは、4重の
同心円をかかれて、一番外側がteaching, 次がassessment,
その内側がevaluation, 一番内側の円がtestingであって、
僕らは、評価する構成概念をはっきりさせてそれでtesting
をやるのが専門、ダイナミックアセスメントは、teachingと
assessmentの境界をいったりきたりしているもので、パラダイムが
違う、というよりは、やっていることは別の事だ、と言われたので
かなり納得。
それならば、せめて一部だけでもinteractional competenceに
せまってその評価をやることに貢献できればいいなあ。
まあまあわかったつもりで臨んだのに、結果はぼろぼろ。
我慢してきいてくれた院生も結局ダイナミックアセスメントが何か、
ということはわからなかったと思うし、先生にもわけのわからない
論文を読ませてごめん、と謝られてしまいました。情けな~い。
そのあと、自宅で中二女子たちとレッスンして、やっぱり
ZPDやん。と勝手に思ったので、経験的にわかっていることを
論理的に表現できないのはだめですね。
今日のレッスンは、先月やっていたアクティビティをもとにして、
単語を6枚カードでひかせてそれを、教えたフォーマットで
英語で説明し、他の生徒に当てさせるというもの。
そのフォーマットは、パラフレーズのやり方ですが、
英会話学校で使っていた、簡単なもので、
It's similar to ~.
It's the opposite of ~.
This is the (person) who ( S + V~ )
This is the (thing) which ~
This is the (place) where ~
This is to ~
For example, ~
中二なので、関係詞の概念はないので、始めの二つと、最後の
ひとつはよく使います。勘の働く子は、関係詞も正確で
なくても使えます。
ここまでは一人でやれる範囲。
まだまだ、表現を文法的にできないといけない、と思っている
子がいるので、次に、私が電子辞書で英語で説明して
どの単語なのか当てさせてみました。
「なにゆうてるか、さっぱりわからん」と言いながらも、聞こえる
単語である程度あてることができます。
「もうあと5分やし、帰ろうや」というのを止めて、
なんでもいいから好きな単語を思い浮かべさせて、電子辞書に
タイプさせて、英語の説明を読ませてみました。「こんなん読まれへん」
というのを横から助けながら。けっこうあてられる。
これってscaffoldingやん、と思いました。
この授業を指導される先生は、Bachmanにじかに指導を受けた方でもあり、
テスト、評価については知識、ロジック共に量も視点も鋭く、
日本語でも英語でも、講義が明快、深くもあり、
尊敬する方なのですが、ヴィゴツキーとか社会文化理論は
自分とは相いれない、と言われてしまいました。
それでも、明快に説明されて納得したのは、4重の
同心円をかかれて、一番外側がteaching, 次がassessment,
その内側がevaluation, 一番内側の円がtestingであって、
僕らは、評価する構成概念をはっきりさせてそれでtesting
をやるのが専門、ダイナミックアセスメントは、teachingと
assessmentの境界をいったりきたりしているもので、パラダイムが
違う、というよりは、やっていることは別の事だ、と言われたので
かなり納得。
それならば、せめて一部だけでもinteractional competenceに
せまってその評価をやることに貢献できればいいなあ。
「みんなの学校」続き と
書ききれなかったので、また映画「みんなの学校」の話です。
朝礼で、校長先生が、「大空小学校はだれの小学校ですか」と子どもたちに
問いかける。
子どもが、「みんなの学校です」「自分の学校です」
先生は、「みんなってだれですか」「自分ってだれですか」
そんなやりとりがあったと思います。正確に覚えていないけれど、
そうして、「自分」というのは言葉だけではない、いまここにいる自分なのだ、
という体感。自分の学校、という責任感のようなもの。
それが、この学校の人格のようなものの根っことなって、文化、と
いうよりはもっと違う、それこそ難しいことばでいうと間主観性となる。
先生たちが人格者である、というよりは、子どもたちが安心して
