今日の高校生のレッスンで、なかなか難しい内容を予定したのですが、
彼女たちの問いがいきなり繰り出されて、脱線。
一つには「夢がないねん」ということ、もう一つは「英語ってどういうふうに
勉強したらいいの」でした。
一つ目の問いに対して色々聞いてみてよくわからなかったので、「夢がない」
のか「趣味がない」のかどっちの問いなのか聞いてみました。
どっちもだと言う。将来何になりたいとか、もないし、趣味もあきやすいから
続かない。要するに夢中になれることがない、ということ?と聞いて、
何をしてるときが楽しい?と聞いてみると、ふつうにしてるだけ、
というので、ふつうに生きるのが一番むずかしいねんで、と言うと、
え?とびっくりしていました。
人生は色々あるから、ふつうに生きるというのは難しいんだ、というと
そこでその問いは終わったのか、納得したのかそれ以上の追求は
ありませんでした。
二つ目の質問についても、よくわからなかったので、テストで好い点を
とりたいという意味なのか、英語を使えるようになりたいのか、
どういう意味、と聞くと、学校のテストは勉強すればいいけど、進研模試
などは点が取れない、ということらしい。
そこで3人の英語の得意な点、不得意な点は10年ほど付き合っているので
よくわかっている自分としては、色々と本棚から出して並べて
説明をしました。文法が得意で文脈をつかめない子には多読とTED、
流れをつかむのは得意だけど文法が苦手な子には、ロイヤル英文法など
文法書をぼろぼろになるまで使うこと、生活的概念(ヴィゴツキーの)が
優れていて英語圏に憧れているけれど勉強が苦手な子には、
マーフィーの英文法を勧めました。
みんなの反応は、一人目はTEDを毎日ひとつずつでも聞く、二人目は
学校でもらった文法書がきれいで何も書き込みしていないのでこれから
使って汚す、三人目ははじめマーフィを読んでいてわからない、と言って
たのですが急に熱心に読み始め、レッスンが始められないくらいだったので
持って帰っていいよ、というとかばんにしまって持って帰りました。
さあどうなるか。
楽しみです。
細かいことにこだわりすぎて文脈がつかめない
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