一日目が終わりました。
飛行機の手配をもたもたしていたので、一日早くウラジオストックに入り、
歩き回っていたので、昨日島に渡って大学のゲストハウスに入ると
陸(?でも大橋二つ渡った)の孤島。大学以外は何もなく、今日のために
下見をしようとキャンパス内のシャトルバルでめぐってどこのビルに行っても、
SPのような黒いスーツのガードマンが厳重に警戒していて入れてくれないので、
カフェも入れない始末。
今朝は8時からレジストレーションで、自分で目星をつけた道を行こうと思ってたら、
ロシア人の英語が話せる学生が迎えにきてくれました。
ウラジオストック市内でもそうでしたが、英語が通じない。でも皆親切で
道を聞くと反対方向でも途中まで連れて行ってくれたり、あったかい。
ロシア語専攻の院生に、ロシア人は知らない人には笑顔を見せない、と
聞いていたので、笑わなくても言葉が通じなくても親切な心持が通じるのは、
愛想を重要視している自分には新鮮な発見です。
英語を話せる人は、照れたような顔をしていっしょうけんめいにどういうんだろう、
ええと、と首をかしげながら説明してくださるのが可愛い。すみません、ロシア語が
わからなくて、ご面倒をおかけしています。
ASIA TEFLの参加者とボランティアの学生にはもちろん英語は通じますが、
大学の中でも普通の学生、事務や掃除の人、食堂の従業員、
先ほどのSPみたいなガードマンはWhat's this?なんかでも通じなくて
びっくりしました。
あ、学会です。一コマに20近くプレゼンテーションが合って盛況です。
ロシア人、韓国人、インドネシア人が多い感じ。他ちょこっと話した
のは、モンゴル、中国、アジアで教えているイギリス人など。英語の先生の集まりなので、
トピックは教師の成長、とか、教育法、リンガフランカ、などが多いのかな。
フィリピンの時よりも日本人が少なく、今日再会した先生を含め、3人お会いした
方は全員京都の人でした。
レスター大学留学中ということでイギリスから飛行機で来たインドネシアの青年は、
language attitudeがテーマだと言っていました。今回のEU離脱で影響は
ないのか聞いてみたら、自分の住んでいるところはモスリムが多いから
ましだが、レイシズムが高まってみんなおびえている、と言っていました。
さあ、まだ発表まで一日あるので、昨日書き加えたスクリプトをもう一回
削ったり、練習したりこれからします。
いい方法を思いついたんです。作成したパワーポイントを出しながら、英語で
発表の練習をしているところをビデオで自撮りする。それを書き起こしながら、
パワーポイントを改善しつつスクリプトも改善する。それをまた書き直して、
練習する。本番もビデオで撮って、最終的にproceedingsとして提出できるように
改善する。なんか、他のえらい皆さんのようにすぐに完成原稿ができないので、
少なくともこの方が私は気が楽です。
2016年6月30日木曜日
2016年6月25日土曜日
Asia TEFL 他
いよいよ、念願のAsia TEFLまであと数日です。
万全の準備をしたわけでもないですが、とりあえずパワーポイントにはできる限り、私の苦手な概念図を入れてみました。
英語のリハーサルを自分でビデオでとって書き起こし、それを見直したスクリプトも今週末用意するつもりです。
どう見ても会話分析にはなっていない。というか、会話分析は人間的でないので嫌いです。じゃあ、この自分の分析はなんなのか、というのもあまり説明できない。
談話分析、というのも広すぎるし。連鎖分析でもないし、なんやったっけ、メンバーシップカテゴリー分析?というのでもないし。そもそもそんなに一つの現象を分ける必要があるのか?それなら質的分析ではなく、結局量的分析と同じ雰囲気ではないのか、というのが納得できません。
かといってナラティブ研究でもないし。
アジアの英語教師の先生方に見てもらってまた考えることにします。
とりあえず、ウラジオストックと言う土地に行ってその空気に触れるのが楽しみです。
おびただしい発表の中で地元のロシア人英語教師の発表を見たり、英語授業について話をするのが楽しみ。
こんな機会はないと思うので、がんばってきます。
万全の準備をしたわけでもないですが、とりあえずパワーポイントにはできる限り、私の苦手な概念図を入れてみました。
英語のリハーサルを自分でビデオでとって書き起こし、それを見直したスクリプトも今週末用意するつもりです。
どう見ても会話分析にはなっていない。というか、会話分析は人間的でないので嫌いです。じゃあ、この自分の分析はなんなのか、というのもあまり説明できない。
談話分析、というのも広すぎるし。連鎖分析でもないし、なんやったっけ、メンバーシップカテゴリー分析?というのでもないし。そもそもそんなに一つの現象を分ける必要があるのか?それなら質的分析ではなく、結局量的分析と同じ雰囲気ではないのか、というのが納得できません。
かといってナラティブ研究でもないし。
アジアの英語教師の先生方に見てもらってまた考えることにします。