いられる場所をつくることが、文部省がなんといおうが、学力テストを
押し付けられようが、小学校の先生としての仕事なのだ、
という国や制度を超えたプロ意識、責任感が迫ってきました。
それは、大人として、子どもにかかわる大人としてあたりまえの
ことであるはずなのに、ここまで迫ってくる、というのは、
あたりまえがあたりまえでなくなっている日常があるからだと
戦慄します。
教育とは何なのか、学問とは何なのか、研究とは何なのか、世界とは、
言語とは、現実とは、この世界におそるおそる足を踏み入れてから
考えたこともないことを、色々な先生方につきつけられました。
ところが、この学問の世界にすら、そんなことは考えもしないし、
そもそも問題にならないという前提に基づいているのか、びっくりするような
根なし草のような世界観が目につくことがあります。自分が浅く生きてきたので
今更驚くことでもないですが、でもそれでも、なんなんだろう、と、
また考えることが増えました。
朝礼で、校長先生が、「大空小学校はだれの小学校ですか」と子どもたちに
問いかける。
子どもが、「みんなの学校です」「自分の学校です」
先生は、「みんなってだれですか」「自分ってだれですか」
そんなやりとりがあったと思います。正確に覚えていないけれど、
そうして、「自分」というのは言葉だけではない、いまここにいる自分なのだ、
という体感。自分の学校、という責任感のようなもの。
それが、この学校の人格のようなものの根っことなって、文化、と
いうよりはもっと違う、それこそ難しいことばでいうと間主観性となる。
先生たちが人格者である、というよりは、子どもたちが安心して
いられる場所をつくることが、文部省がなんといおうが、学力テストを
押し付けられようが、小学校の先生としての仕事なのだ、
という国や制度を超えたプロ意識、責任感が迫ってきました。
それは、大人として、子どもにかかわる大人としてあたりまえの
ことであるはずなのに、ここまで迫ってくる、というのは、
あたりまえがあたりまえでなくなっている日常があるからだと
戦慄します。
教育とは何なのか、学問とは何なのか、研究とは何なのか、世界とは、
言語とは、現実とは、この世界におそるおそる足を踏み入れてから
考えたこともないことを、色々な先生方につきつけられました。
ところが、この学問の世界にすら、そんなことは考えもしないし、
そもそも問題にならないという前提に基づいているのか、びっくりするような
根なし草のような世界観が目につくことがあります。自分が浅く生きてきたので
今更驚くことでもないですが、でもそれでも、なんなんだろう、と、
また考えることが増えました。
2015年7月7日火曜日
映画「みんなの学校」 @第七藝術劇場
遅まきながら、見てきました。
思ったのは、ちゃんと大人らしい大人たちがいて、先生として、
子どもとまっすぐに向き合っている、そんな当たり前の世界が
ちゃんとあるんだ、ということでした。
子どもとともに世界を作っている、どのように世界を見るのか、
どのように世界を作るのか、そういうことをやっている、ということでした。
教室に入らない子どもがいる、他の子どもが連れて行こうと手首を
ひっぱる、それを訴えたときに先生は、ひっぱったのは、
1.いじめようとしたのか、2.ともだちになろうとしたのか、どちらなのか、
選ぶように、訴えた子どもに迫ります。そこで、子どもは、考えて
2、の見方を選ぶ。
校長先生は子どもを叱ることを恐れない、甘やかすことはしない、
でもよく見ている、よく気持ちにそっている、実は深い深い内容を、
わかりやすいはっきりしたことばで子どもに伝えている。
それが子どもたちにも身体で伝わっている。徐々に子どもが
安心していき、ここが自分の居場所だということを身体で
確認している。
すごい、と思いました。
感動したとともに、自分が情けなくてこれまで子どもたちに
何をしてきたんだろう、と感じて、でもそれも当然。
いかにも大阪の場末という町にある映画館での上映です、
そこで紹介されたり上映されたりしているほかの映画も
骨太なものばかりで、勉強のあいまにどっぷりはまりそうです。
思ったのは、ちゃんと大人らしい大人たちがいて、先生として、
子どもとまっすぐに向き合っている、そんな当たり前の世界が
ちゃんとあるんだ、ということでした。
子どもとともに世界を作っている、どのように世界を見るのか、
