2016年6月9日木曜日

不毛

昨年以来、ずっと頭に来ていることがあります。


大学院で、院生として先生のお手伝いをいろんな形でやらせて


もらっています。 ティーチングアシスタントとか、リサーチアシスタント


とか研究支援員とか、留学生のチューターとか。




そういうのは時給がでます。少しでもお金が出るのはありがたいことなんですが、


それよりもご多忙な先生方の力になれるのは嬉しい。そして授業以外での


先生の様子を拝見しながらこちらも学ぶことが沢山ありますし、


お話しできる機会も増えるからさせていただいていることです。




ところが、そういう仕事に絡んでよろしくないことが学内で起きて


それが報道されたりなんかしたことがきっかけだとうと思うのですが


(まず間違いなく)、事務方からも監視が厳しくなり、本当にやっているか


どうか抜き打ちで見にきたり、先生の研究室に行く前に事務の方に


ハンコを押しに来いだの、一か月の予定をきっちり決めて出せだの、


少しでも10分でもその予定からずれたらもう一度予定表を書き直して出せだの、


いかにもあなたたちは不正を働くんでしょう、ということを前提として


いるような犯罪人予備軍のような扱い。




ちょっと制度が罪をつくるということを連想してしまいました。




自分もものすごく不愉快ですが、何よりも先生方に失礼過ぎるし、


そういうことをして睡眠時間を削って健康を害しながら授業と研究を


している先生たちの体をつぶすような方向にどんどん行っています。






あれもこれもすべて政府と中央省庁から来ている支持のもとに公務員や職員が


脅されていろんな会議の決定のもとにこういうことになっているに決まっています。




いわゆる「エリート」の考えそうなことです。




そういう人たちが日本の経済や活力を停滞させているのです。




せめて教育だけでも地方に権限を委譲して、そういう、受験勉強の頭から


抜けだせない、実は頭の悪い偏差値の高い大学を出た高級「エリート」


たちのしょうもないこざかしさから日本の教育を救わなくてはならない。




そういう仕事ならロボットでもできるでしょう。高級官僚ロボットでも


莫大なお金をかけてつくればいいのではないでしょうか?



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