とりあえず、ウラジオストックと言う土地に行ってその空気に触れるのが楽しみです。
おびただしい発表の中で地元のロシア人英語教師の発表を見たり、英語授業について話をするのが楽しみ。
こんな機会はないと思うので、がんばってきます。
2016年6月22日水曜日
ルーブリック初体験
先月、授業観察に来てもらった大学授業開発論のメンバーと
直後のリフレクションで、学生に評価の観点を一生懸命
’(私が)説明されていたけど、ルーブリックを使う、という手もあるよ、
と教えてもらいました。
英会話学校の時に、、見たことがあり、会社から
評価に使うよう指示されて使ってはいました。でも、あんな
細かい、びっしり書かれた表を自分が作るとは思ってもみなかったし、
なんか、チェックももひとつ厳密にできなかったような気がするので、
敬遠していました。
が、このたび、作ってみました。
ネタ本は「大学教員のためのルーブリック評価入門」。早速
RubiStarというサイトにもアクセスすると、作ったものを、
自分の生徒向けに日本語に訳したり修正するのは簡単だったので、
つくって授業で相互評価をさせてみました。
いやあ重い。紙が重い。
だって、37人のクラスを4人ずつ9グループに分けて、
各グループのプレゼンにみんなでルーブリックにまる付けするとすると、
37×9は少なくとも紙がいるわけです。
それを全部見て、どう処理するのか。というのも課題。
なんでもやってみないとわからないですね。
グループ分けも新しく、みんなの表情を見ながらやって、
ようやく覚えきれなかった学生の顔と名前が一致して、
なんとなく自分がこのクラスと一体になった気持ちがしてきました。
すると、少しは、学生も自分となじんでくれたような
気がして(できるできないは別として)、グループワークも
とても感じよくなってきました。
これぞ私の目指している授業です。
馴染みのないひと、違和感のある人とでも、教え合い、話し合う、
たずね合う、わかることは共有する、そうしてお互いに助け合うことが
できるようになっていく。
そういう態度を身につけることができれば、社会に出ても
きっとやっていけるし、一人ではできないこともできるようになる、
そして何よりも人から信頼されると思うのです。
直後のリフレクションで、学生に評価の観点を一生懸命
’(私が)説明されていたけど、ルーブリックを使う、という手もあるよ、
と教えてもらいました。
英会話学校の時に、、見たことがあり、会社から
評価に使うよう指示されて使ってはいました。でも、あんな
細かい、びっしり書かれた表を自分が作るとは思ってもみなかったし、
なんか、チェックももひとつ厳密にできなかったような気がするので、
敬遠していました。
が、このたび、作ってみました。
ネタ本は「大学教員のためのルーブリック評価入門」。早速
RubiStarというサイトにもアクセスすると、作ったものを、
自分の生徒向けに日本語に訳したり修正するのは簡単だったので、
つくって授業で相互評価をさせてみました。
いやあ重い。紙が重い。
だって、37人のクラスを4人ずつ9グループに分けて、
各グループのプレゼンにみんなでルーブリックにまる付けするとすると、
37×9は少なくとも紙がいるわけです。
それを全部見て、どう処理するのか。というのも課題。
なんでもやってみないとわからないですね。
グループ分けも新しく、みんなの表情を見ながらやって、
ようやく覚えきれなかった学生の顔と名前が一致して、
なんとなく自分がこのクラスと一体になった気持ちがしてきました。
すると、少しは、学生も自分となじんでくれたような
気がして(できるできないは別として)、グループワークも
とても感じよくなってきました。
これぞ私の目指している授業です。
馴染みのないひと、違和感のある人とでも、教え合い、話し合う、
たずね合う、わかることは共有する、そうしてお互いに助け合うことが
できるようになっていく。
そういう態度を身につけることができれば、社会に出ても
きっとやっていけるし、一人ではできないこともできるようになる、
そして何よりも人から信頼されると思うのです。
2016年6月19日日曜日
宿題再提出
今週、非常勤の授業で画期的なことがおきました。
メールで宿題を送ってくるのに対していちいち丁寧に
励ましたり、ここを改善するように返信していたのですが、
「せんせ、返事くれた?」とか「もらってない」「宿題みた?」
とか言うので、私の返信読んでいる人、と手をあげさせたら
少なくて、ちょっとぶつぶつ睡眠時間削って書いてるんだから、
今後は返信ほしい人だけ返すので、シャトルカードかメールを送るときに
その旨書いてください、と言っておきました。
あまりにもグーグル翻訳をそのまま使っている意味不明な文章を
送ってくる子が多いので、返信ください、というひとにだけ色々
文法上の注意をまあ読んでもその通りにできないだろうな、
と思いながら、今週返信を書き続けていました。
、
今日一人の生徒が、意味がわからないので自分の英語で書き直して、
あなたならできると思う、と
いう返信に、なんと宿題を書き直して送ってきました!!
