9月3日(土)、4日(日)と続けて行ってきました。
この学会のいいところは、半年に一度それも東京と関西と交互に
開催されるので行きやすい。
何回も行っているので、前は「お客さん」でこわごわ覗いているだけ、
だったのが、発表も投稿もしてみよう、というように自分のスタンスも
変化してきました。
今回は、自分の大学から院生と先生方が共同でワークショップを開催
されたので、その応援がてら、会話分析も含め、談話分析的な質的研究は
どのような研究がなされているのか、というところ、そして社会的に意義のある
研究はどのような研究か、ということに興味を持って参加してきました。
以下が参加した中で特に印象が強かったもの。
ポスター発表では、
駅員、車椅子利用者、介助者による相互行為における会話進行と参加の組織化
柳町智治・稲垣里嶺・田実潔
指示語とジェスチャーが指し示すモノ―指示事それに同期する・しないジェスチャーとの関係―
川上ゆか
口頭発表では、
大学院研究指導場面における「助言」会話の分析―相手に配慮した「助言」の観察―
高橋千代枝
「評判」と言うアイデンティティ―あるナラティヴ・セラピーにおける人種に関わる評判とアイデンティティの交渉-
●平名尚子(最初の感じが珍しすぎてでない、申し訳ありません)
招待発表では
養育者―こども間相互行為における三者関係の枠組みを用いた行動指示連鎖
高田 彰
ワークショップでは
日本の外から見た日本―談話研究の視点―
佐藤彰・岡田悠佑・韓娥凛・Oyunaa Nomin・秦かおり・岡本能里子
言語イデオロギー研究の射程と可能性―ミクロ・マクロをつなぐために―
木村護郎クリストフ・宮崎あゆみ・吉田理加・山下里香・寺沢拓敬・杉森典子
一番下のが、今日最後の最後に参加したワークショップでしたが、
構成がしっかりしていて、ミクロ・マクロにそれぞれ二人の発表者、ミクロとマクロの
両方に一人の発表者、をあてがい、発表が終了すると、
途中で聴衆をミクロ・マクロ・ミクロマクロの両方の発表者を囲む
3グループに分けて討論、全体に戻ってフィードバックという形。
一つ一つの発表の後に企画者が短く要約をしてくださったので、
余計頭に入りやすく、しっかり参加できたなあ、という充実感が得られました。
私はマクロの方に参加したのですが、討論も濃くて、それぞれの質問者
と回答者の頭の中で何が起こっているのか、理解するだけでかなり
エネルギーを使いました。
参加の皆さまお疲れさまでした~~。
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