3月も下旬、日本人にとっては年度末、受験も終わり、卒業、入学、就職と
大事な時期です。
2月から3月にかけて、うちのささやかな英会話塾でもなにがしかの変動が
あります。英会話を続けるべきか、他の習い事や、学習塾、中学高校大学受験や
クラブとの時間とお金の兼ね合い、それぞれのご家庭で子供と親との
話し合いや葛藤があり、何を優先順位とすべきか、価値観のせめぎあいが
あり、続ける子、やめていく子、色々あります。
親御さんたちもさまざま。辞める時にメールで丁寧に事情を説明して
下さる方、最後のレッスンの時に生徒と一緒に来て、
玄関口で挨拶をされる方、手土産とメモを生徒に持たせる方、
本当にみなさん、ちゃんとされていて、自分が子供の先生にこんなに
ちゃんと全部で来ていただろうか、と反省しきりです。
私は全然そんな丁寧にされると返って緊張するので申し訳なく、
何年つきあおうが生徒がじゃあね、と去って行ってくれるほうが
気楽でいいんですけれども。近所なので、また道であったり、
居酒屋やコンビニに行くと、小学生だった子が高校生になっていて、
せんせい、と声かけられてびっくりするのにも慣れてきました。
お月謝も毎回ぴんと新札で入れて来られる方、自分は会計も
いい加減で月謝袋を渡すのも忘れるのに、必ず別の封筒に
毎月入れて生徒にもたせるご自身に厳しいお母さんたち。
14年以上、こんな感じでやっています。保護者の方々に
ずいぶん色んなことを教えていただきました。その中で感じるのは、
子どもに対する期待と塾であれ学校であれ先生という存在に
対する大きな期待と失望。
がっかりさせたこともずいぶんあっただろうなあ、と思います。
その反省から、専門の勉強をはじめたというのもあります。
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