宿題を締め切り前に再提出なんてこれは画期的です。
自分の願いが通じたんだなあ、と思ってちょっと希望が見えてきました。
嬉しかった。
メールで宿題を送ってくるのに対していちいち丁寧に
励ましたり、ここを改善するように返信していたのですが、
「せんせ、返事くれた?」とか「もらってない」「宿題みた?」
とか言うので、私の返信読んでいる人、と手をあげさせたら
少なくて、ちょっとぶつぶつ睡眠時間削って書いてるんだから、
今後は返信ほしい人だけ返すので、シャトルカードかメールを送るときに
その旨書いてください、と言っておきました。
あまりにもグーグル翻訳をそのまま使っている意味不明な文章を
送ってくる子が多いので、返信ください、というひとにだけ色々
文法上の注意をまあ読んでもその通りにできないだろうな、
と思いながら、今週返信を書き続けていました。
、
今日一人の生徒が、意味がわからないので自分の英語で書き直して、
あなたならできると思う、と
いう返信に、なんと宿題を書き直して送ってきました!!
宿題を締め切り前に再提出なんてこれは画期的です。
自分の願いが通じたんだなあ、と思ってちょっと希望が見えてきました。
嬉しかった。
ことばのジャンル
西口先生の授業でもバフチンの概念で重要なこととして
ことばのジャンルがあげられています。
けっこう自分はいろいろな世界に出たりはいったりしているので
いろんなジャンルの違いにも適応できると密かに思っていました。
でも、先日、まさにジャンルというか住む世界が違うので
こちらが伝えようとしたことが全く伝わらない、ということを
経験して愕然としました。
大学生とかそれより下の子どもたちとか、外国の人なら
それはこちらがそれなりの構えをもって接するので
ある程度はいけます。
でも今回は、ある関西の教育委員会の人たちとのやりとりで
知人からの紹介でただ行って意見を言うだけでいいから、
というのでいいよ、というとどんどん手続きがはじまり、
講師として来てもらう?えそんなことは聞いていないので、
レクチャーはできません、それでもいいですか?と確認したり。
その後も、非常勤先の学長に教育委員会から依頼状を送りつける、
ということがあってやめてください、と直前でとめるとか、
結構とまどうことが多かったのですが、極めつけは
前日に電話で自分が一人でしゃべるのが40分だと聞いたときです。
えええ???
40分しゃべるのはかなり準備がいるよ?なんでもっと早く言ってくれなかったの?
でもせっかく集まって下さる先生方の時間を40分無駄にするわけには
いかないと徹夜でパワーポイントの準備でふらふらでした。
なんかよくわからないままに、行くと校長室に通され、すぐに研究授業の
教室でALTと見学の先生がどっさりいる前で授業が始まり、
それは楽しかったです。終わってから、行った部屋では、見学の先生方は
グループディスカッション、私と市と県の教育委員会の人の席が前に据えられて
これが終わったら3人の先生からご指導を、ということで
とりあえず徹夜で準備したパワーポイントを結局時間が押したので20分しゃべり、
ああそういうことだったんだ、と初めてなんとなく自分の立ち位置が
わかった、という一日でした。
まあ、言語観とコミュニケーション観、西口先生の対話原理、自分の研究に
ついて先生方の前でお話しできたので結果的にはよかったです。
教育委員会の方々もいい人たちでした。でもじゃあ、なぜあんなに
お互いのいうことが理解できなかったんだろうというとひたすらに
ことばのジャンル、だと思うとまあ納得できました。
ことばのジャンルがあげられています。
けっこう自分はいろいろな世界に出たりはいったりしているので
いろんなジャンルの違いにも適応できると密かに思っていました。
でも、先日、まさにジャンルというか住む世界が違うので
こちらが伝えようとしたことが全く伝わらない、ということを
経験して愕然としました。
大学生とかそれより下の子どもたちとか、外国の人なら
それはこちらがそれなりの構えをもって接するので
ある程度はいけます。
でも今回は、ある関西の教育委員会の人たちとのやりとりで
知人からの紹介でただ行って意見を言うだけでいいから、
というのでいいよ、というとどんどん手続きがはじまり、
講師として来てもらう?えそんなことは聞いていないので、
レクチャーはできません、それでもいいですか?と確認したり。
その後も、非常勤先の学長に教育委員会から依頼状を送りつける、
ということがあってやめてください、と直前でとめるとか、
結構とまどうことが多かったのですが、極めつけは
前日に電話で自分が一人でしゃべるのが40分だと聞いたときです。
えええ???