どのように世界を作るのか、そういうことをやっている、ということでした。
教室に入らない子どもがいる、他の子どもが連れて行こうと手首を
ひっぱる、それを訴えたときに先生は、ひっぱったのは、
1.いじめようとしたのか、2.ともだちになろうとしたのか、どちらなのか、
選ぶように、訴えた子どもに迫ります。そこで、子どもは、考えて
2、の見方を選ぶ。
校長先生は子どもを叱ることを恐れない、甘やかすことはしない、
でもよく見ている、よく気持ちにそっている、実は深い深い内容を、
わかりやすいはっきりしたことばで子どもに伝えている。
それが子どもたちにも身体で伝わっている。徐々に子どもが
安心していき、ここが自分の居場所だということを身体で
確認している。
すごい、と思いました。
感動したとともに、自分が情けなくてこれまで子どもたちに
何をしてきたんだろう、と感じて、でもそれも当然。
いかにも大阪の場末という町にある映画館での上映です、
そこで紹介されたり上映されたりしているほかの映画も
骨太なものばかりで、勉強のあいまにどっぷりはまりそうです。
2015年7月5日日曜日
チューター三昧の7月
今年、先生たちから依頼していただき、張り切って引き受けた
三人の外国人研究生のチューターをさせて頂いています。
前期1人40時間することになっていたのに、チューター経験者に
訊いてみると、そんなにしていないよ、と言われたので甘くみていて、
結局大学院係から全部消化してください、と言われて大慌て。
7月にできるだけ工夫して消化することにしました。
ということで、7月は研究や、授業をさしおいてチューター三昧になりそう。
この仕事がめっぽう面白い。
というのは、研究生の二人は中国から、あとの一人は台湾からの
留学生で、日本語はそこそこできる。それぞれ癖があって、
台湾生はものすごく日本語ができるんだけど、書き言葉で
しゃべるので硬い、彼は日本の漫画を題材にして論文を書いて
いるところ。 中国生の一人はジャニーズが大好き、そして
メディアの研究をしようとしています。テーマは、震災報道に
ついての日本のテレビと中国のテレビの違い、もう一人の
中国生は、日本人と結婚した中国人妻の子育てについて
の研究を考えています。
それぞれ、日本語のできない部分があってそれを
一緒に話し合うのも面白いし、日本語と中国語の
語学的な違いを話すのも面白いし、日本と中国、
台湾の文化的な違いを話すのも面白い。
これまであまり、アジアからの留学生、特に中国や
台湾の若者と、とことんつきあう経験がなかったので、
貴重な機会だと思っています。
以前に、留学団体のボランティアをし始めたときに
中国の15歳の男の子を一か月ほど預かったことがあって、
あまりにも面白くて夜中までその子としゃべって、
「おかあさん、あたまいたくなった」を朝言われて
反省したことがありました。ジンくん、どうしてるかな~~。
三人の外国人研究生のチューターをさせて頂いています。
前期1人40時間することになっていたのに、チューター経験者に
訊いてみると、そんなにしていないよ、と言われたので甘くみていて、
結局大学院係から全部消化してください、と言われて大慌て。
7月にできるだけ工夫して消化することにしました。
ということで、7月は研究や、授業をさしおいてチューター三昧になりそう。
この仕事がめっぽう面白い。
というのは、研究生の二人は中国から、あとの一人は台湾からの
留学生で、日本語はそこそこできる。それぞれ癖があって、
台湾生はものすごく日本語ができるんだけど、書き言葉で
しゃべるので硬い、彼は日本の漫画を題材にして論文を書いて
いるところ。 中国生の一人はジャニーズが大好き、そして
メディアの研究をしようとしています。テーマは、震災報道に
ついての日本のテレビと中国のテレビの違い、もう一人の
中国生は、日本人と結婚した中国人妻の子育てについて
の研究を考えています。
それぞれ、日本語のできない部分があってそれを
一緒に話し合うのも面白いし、日本語と中国語の
語学的な違いを話すのも面白いし、日本と中国、
台湾の文化的な違いを話すのも面白い。
これまであまり、アジアからの留学生、特に中国や
台湾の若者と、とことんつきあう経験がなかったので、
貴重な機会だと思っています。
以前に、留学団体のボランティアをし始めたときに
中国の15歳の男の子を一か月ほど預かったことがあって、
