今日はちょっと朝からバタバタしたのですが、
明日の発表のために会場とPCのチェックもあって、
午前中と夕方からテンプル大学の梅田キャンパスに行ってきました。
キャンパスとはいえ、大阪駅の南側、1980年代に建築された
駅前第一~四ビル群の中の一つの一室。ちまたの英会話学校
と間違えそうな、でも学会にいくとまさしく中身はまさしくアカデミックでした。
発表者もオーディエンスもほぼ欧米人で中にバイリンガルの日本人の
先生方がちらほらいらっしゃる、という感じ。久しぶりにこの
感じ、は10年以上前にボストンに行ったときに、わ~、有色人種は一切、
アジア人すらいない、とと思ったのと似ていました。
その状況に浸っている人には気づかない、当たり前の状態に
外部から来たものにはある種のイデオロギーが感じられる典型。
それは英語をやりはじめた子供の時に、感じていたイメージそのままの
アメリカの世界でした。そのあと、高校生の時にアメリカの中西部で一年間、
ホストファミリーとともに暮らしたので、実は、この感じとイデオロギーは
正直居心地いいんです。三つ子の魂百まで、というのはよく言ったもので、
若いころにどんな環境で影響を受けたか、というのは一生抜きがたい。
5つほどプレゼンを聞きました。はじめの二つは、repair,とかrecastなどを
量的に(と言っても母数が少ない)分析したもの、あとは日本の英語教育の歴史を
鎖国から簡単に説明したもの(なかなかえらい)、ICTの最先端codeという
概念でipadを使ってプレゼンの評価をするシステムを考案したもの(日本人女性でした)、
日本の大学でどうやって職を得るか(仲間同士の助け合い)、など。
ここで、サルトルとか談話分析とかいうのも場違いな気がしていましたが、
わりとバラエティに富んでいるので落ち着きました。あと、20分プレゼンし続け
られるか、言いたいことを少しでも受け止めてもらえるか、課題はたくさん
ありますが、とにかくやって砕けろ、という気分。いつもです。
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