40分しゃべるのはかなり準備がいるよ?なんでもっと早く言ってくれなかったの?
でもせっかく集まって下さる先生方の時間を40分無駄にするわけには
いかないと徹夜でパワーポイントの準備でふらふらでした。
なんかよくわからないままに、行くと校長室に通され、すぐに研究授業の
教室でALTと見学の先生がどっさりいる前で授業が始まり、
それは楽しかったです。終わってから、行った部屋では、見学の先生方は
グループディスカッション、私と市と県の教育委員会の人の席が前に据えられて
これが終わったら3人の先生からご指導を、ということで
とりあえず徹夜で準備したパワーポイントを結局時間が押したので20分しゃべり、
ああそういうことだったんだ、と初めてなんとなく自分の立ち位置が
わかった、という一日でした。
まあ、言語観とコミュニケーション観、西口先生の対話原理、自分の研究に
ついて先生方の前でお話しできたので結果的にはよかったです。
教育委員会の方々もいい人たちでした。でもじゃあ、なぜあんなに
お互いのいうことが理解できなかったんだろうというとひたすらに
ことばのジャンル、だと思うとまあ納得できました。
2016年6月15日水曜日
あともう一つは
あともう一つは
生徒に発達障害的な子が何人もいる、が大学は
一切そういう情報を事前にくれないので授業をやりながら
把握しています。
私はもう人生が年期に入っているので、自閉症の人も学習障害的な
人も発達障害的な人もアスペルガー症候群的な人も
若い年寄りなど年齢にかかわらず、日本人外国人国籍に関わらず
なんとなくわかっています。
もう前期の授業も9回目に入っているのでなんとなく自分のクラスと
その子の御し方とのバランスもわかります。
でもまったくそういう予備知識も大学から知らされず、教育経験も
高学歴の子が集まる大学に限られていて(非常勤の先生方は
優秀な人がほとんどなので)、色々難しいティーンエイジャーの
いるクラスを一人でマネジメントするということは無理です。
そういう先生へのサポート体制がない、ということは
教育をつかさどる組織として致命的だと思う。
大学と銘打っていても大学ではない。教育ということを
全く考えていない。
生徒に発達障害的な子が何人もいる、が大学は
一切そういう情報を事前にくれないので授業をやりながら
把握しています。
私はもう人生が年期に入っているので、自閉症の人も学習障害的な
人も発達障害的な人もアスペルガー症候群的な人も
若い年寄りなど年齢にかかわらず、日本人外国人国籍に関わらず
なんとなくわかっています。
もう前期の授業も9回目に入っているのでなんとなく自分のクラスと
その子の御し方とのバランスもわかります。
でもまったくそういう予備知識も大学から知らされず、教育経験も
高学歴の子が集まる大学に限られていて(非常勤の先生方は
優秀な人がほとんどなので)、色々難しいティーンエイジャーの
いるクラスを一人でマネジメントするということは無理です。
そういう先生へのサポート体制がない、ということは
教育をつかさどる組織として致命的だと思う。
大学と銘打っていても大学ではない。教育ということを
全く考えていない。
2016年6月14日火曜日
それなりの理由
今日は非常勤先で、3日間で中間発表でそれぞれが書いたコメントを
プレゼンターのところに貼ってもらうという作業をやってもらいました。
これが思いのほか時間がかかって授業時間の大半を使って
しまいました。授業後のビデオをみると自分の見えていないところで
いろいろなことが起こっていてそれはそれは面白かったのですが、
自分の段取りの悪さに反省。