あまりにも面白くて夜中までその子としゃべって、
「おかあさん、あたまいたくなった」を朝言われて
反省したことがありました。ジンくん、どうしてるかな~~。
2015年7月1日水曜日
次の目標
今日もまた色々思うところがあって、聴講の授業で
先生にものすごくつっこんでしまいました。
会話分析には向いていない、と思われているようで、
また、会話分析からは大きくずれる質問をしたのですが、
真摯に答えていただいてありがたかったです。
疑問は、会話分析の世界観では「教育」「言語」「言語教育」「学習」「学び」
はなんなのか、ということです。会話分析には教育観はない、と
はじめはお答えでしたが、では会話分析的には「教育」と「学習」の
違いはなんなのですか、と質問を変えるときちんと答えをいただいたので、
教育観はあると思いました。
私の直観や身体感覚では、会話分析とバフチンの人間観や言語観は
ベースのところではほぼ同じだと感じています
ただ、教育についてはどうなのかなあ、と思っていたので今日追及して
やはりそれほど変わりはない、と思って納得しました。
次は8月の終わりの学会で、バフチンの言語観をはじめ、師匠と自分が
考える言語観や人間観をきちんと説明したうえで、願わくはそこに
他の哲学的な概念や、日本的な概念も加味し、実証的に相互行為研究
とつなげられるかどうか、それがどこまで伝わるのか、パワーポイントは
すごく苦手なのですが頑張って準備したいと思っています。
おそらくそれが、自分の博士論文の第一章になるのかなあ、と
予測しています。
先生にものすごくつっこんでしまいました。
会話分析には向いていない、と思われているようで、
また、会話分析からは大きくずれる質問をしたのですが、
真摯に答えていただいてありがたかったです。
疑問は、会話分析の世界観では「教育」「言語」「言語教育」「学習」「学び」
はなんなのか、ということです。会話分析には教育観はない、と
はじめはお答えでしたが、では会話分析的には「教育」と「学習」の
違いはなんなのですか、と質問を変えるときちんと答えをいただいたので、
教育観はあると思いました。
私の直観や身体感覚では、会話分析とバフチンの人間観や言語観は
ベースのところではほぼ同じだと感じています
ただ、教育についてはどうなのかなあ、と思っていたので今日追及して
やはりそれほど変わりはない、と思って納得しました。
次は8月の終わりの学会で、バフチンの言語観をはじめ、師匠と自分が
考える言語観や人間観をきちんと説明したうえで、願わくはそこに
他の哲学的な概念や、日本的な概念も加味し、実証的に相互行為研究
とつなげられるかどうか、それがどこまで伝わるのか、パワーポイントは
すごく苦手なのですが頑張って準備したいと思っています。
おそらくそれが、自分の博士論文の第一章になるのかなあ、と
予測しています。
修論指導
今日は、リサーチアシスタントをさせて頂いている先生の修論指導に
のっかって中間発表のお手伝い。修論指導とか卒論指導というのは
こういうふうにするんだな、とおおいに勉強になりました。
修論の中間発表会は7月21日~24日までなので、今日はちょうど3週間前になります。
それに向けて先生の指導は、一人発表20分、ディスカッション30分、
ハンドアウトは10部用意、もう一回、厳密に時間を計ってやるので、
今回はその前段階として、
・研究の目的
・リサーチクエスチョンの設定
・先行研究のまとめ
・調査方法(方法論)
・パイロットスタディの結果
まではラフにハンドアウト、そしてパワーポイントのスライドを作成してきて下さい。
という指示がありました。
外国人の留学生もいるので、これで軽く(といってもかなり)指導教官と
副指導教官が叩いて、(私のようなできそこないのDも口出し)
問題点や気づいたことを指摘して、それに基づいて
言語文化研究科内の中間発表会に臨むことができるので、
今日発表したM2はずいぶん助かったと思います。
しかも中間発表の前にもう一回セッションをしてくださるので、
何もしてくれない指導教官にあたってしまうととても
不安だと思いますが、副指導教官にこんないたれりつくせり
面倒をみてもらえるとどれだけ勉強になるかと思われます
それに便乗して、私も締め切り当日に自分の論文を
発表させてもらい、おかげさまで、ようやく提出にいたりました。
ふう~~~。
いや、もう英語なんて修論以来書けないとおもっていたし、
