こちらも、はじめてだったのですが、
「医療現象学」研究会参加してきました。
昨日の臨床実践の現象学会とコアなメンバーは同じだったと
思いますが、医療とつくがゆえに、哲学者、医者、看護師とその分野の
研究者以外の門外漢は一応ちっちゃく手をあげてみたものの、
およびでない感じ、質問もし損ねました。
昨日も今日も先生方の突っ込みとディスカッションがとても勉強に
なりました。
特に、なぜこの研究方法を選んだのか、研究課題はなんなのか、
研究の目的、研究課題と研究方法との整合性、を西村ユミ先生が
どの発表でも必ず質問していらしたことと、このところ私がはまっている本の
著者であられる村上先生がこのデータはこのような分析も可能なのではないか、
と質問されていたり、看護学の専門家らしき方から、カントの
理念と言われてもわかりません、ちゃんと説明してください、
というような質問とか、質疑応答が礼儀正しいながらも
だいじなポイントをはずさず突っ込んでおられて、なれ合いでは
ない感じがよかったです。
全体の印象としては、哲学者が実践の場を求めて看護学のフィールド
に来ていらっしゃり、看護学の研究者もそれに力を得ている、というか
お互いに刺激し合い、学び合っておられる場であるという感じでした。
お互いに慎重に言葉を選んで尊重されておられるバランスのよい
緊張感がありました。
うらやましい。教育実践の場にもこういうふうに哲学の先生方と
ディスカッションできる場があればなあ、と思います。
あ、そうか自分がコーディネイトすればいいのか。
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