院生会より、呼びかけがあったので、「正統的周辺参加」してきました。
だだっ広い院生室と、数階に分かれたコンピューター室、談話室など、
集まった有志で二時間ほどかけて、窓を開け放ち、掃いて、埃はらって、
散らばった不要なもの捨てて、掃除機かけて、となかなか大変でした。
こそうじ、という響きが可愛くて口に出していたら、しょうそうじ、と
読むんです、と生真面目に訂正されました。でも、今回一人当たりの
労働量でいうと中掃除ぐらいかも。
春休みで、旅行や帰省中の人も多く、少人数でしたが、たまたま来た人が
できることだけ手伝ったりしていました。
パブリックな精神の有無が露呈するのはこういう時です。いつも同じ場所に
陣取り共有の物を使っているのに、掃除の時だけいなくなって、
終わってからまたいつの間にか座っている人、私物を冷蔵庫に溜め込んで
皆が苦労して山程捨てた後やって来て労いのためのお茶だけ貰って行く人、
普段無口でやりましょうかと一言だけ発して、広い床を黙々と掃いて
いる人、開始時間に間に合わないからと先にできるだけやっときます、と
部分的に掃除する人、色々な周辺参加があり、また、少しコミュニティが
共同構築されていました。
基本的には、研究というのは公共に資するものなので、特に博士後期課程の
人は行動にパブリックなものが求められると思うんだけど。まあ、
ネット上や論文で貢献されているので、体を使うことは後輩たちがやれば
ということなんでしょうかね。
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