おしゃべりはともかくも、アカデミックな英語なんて読むことはともかく、
書くなんて、と自分で目標を設定したにもかかわらず、できないと
思っていたです。。。。
支えになったのは、なんだろう、副指導教官がまず、この大学は
院生でも気軽に発表できますよ、とテンプル大学のイベントを
教えていただいたこと、とりあえず、発表してみたこと、
発表者に投稿の権利が与えられたこと、副指導教官がまた、
出したら掲載されます、英語のチェックされるくらいですよ、と
言って下さったこと。あとは、自分の気持ちだったでしょうか。
英語教育、会話分析、ナラティブ分析、いずれにしても自分は
おちこぼれだし、じゃあ、唯一language in useをしゃべくりで
できることしかできない、どうする、とりあえず書けるように
ならねば、というそれだけ。
先生に教えてもらった本が手に入らなくて、たまたま
図書館で出会った、Writing up qualitative research / Harry F. Wolcott
という本がひたすら励ましてくれました。この本の教えは、
既存のノウハウに振り回されるな、ただ思った時に思ったことを
書くのだ、勝負は最終のドラフトだ、と言ってくれました。
そうか、書かなければ何も始まらないんだ、と思って
思ったことを書き続けて、とりあえず土台ができて
今日にいたりました。
のっかって中間発表のお手伝い。修論指導とか卒論指導というのは
こういうふうにするんだな、とおおいに勉強になりました。
修論の中間発表会は7月21日~24日までなので、今日はちょうど3週間前になります。
それに向けて先生の指導は、一人発表20分、ディスカッション30分、
ハンドアウトは10部用意、もう一回、厳密に時間を計ってやるので、
今回はその前段階として、
・研究の目的
・リサーチクエスチョンの設定
・先行研究のまとめ
・調査方法(方法論)
・パイロットスタディの結果
まではラフにハンドアウト、そしてパワーポイントのスライドを作成してきて下さい。
という指示がありました。
外国人の留学生もいるので、これで軽く(といってもかなり)指導教官と
副指導教官が叩いて、(私のようなできそこないのDも口出し)
問題点や気づいたことを指摘して、それに基づいて
言語文化研究科内の中間発表会に臨むことができるので、
今日発表したM2はずいぶん助かったと思います。
しかも中間発表の前にもう一回セッションをしてくださるので、
何もしてくれない指導教官にあたってしまうととても
不安だと思いますが、副指導教官にこんないたれりつくせり
面倒をみてもらえるとどれだけ勉強になるかと思われます
それに便乗して、私も締め切り当日に自分の論文を
発表させてもらい、おかげさまで、ようやく提出にいたりました。
ふう~~~。
いや、もう英語なんて修論以来書けないとおもっていたし、
おしゃべりはともかくも、アカデミックな英語なんて読むことはともかく、
書くなんて、と自分で目標を設定したにもかかわらず、できないと
思っていたです。。。。
支えになったのは、なんだろう、副指導教官がまず、この大学は
院生でも気軽に発表できますよ、とテンプル大学のイベントを
教えていただいたこと、とりあえず、発表してみたこと、
発表者に投稿の権利が与えられたこと、副指導教官がまた、
出したら掲載されます、英語のチェックされるくらいですよ、と
言って下さったこと。あとは、自分の気持ちだったでしょうか。
英語教育、会話分析、ナラティブ分析、いずれにしても自分は
おちこぼれだし、じゃあ、唯一language in useをしゃべくりで
できることしかできない、どうする、とりあえず書けるように
ならねば、というそれだけ。
先生に教えてもらった本が手に入らなくて、たまたま
図書館で出会った、Writing up qualitative research / Harry F. Wolcott
という本がひたすら励ましてくれました。この本の教えは、
既存のノウハウに振り回されるな、ただ思った時に思ったことを
書くのだ、勝負は最終のドラフトだ、と言ってくれました。
そうか、書かなければ何も始まらないんだ、と思って
思ったことを書き続けて、とりあえず土台ができて
今日にいたりました。
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