2014年10月26日日曜日

合気道演武会

初めてみたのですが、びっくりしました。


魔法のようでした。攻撃してくる相手の手首を軽く握って

すっと返す、その途端に敵はばたっと倒れて動けなくなる。

静かにその手首を持っているだけでたちあがれない。


小柄な女子が逞しい男子をすっと回転させる姿も衝撃でしたし、

全く力を入れていないように見えるのに手のひらや手首や腕の

繊細な動きで自分に加えられる攻撃をかわす姿が、なにこれ!?

ていう感じでした。


ほとんどの方が最高4段だったのですが、道場主の内田樹先生は

7段で、いつもの内田節で理屈をいいながら、攻撃してくる弟子を

手だけでひっくりかえしたり、後ろと前は表裏一体なんです、と

一体になっているからすぐ入れ替わる、といいながらすっと

攻撃者と一瞬のうちに入れ替わる。本や文章も理屈も講演も

すごいと思っていましたが、学問に触れるうちにもっと難解で

すごいな~と感じた学者の方々に合うことができて、あれほど好きだった

内田せんせのオーラが正直薄れていたところ、武術家内田樹に

お会いできてよかったです。



世間的な成功や勉強やそういうことは何も関係がない、

いるべきときにいるべきところにいてなすべきことをなす、

そうすれば、なぜか会うべき時に会うべき人にあう、という

そういう気をひきよせる、とおっしゃっていたと思います。

そうやって生きる力を養うのが教育だと。



昔は学問や理屈から入られたのかもしれませんが、真骨頂は

合気道や武道だというのがよくわかりました。





さあ、また来週からがんばろう!!


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