Goffmanのいう参加枠組みが明確でなかったなあ、と大いに反省しました。
でも、時間はかかりましたが、それぞれがクラスメイトにどう受け取られているか
別の視点で自分のプレゼンを見ることができて、価値がある時間だったと
思います。
2クラスのほぼ全員が自分はだめだったと思っていたけど、
クラスメイトにポジティブなコメントをもらえてうれしかったという感想を
シャトルカードと、コメントの振り返りに書いていました。
一人一人の書いていることを読んでいると
この大学に来て、この授業を受けて、英語が苦手だったり
読むのが苦手だったり、文法ができない、とか人前で話せない、
とか、宿題、パソコン、メールができない、とかいうのにはそれぞれ
18年、19年の人生を生きてきてそれなりの理由があるんだなあ、
と思いました。
ほんの週一回の90分の授業で、15回だけの付き合いですが、
何かこの授業で彼らになにか感じてもらうことができるでしょうか。
それが自分のチャレンジなので、まだまだがんばれそうです。
プレゼンターのところに貼ってもらうという作業をやってもらいました。
これが思いのほか時間がかかって授業時間の大半を使って
しまいました。授業後のビデオをみると自分の見えていないところで
いろいろなことが起こっていてそれはそれは面白かったのですが、
自分の段取りの悪さに反省。
Goffmanのいう参加枠組みが明確でなかったなあ、と大いに反省しました。
でも、時間はかかりましたが、それぞれがクラスメイトにどう受け取られているか
別の視点で自分のプレゼンを見ることができて、価値がある時間だったと
思います。
2クラスのほぼ全員が自分はだめだったと思っていたけど、
クラスメイトにポジティブなコメントをもらえてうれしかったという感想を
シャトルカードと、コメントの振り返りに書いていました。
一人一人の書いていることを読んでいると
この大学に来て、この授業を受けて、英語が苦手だったり
読むのが苦手だったり、文法ができない、とか人前で話せない、
とか、宿題、パソコン、メールができない、とかいうのにはそれぞれ
18年、19年の人生を生きてきてそれなりの理由があるんだなあ、
と思いました。
ほんの週一回の90分の授業で、15回だけの付き合いですが、
何かこの授業で彼らになにか感じてもらうことができるでしょうか。
それが自分のチャレンジなので、まだまだがんばれそうです。
2016年6月12日日曜日
中間発表終了後
非常勤先のプロジェクト英語発信型授業の中間発表が終わり、
単位の取り方についてまだ認識が甘いと思ったので、
改めて厳しめに確認したところ続々と出してなかった宿題をメールで
まとめて送ってきたのでちょっとホッとしています。
ただ諦めたのか、授業も休み、メールも1回もくれたことがなく、
宿題も出さない学生がいて授業ではけっこう活発に発言してクラスメイトには
明るくて人気があるのに、英語もパソコンもできないとあきらめたのか凄く心配。
諦めないで〜!がんばれ〜!周りの人に聞くんだよ。帰ってこいよー!
後、パソコンが重くなってみんなの宿題をダウンロードするのに
凄く時間がかかります。これも課題。
単位の取り方についてまだ認識が甘いと思ったので、
改めて厳しめに確認したところ続々と出してなかった宿題をメールで
まとめて送ってきたのでちょっとホッとしています。
ただ諦めたのか、授業も休み、メールも1回もくれたことがなく、
宿題も出さない学生がいて授業ではけっこう活発に発言してクラスメイトには
明るくて人気があるのに、英語もパソコンもできないとあきらめたのか凄く心配。
諦めないで〜!がんばれ〜!周りの人に聞くんだよ。帰ってこいよー!
