親しくさせていただいている先生から、この週末あった東北大学での
メディアとことば研究会のお話をお聞きしました。
その中で特に印象に残ったことが二つ。
一点目は、経済産業省が公開しているデータを詳しく見ると、原子力発電で
供給される電力と自家発電でまかなえる電力はほぼ等しい、
という指摘がなされていたということです。
原子力発電所についてどういうスタンスをとるべきなのか、
悩んでいたので、とても参考になりました。日本はまだ、データの大幅な
ごまかしをしてもばれるような社会らしい、というのがちょっと安心しました。
二点目は、批判的談話分析と称しているけれど、発信側のデータを
分析しているだけだったので期待外れだった、ということでした。
本来ならば、例えば記者会見で記者と政府側のやりとりから
生まれてくるものを分析するのが批判談話分析なのに、と。
日本に批判談話分析が入ってくる入り方がよくなくて
結局分散してしまい、結果日本には批判談話分析は
ほとんど広まっていない、ということでした。
面白い。
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