2016年9月6日火曜日

現象学的社会学の応用 シュッツ

相変わらず迷走中ですが、何とか道すじをつけようとして

表題の本を見つけて半分くらいまで読んでいます。

第1章 他所者      第2章 帰郷者      第3章 博識の市民   で多元的な現実とそれを

構成する関連性の構造についての考え方が説明されています。

第4章 ドンキホーテと現実の問題 を読み終わったところです。

ドンキホーテってこんなに深い話だったのか、と感じ入りました。



書き方が私の好みで分かりやすい。他の現象学関連の本で頭が

くらくらしていたので、腑に落ちるところが多くてすっきりします。

巻末にある訳者の桜井厚先生が書かれた 「A. シュッツの基本概念と生活史」

を一読してから本文を読むと余計分かりやすい。


滅法面白いけど、バーガー&ルックマンによう似てるやん、と

思って、ちょっと調べてみたら、ナチ支配下のオーストリアから逃れて米国に

渡った後教鞭を取ったNew School for Social Research で彼らと

接点があります。年齢から多分先生。この辺りは社会学の方から

するときっと常識、わざわざ書くのも無知丸出しですみません。


バーガールックマンに当たってみると、第1章は全面的にシュッツの議論に

依拠している、と、全面的に、に傍点つきで注がありました。

色々読むと、結局のところ自分の関心事に収斂してくるので、

やっと安心して進めるようになってきました。




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