後、パソコンが重くなってみんなの宿題をダウンロードするのに
凄く時間がかかります。これも課題。
関西英語教育学会 研究大会
久しぶりに参加してきました。
元院生仲間の発表を聞きたくもあり、久々に関西のこの業界の
空気も吸いたくなって。
以前よりこじんまりしている印象だったのは、自分が慣れたのか
それとも本当に規模が小さくなったのか。それとも全国大会と
関西の研究大会がごっちゃになっているのかもしれません。
初めて参加した時は、まだ自分の塾、英会話学校でしか英語を教えたことが
なくてどの学会発表のスクリーンも巨大で、知らない事ばかりで、
偉い先生方々で一杯の会場に1人こんな所に来ていいのか、と穴があれば
ひたすら隠れたい気持ちでした。それから、大学院で科目履修させてもらい、
皆に色々教えて貰いながら修論も書き、拙い論文や学会発表も幾つか先生方に
支援して頂きながらものにし、ささやかながら授業を実践するようになり、
ずいぶん自分のスタンスが変わったと今日は改めて実感しました。
発表者の先生方とのコミュニケーションが凄く楽しかったし、自分の実践に
大きなヒントも頂き、英語教育に対して似た思いを持っている人が何人も
いるんだなあ、と心強く感じました。行ってよかったです。
元院生仲間の発表を聞きたくもあり、久々に関西のこの業界の
空気も吸いたくなって。
以前よりこじんまりしている印象だったのは、自分が慣れたのか
それとも本当に規模が小さくなったのか。それとも全国大会と
関西の研究大会がごっちゃになっているのかもしれません。
初めて参加した時は、まだ自分の塾、英会話学校でしか英語を教えたことが
なくてどの学会発表のスクリーンも巨大で、知らない事ばかりで、
偉い先生方々で一杯の会場に1人こんな所に来ていいのか、と穴があれば
ひたすら隠れたい気持ちでした。それから、大学院で科目履修させてもらい、
皆に色々教えて貰いながら修論も書き、拙い論文や学会発表も幾つか先生方に
支援して頂きながらものにし、ささやかながら授業を実践するようになり、
ずいぶん自分のスタンスが変わったと今日は改めて実感しました。
発表者の先生方とのコミュニケーションが凄く楽しかったし、自分の実践に
大きなヒントも頂き、英語教育に対して似た思いを持っている人が何人も
いるんだなあ、と心強く感じました。行ってよかったです。
教育者の懐
今日、娘に修士論文の構想を聞いてと言われたので、レジュメを
みながら説明を聞いてあまりにもよくできているのでびっくりしました。
立命館大学を卒業した時には、正直プレゼンは上手だけれど
それほど研究ができるとは思っていませんでした。
京都大学の大学院に進学して一年余り、ずっとごろごろしているばかりで
就活に注力していたのでこんな状態で研究とか修士論文の執筆とか
できるのか、と不安で疑っていました。
でも今晩構想を聞くとすごかったです。指導の先生とそれをとりまく
環境が彼女を一年あまりでここまで育てたのだと思います。
京都大学の先生方の懐の深さに感謝です。
びっくり。
昨日は、私の指導教官の西口光一先生が日本語教育学会の
学会賞をとられたのでお祝いの飲み会をしました。個人的に楽しかったのですが、
韓国人の留学生がこんな飲み会は初めてだったというのがちょっと
びっくりしました。
もっとやらないとね。
西口先生の魅力はバフチンに傾倒されているということもありますが、
だれも否定せず、院生も含めてご自分がかかわるすべての留学生、
院生の個人を受け入れるあたたかい大阪のおじさん、という
感じだと思います。
まさに教育者の懐の深さを体現されている方だと思うのです。
みながら説明を聞いてあまりにもよくできているのでびっくりしました。
立命館大学を卒業した時には、正直プレゼンは上手だけれど
それほど研究ができるとは思っていませんでした。
京都大学の大学院に進学して一年余り、ずっとごろごろしているばかりで
就活に注力していたのでこんな状態で研究とか修士論文の執筆とか
できるのか、と不安で疑っていました。
でも今晩構想を聞くとすごかったです。指導の先生とそれをとりまく
環境が彼女を一年あまりでここまで育てたのだと思います。
京都大学の先生方の懐の深さに感謝です。
びっくり。
昨日は、私の指導教官の西口光一先生が日本語教育学会の
学会賞をとられたのでお祝いの飲み会をしました。個人的に楽しかったのですが、
韓国人の留学生がこんな飲み会は初めてだったというのがちょっと
びっくりしました。
もっとやらないとね。
西口先生の魅力はバフチンに傾倒されているということもありますが、
だれも否定せず、院生も含めてご自分がかかわるすべての留学生、
院生の個人を受け入れるあたたかい大阪のおじさん、という
感じだと思います。
まさに教育者の懐の深さを体現されている方だと思うのです。
2016年6月9日木曜日
不毛
昨年以来、ずっと頭に来ていることがあります。
大学院で、院生として先生のお手伝いをいろんな形でやらせて
