2016年9月20日火曜日
日本とフランス「外国語」としての英語
現象学的アプローチ、でciniを検索していたら、
こんな論文が出てきました。現象学とは関係ないようですが、面白くて
読みながらくすくす笑ってしまった。
Snitko, T.(2014). 「Xenolinguistics」は日本の英語教育に効果的な影響を与えるか? : 描述的現象学(descriptive phenomenology)の概念として扱っている「外国語」について 慶應義塾外国語教育研究 11, 177-188.
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005573024
慶應大学にいらっしゃるロシア人の研究者の方なのかな、と思いますが、
EP EFI指標という英語能力の2013年の結果で、日本は27位、フランスは35位で共に下位。
フランス側の理由としては、
1 ヨーロッパでは、歴史的に英語とフランス語は長い間Lingua Francaであった。よって外国語を学ぶ必要がない。
2.フランス文化を守らなければならない(程度は違えど、日本も共通した事情があるはず)。
フランス語はそのフランス文化の源泉である。
3.日常生活で、フランス人は英語を使うことがない。学生は、第二外国語としてはドイツ語やスペイン語を選ぶ傾向にある。
4.フランス人は、もし自分が英語が得意でないと思ったら、外国人としゃべることを避ける。(ので英語を使う場面は必然的に少なくなる?)
5.言語教育上の問題。生きた言語が死んだ言語(ラテン語のような)と同じ教え方をされている。
すごいですね~~!フランス的な思考のステレオタイプにぴったり当てはまる回答。
ということで、脱線ばかりしていて、
今週末の、質的心理学会のための勉強がぜんぜん進みません。。。。
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