初めてみたのですが、びっくりしました。
魔法のようでした。攻撃してくる相手の手首を軽く握って
すっと返す、その途端に敵はばたっと倒れて動けなくなる。
静かにその手首を持っているだけでたちあがれない。
小柄な女子が逞しい男子をすっと回転させる姿も衝撃でしたし、
全く力を入れていないように見えるのに手のひらや手首や腕の
繊細な動きで自分に加えられる攻撃をかわす姿が、なにこれ!?
ていう感じでした。
ほとんどの方が最高4段だったのですが、道場主の内田樹先生は
7段で、いつもの内田節で理屈をいいながら、攻撃してくる弟子を
手だけでひっくりかえしたり、後ろと前は表裏一体なんです、と
一体になっているからすぐ入れ替わる、といいながらすっと
攻撃者と一瞬のうちに入れ替わる。本や文章も理屈も講演も
すごいと思っていましたが、学問に触れるうちにもっと難解で
すごいな~と感じた学者の方々に合うことができて、あれほど好きだった
内田せんせのオーラが正直薄れていたところ、武術家内田樹に
お会いできてよかったです。
世間的な成功や勉強やそういうことは何も関係がない、
いるべきときにいるべきところにいてなすべきことをなす、
そうすれば、なぜか会うべき時に会うべき人にあう、という
そういう気をひきよせる、とおっしゃっていたと思います。
そうやって生きる力を養うのが教育だと。
昔は学問や理屈から入られたのかもしれませんが、真骨頂は
合気道や武道だというのがよくわかりました。
さあ、また来週からがんばろう!!
0 件のコメント:
コメントを投稿