10月9日のブログ「見たことない」から、ほぼ二週間後に書いていた下書き。
「前々回、中一女子が、見たことない、というので、「小学生の英語」という
単調な文法の本をめくらせて、習ってない、もしくは、覚えづらい、と
感じたページにスティックメモを貼らせてみました。
それをもとに、人称代名詞の演習をしたら、入る入る。theirs, ours, his, hers, とか
入りにくいものも。
ポイントは、自分で分かってない文法項目を選ばせることと、説明は最小限に
とどめて、パターンプラクティス的なライティングに徹底する、ということか。
帰り際に、風邪で休んだ子のことを、損したな、と言っていたのがすごく印象に
残った。つまり、単調な文法の演習を、得した、と捉えたわけだ。」
今日はそれから三週間後。
女子というものは、老いも若きも利用できるものは徹底的に利用しよう、という
精神があるのか、開口一番、
「先生、明日からテスト一週間前やからテスト勉強していい?」
いいよ、範囲わかってるん?
「うん、学習プリントのファイル持ってきた」
なんと三人とも、教科書、授業のファイル、ノート、示し合わせたわけでもないのに
取り揃えてきた。しかも、
「英語は、水曜日やから、来週もテスト勉強につかっていい?」
いいよ。
この三人は、小学低学年のときから、いきなりレッスンの30分以上前に我が家に
あらわれて、せんせい、ここで宿題していい?と、座り込んで、お母さんたちが
申し訳ありません、女子力すごすぎて、と謝ってこられた前科あり。
でもテスト勉強といっても、何を私に頼んでいいかまでは突き詰めておらず、
結局、範囲の本文のディクテーションをして、間違ったところを復習してくる、と指示
すると素直に従うはめに。
テスト勉強の隙間に、早口で、だれがだれにこくったとか、恋話もちゃっかり情報交換する。
レッスン終わった後、我が家のマンションの前で30分とって話すことにしてるらしい。
昔から生徒たちには、お母さんに言わんといてな、と口止めされる。
知らぬは親ばかりなり。
やれやれ。まあ、生意気さと未熟さがアンバランスなところがまあかわいいっちゃ可愛いです。
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