もらっています。 ティーチングアシスタントとか、リサーチアシスタント
とか研究支援員とか、留学生のチューターとか。
そういうのは時給がでます。少しでもお金が出るのはありがたいことなんですが、
それよりもご多忙な先生方の力になれるのは嬉しい。そして授業以外での
先生の様子を拝見しながらこちらも学ぶことが沢山ありますし、
お話しできる機会も増えるからさせていただいていることです。
ところが、そういう仕事に絡んでよろしくないことが学内で起きて
それが報道されたりなんかしたことがきっかけだとうと思うのですが
(まず間違いなく)、事務方からも監視が厳しくなり、本当にやっているか
どうか抜き打ちで見にきたり、先生の研究室に行く前に事務の方に
ハンコを押しに来いだの、一か月の予定をきっちり決めて出せだの、
少しでも10分でもその予定からずれたらもう一度予定表を書き直して出せだの、
いかにもあなたたちは不正を働くんでしょう、ということを前提として
いるような犯罪人予備軍のような扱い。
ちょっと制度が罪をつくるということを連想してしまいました。
自分もものすごく不愉快ですが、何よりも先生方に失礼過ぎるし、
そういうことをして睡眠時間を削って健康を害しながら授業と研究を
している先生たちの体をつぶすような方向にどんどん行っています。
あれもこれもすべて政府と中央省庁から来ている支持のもとに公務員や職員が
脅されていろんな会議の決定のもとにこういうことになっているに決まっています。
いわゆる「エリート」の考えそうなことです。
そういう人たちが日本の経済や活力を停滞させているのです。
せめて教育だけでも地方に権限を委譲して、そういう、受験勉強の頭から
抜けだせない、実は頭の悪い偏差値の高い大学を出た高級「エリート」
たちのしょうもないこざかしさから日本の教育を救わなくてはならない。
そういう仕事ならロボットでもできるでしょう。高級官僚ロボットでも
莫大なお金をかけてつくればいいのではないでしょうか?
大学院で、院生として先生のお手伝いをいろんな形でやらせて
もらっています。 ティーチングアシスタントとか、リサーチアシスタント
とか研究支援員とか、留学生のチューターとか。
そういうのは時給がでます。少しでもお金が出るのはありがたいことなんですが、
それよりもご多忙な先生方の力になれるのは嬉しい。そして授業以外での
先生の様子を拝見しながらこちらも学ぶことが沢山ありますし、
お話しできる機会も増えるからさせていただいていることです。
ところが、そういう仕事に絡んでよろしくないことが学内で起きて
それが報道されたりなんかしたことがきっかけだとうと思うのですが
(まず間違いなく)、事務方からも監視が厳しくなり、本当にやっているか
どうか抜き打ちで見にきたり、先生の研究室に行く前に事務の方に
ハンコを押しに来いだの、一か月の予定をきっちり決めて出せだの、
少しでも10分でもその予定からずれたらもう一度予定表を書き直して出せだの、
いかにもあなたたちは不正を働くんでしょう、ということを前提として
いるような犯罪人予備軍のような扱い。
ちょっと制度が罪をつくるということを連想してしまいました。
自分もものすごく不愉快ですが、何よりも先生方に失礼過ぎるし、
そういうことをして睡眠時間を削って健康を害しながら授業と研究を
している先生たちの体をつぶすような方向にどんどん行っています。
あれもこれもすべて政府と中央省庁から来ている支持のもとに公務員や職員が
脅されていろんな会議の決定のもとにこういうことになっているに決まっています。
いわゆる「エリート」の考えそうなことです。
そういう人たちが日本の経済や活力を停滞させているのです。
せめて教育だけでも地方に権限を委譲して、そういう、受験勉強の頭から
抜けだせない、実は頭の悪い偏差値の高い大学を出た高級「エリート」
たちのしょうもないこざかしさから日本の教育を救わなくてはならない。
そういう仕事ならロボットでもできるでしょう。高級官僚ロボットでも
莫大なお金をかけてつくればいいのではないでしょうか?
2016年6月8日水曜日
デジタルデバイド
非常勤の中間発表がほぼ終わりが見えてきて、ほっとしかけ。
学生もそうらしく、シャトルカードや発表のコメントシートを見ると
みんな一山超えたんだな、という気がします。
でも、表題のデジタルデバイドは若者ほど深刻な気がしてきました。
先日ちょっとあるところに、携帯が生活の中心なのでパソコンに慣れていない
若者にびっくりした、というようなことを書いたら、正義感の強い人に
パソコンが買えない家庭の子もいるのに何を考えているんだ、
とおしかりを受けた(ような気がする)のですが、ことは経済格差では
なく、もっと深刻な兆しを感じます。
逆に、ハングリー精神が旺盛でなんとかこの世の中に立ち向かって
いく気概のある人は格差や不公平をITを利用して乗り越えて
行けるのではないでしょうか?
