2016年11月8日火曜日

見学される側

自分の授業を他の先生が生徒と見学に行きたい、


とチャレンジングなリクエストを受け、大学の許可も出たので、


2クラスのプロジェクト発信型英語授業を見に来ていただきました。






先週告知したところ、学生たちはそわそわ。


授業の始まりに黒板に「後ろの2列は空けておいてください(見学者が入ります)」


と書いておくと、え~、見学あんねや、と思い出したようで、また


少し緊張が走りました。


結果としては来てもらってよかった、です。おかげでいつもより、


ずっとにぎやかな雰囲気になり、ぴりっとしました。




見学者も同じ学年なので、友達もいるらしく、知り合いが英語でプレゼンする、と


いうのが珍しいのか、最初はシーンとしていました。極度に緊張している


プレゼンターもいましたが、大体いつもの雰囲気でできていたと思います。








ふりかえりのシャトルシートを見ると、この日の発表者は緊張していたと思うのに


堂々と発表していてすごい、と思った、という感想もいくつもありました。


また、見学があって緊張したけどやりきった自分に満足したというコメントが


今日のプレゼンターからありました。





見学が入って嫌だった、という感想は一つもない。






みんな、他者に見られることによって、何か乗り越えるものがあったんだな、と


いうことを感じます。








いつもは自分が研究のために他の学校の授業に他者として参加し、


申し訳ないと思ったりするのですが、今回は逆に見られる側になって


他者の視線にさらされることが、なれ合いになりがちの授業に


新しい意味、新しい価値をもたらすなあ、と思いました。




来てくださった先生のクラスは、コメントを英語で作文して


フィードバックしてくださるそうで、それも楽しみだ、という意見も


ありました。





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