今日は、待ちに待ったデカルトの「方法序説」についてでした。
今の高校の授業にはないと思うんですが、高三の時に一番大好きな授業は「倫理社会」
でした。それこそ、ソクラテス、プラトン、デカルト、カント、パスカル、とか
教科書も薄く、先生もあまり熱心でなく、同級生たちもあまり興味がなかったような。。
その中で、一人目をらんらんと輝かして授業を受けていました。パンセとか三木清とか
直ぐ本屋で手に入る安価な文庫本を夢中になって読んでいました。「方法序説」も
読んでみたと思います。たぶんほとんどわからなかったし、カントも読もうと頑張ったけど、
やっぱり高校生には無理でした。
それで憧れて京都の大学の文学部で哲学の勉強をしたいなあ、と思ったけど、学力が足りなくて
断念しました。
でも、若い時に勉強したいと思っていると、何かしら残るもんなんですね。
もう一つは、現代の諸悪の根源みたいに最近言われている二元論のデカルト君が
学問に誠実でいい人だったんだ、と思えてよかった。講義をされている先生がデカルトに愛情を
もっているのが伝わってきました。
研究対象に愛情があってこそ、信念も持てるし、地道な長い研究も可能になる。
そう教えてもらった一日でした。
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