私のクラスでは、中間発表が終わりほとんどの学生が、ワードと
パワーポイントで英語の発表ができています。ただ、メールに添付して
宿題を送ることができない。
今日、授業後に残っていた学生と話ししていたら、初めは
Gmailとかメールに添付して送るとか、私が何を言っているのか
わからなかったそうです。でも同じクラブの友人に教えてもらって
わかったと。大学の情報の授業で習わないの?と聞くと、そういう
授業ではワードでどういうふうにキーボードをたたいて文書を作るとか
それくらいの事しか教えてもらわないと。
でも大学の教務課や上司に聞くと、メールも添付もできるはずだと
いいます。でもどういうオリエンテーションでどのように学生に伝えて
いるのかはまったく伝わってこない。
結局、みな知人友人に教えてもらえば、なあんだこんな簡単なことだったんだ、
とどんどんできるようになる。
そういう人に出会わなければわからないまま。
いくら教室でかみ砕いて教えても、それ以前の前提が違うのでかみ合わない。
自分の周辺にどういう人がいるのか、必要な知識や技術を持っている人に
どういうふうに出会うのか、どうつきあい、教えてもらうのか。自分が
必要だと思ったときにお頭を下げ壁を越えてお願いすることができるのか。
それができるかできないかがデジタルデバイドを産むことになる。
お金もある程度は関係があるかもしれませんが、それは本質的な問題ではないと思います。
学生もそうらしく、シャトルカードや発表のコメントシートを見ると
みんな一山超えたんだな、という気がします。
でも、表題のデジタルデバイドは若者ほど深刻な気がしてきました。
先日ちょっとあるところに、携帯が生活の中心なのでパソコンに慣れていない
若者にびっくりした、というようなことを書いたら、正義感の強い人に
パソコンが買えない家庭の子もいるのに何を考えているんだ、
とおしかりを受けた(ような気がする)のですが、ことは経済格差では
なく、もっと深刻な兆しを感じます。
逆に、ハングリー精神が旺盛でなんとかこの世の中に立ち向かって
いく気概のある人は格差や不公平をITを利用して乗り越えて
行けるのではないでしょうか?
私のクラスでは、中間発表が終わりほとんどの学生が、ワードと
パワーポイントで英語の発表ができています。ただ、メールに添付して
宿題を送ることができない。
今日、授業後に残っていた学生と話ししていたら、初めは
Gmailとかメールに添付して送るとか、私が何を言っているのか
わからなかったそうです。でも同じクラブの友人に教えてもらって
わかったと。大学の情報の授業で習わないの?と聞くと、そういう
授業ではワードでどういうふうにキーボードをたたいて文書を作るとか
それくらいの事しか教えてもらわないと。
でも大学の教務課や上司に聞くと、メールも添付もできるはずだと
いいます。でもどういうオリエンテーションでどのように学生に伝えて
いるのかはまったく伝わってこない。
結局、みな知人友人に教えてもらえば、なあんだこんな簡単なことだったんだ、
とどんどんできるようになる。
そういう人に出会わなければわからないまま。
いくら教室でかみ砕いて教えても、それ以前の前提が違うのでかみ合わない。
自分の周辺にどういう人がいるのか、必要な知識や技術を持っている人に
どういうふうに出会うのか、どうつきあい、教えてもらうのか。自分が
必要だと思ったときにお頭を下げ壁を越えてお願いすることができるのか。
それができるかできないかがデジタルデバイドを産むことになる。
お金もある程度は関係があるかもしれませんが、それは本質的な問題ではないと思います。
2016年6月5日日曜日
休学
いよいよ休学することにしました。
国立大学の大学院の博士論文なのです。書けたらすごいことです。
そんなに簡単に書けるはずがありません。私のようなものが
3年在籍するだけですらすらと書けたらそれこそアカデミズムに
不信感ができてしまいます。
私なんか、素人に毛が生えたような存在なのに。
とりあえず、今はASIA TEFLの学会発表に注力して、
Pan Sigと合わせて英語で論文を書き、自分で納得できる
博士論文を書く準備をします。
色々ありますが、自分で納得できるものを書けないのなら、
ドクターに進学した意味はないです。
国立大学の大学院の博士論文なのです。書けたらすごいことです。
そんなに簡単に書けるはずがありません。私のようなものが
3年在籍するだけですらすらと書けたらそれこそアカデミズムに
不信感ができてしまいます。
私なんか、素人に毛が生えたような存在なのに。
とりあえず、今はASIA TEFLの学会発表に注力して、
Pan Sigと合わせて英語で論文を書き、自分で納得できる
博士論文を書く準備をします。
色々ありますが、自分で納得できるものを書けないのなら、
ドクターに進学した意味はないです。
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