2016年9月26日月曜日

「ナラティブ・時間・コミュニケーション」

質的心理学会の招待講演は


名古屋市立大学の野村直樹先生でした。


ベイトソンを研究なさっておられるそうで、自分の興味のある土台が


ある上に、E系列の時間、という新鮮なトピックで


9時半から12時まで、私にしてはまったく集中力が途切れることのなく


講演の休憩にはもう、表題の本を買っていました。




音楽、画像、詩、朗読、と聴覚と視覚、リズムなどをフルに活用した


講演で、終わるころには「時間というものにはあるのか?」という


大きな問いに巻き込まれてしまっていました。


まるで魔法にかかったようで面白かった~~!




でも、やはり学会で賢い論理的な人たちの集まりなので、質疑応答も


論理的だし、それに対する野村先生の情熱あふれる回答もちょっと


ごり押しだし、終わってから階段を下りていると「あれって時間なのか?」


「まあ、本を本で見ろってことだよな」という冷静な感想が聞こえて


来て我に返りました。




でもとっても魅力的な講演で、生きよう、という気にさせていただきました。


ナラティブ・セラピーってこのことかも。





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