2016年6月19日日曜日

ことばのジャンル

西口先生の授業でもバフチンの概念で重要なこととして


ことばのジャンルがあげられています。






けっこう自分はいろいろな世界に出たりはいったりしているので


いろんなジャンルの違いにも適応できると密かに思っていました。






でも、先日、まさにジャンルというか住む世界が違うので


こちらが伝えようとしたことが全く伝わらない、ということを


経験して愕然としました。




大学生とかそれより下の子どもたちとか、外国の人なら


それはこちらがそれなりの構えをもって接するので


ある程度はいけます。




でも今回は、ある関西の教育委員会の人たちとのやりとりで


知人からの紹介でただ行って意見を言うだけでいいから、


というのでいいよ、というとどんどん手続きがはじまり、


講師として来てもらう?えそんなことは聞いていないので、


レクチャーはできません、それでもいいですか?と確認したり。


その後も、非常勤先の学長に教育委員会から依頼状を送りつける、


ということがあってやめてください、と直前でとめるとか、


結構とまどうことが多かったのですが、極めつけは


前日に電話で自分が一人でしゃべるのが40分だと聞いたときです。




えええ???



40分しゃべるのはかなり準備がいるよ?なんでもっと早く言ってくれなかったの?




でもせっかく集まって下さる先生方の時間を40分無駄にするわけには


いかないと徹夜でパワーポイントの準備でふらふらでした。




なんかよくわからないままに、行くと校長室に通され、すぐに研究授業の


教室でALTと見学の先生がどっさりいる前で授業が始まり、


それは楽しかったです。終わってから、行った部屋では、見学の先生方は


グループディスカッション、私と市と県の教育委員会の人の席が前に据えられて


これが終わったら3人の先生からご指導を、ということで


とりあえず徹夜で準備したパワーポイントを結局時間が押したので20分しゃべり、


ああそういうことだったんだ、と初めてなんとなく自分の立ち位置が


わかった、という一日でした。




まあ、言語観とコミュニケーション観、西口先生の対話原理、自分の研究に


ついて先生方の前でお話しできたので結果的にはよかったです。




教育委員会の方々もいい人たちでした。でもじゃあ、なぜあんなに


お互いのいうことが理解できなかったんだろうというとひたすらに


ことばのジャンル、だと思うとまあ納得できました。













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