2014年2月10日月曜日

備忘録 入学試験

昨日の試験は、論述試験の英文和訳が楽しかった。




下書きの紙は持って帰ってよい、と言われたので、なくす前にここに記録しておきます。


出典をメモするのを忘れました、残念。




用語などまちがっているかもしれませんが、意味はだいたいとれていると思います。




「十八世紀と十九世紀の西欧思想においては、個人性という概念が私的財産所有の権利と結びいて進化してきた。個人性は心を養成するためにとどめられ、”大衆”の身体性に対する知性を暗示するものである。この意味では個人のアイデンティティは普遍的な特性ではなく、エリートのメンバーシップ(成員資格)とともに人々が得るものである。十九世紀の、
たくましく、男性的で自立した個人は、この個人性という形態の認識である。これは、選択された個人が”大衆”から抜け出ることを許す自己教育と結びついている。一般的にいえば、その主体性は大衆には相容れないものであった。個人の主体は集団的行為を通じてのみ、効力を発していた。


(ここから下線部を訳しなさい)


この歴史はポストマルクス主義者の社会志向的理論が、なぜ個人の主体という概念に不信をいだいているのか、ということを概ね説明している。西欧思想においては、個人主義とエリート主義の間に明確な歴史的連携がある。しかしながら、二十世紀後期と二十一世紀初めの社会的過程の特徴は、社会的アイデンティティの伝統的枠組みが外れ、より多くの人々がより多くの人生の文脈における個人として行為することを求められる異なった種類の”個人化”の加速である。世界の多くの場所で、個人のアイデンティティの所有が社会的特権にとどまっており、それはその地域で支配的な第二言語または国際語としての外国語の使用能力としばしば結びついている。第二言語または外国語学習を通じて人はより”個人”になる、という考えは、言い換えると、世界の多くの場所で社会的、そして地理的な移動において第二言語と外国語の増大する権利に関連する明白な現代的な考えなのである。」


もう一問は、これまでに読んだ研究文献の中で一番自分に影響を与えたものを一つ紹介して、


それがどのような影響を与えたのか英語で書きなさい、というもの。過去問と若干ずれるので、


一瞬あせりましたが、書いているうちに熱くなって気が付いたらもう終了10分前のコールが


聞こえました。28人の受験者全員、かりかりと最後までやっていて、早めに終わって席を


立つものは一人もなし、でした。





0 件のコメント:

コメントを投稿