2013年12月21日土曜日

第14回外国語教育質的研究会

日帰りで、いってきました。

今年最後でしたが回を重ねるごとに人数が増えて、今日初めてという

方も数人いらっしゃいました。


1.ティーム・ティーチングによる英語教員の相互変容
ー言語教師認知に着目してー

東京大学大学院  山田雄司

修士の方の論文構想の発表でした。ALTと JTEによるティームティーチング
を観察、インタビューなどで分析して、両者の認知変容を明らかにしたい、
という構想でした。


山ほど意見が出ていました。

  .着眼点と先行研究をよく調べていると、いうのは誉められていましたが、

    私のような素人からみても実践の部分が非現実的だな〜、と〜いうのは

    よくわかり、びっくりする程批判されていました。


・初めてTTをする新任教員を対象とするのは、要因が大きすぎる。
・数組データを取りたいというのは、量的研究の発想。一組を多角的に、
    深く厚く語るべき。時間的にも現実的でない。
  ・質的研究はボトムアップ的にやるしかない。見えてきたものが大きければ、
      始めの思いは捨てなくちゃいけない。
  ・はじめからこれを見つけようと決めつけてはいけない、手ぶらで始めなくては。
   . 頭でだけ考えてもうまくいかない、参加者との関係が重要。

    などなど

若いと、皆さん育てようと熱心に言って下さるんですね。東大君頑張れ〜。


2.ワークショップ 

千葉大学  非常勤講師 山口長紀

QDA(質的データ分析)ソフトの入り口を紹介してもらいました。

事前にソフトの試用版、ビデオ、写真、文書のファイルをダウンロードして

持ってきて下さい、ということで膨大な書きおこしのコード化と

その関連付けに非常に便利なものでしたが、

もっと早く教えてほしかった〜。

(昨日の投稿に追記:教えていただいたソフトの試用版はこちら

 
 
 http://www.atlasti.com/demo.html


  Atlas ti というものです。)


1.について、発表すればあれだけ言ってもらえて凄く勉強になるんですよ、

と隣席の方に他人事のように言っていたら、次回の発表者ですが、つと、

高木先生と目が合って、三月ならもう修論終わってるよね、と言われ。

居並ぶ先生方の前でまた叩き台になることに。ありがたいことです。



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