2013年10月14日月曜日
感想: 学会「人間発達学」輪読会「外国語質的研究」
忘れないうちに、この2日間の感想です。
10月12日は京都橘大学人間発達学部主催の「子ども・青年のことばと発達」を拝聴。
報告会
「 錯誤(言い間違い)のポジティブな意味」神谷栄司
「児童期におけるかききとばの発達と教育」麻実ゆう子
「音読はどこまで効果があるか」弥永啓子
基調講演
「自己表現活動の成形」西口光一
これまでの日本語教育、第二言語教育のソシュール的パラダイムを分かりやすく紹介されたうえで、西口先生独自の見方を提案されていました。それは、言語活動を直接的に支えているのは、「言葉遣い」であること、そして、コミュニカティブ・アプローチからみたコミュニケーションは機能中心であるが実は人間の発話の殆んどは、単なるおしゃべり、つまり社交的なコミュニケーションである、ということでした。
10月13日は、青山学院大学で、外国語質的研究会に参加。
輪読会でテキストは、Narrative Inquiry, chapter 6〜10
各章を担当の方がレジュメを配布、発表、其々の発表のあと、意見述べ合うという形式。
テキストは院生でも読めるものでしたが、殆んどが大学の先生なので、
大学院の授業よりレジュメ、訳、解釈のレベルがはるかに高く、すごいと感じた反面、
研究者としてまた教師として悩んでいらっしゃる発言がとても人間らしく、えらい方々でも同じような不安を感じられているんだ ということに安心したりもしました。
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