2016年10月27日木曜日

ノートテイク 文学科卒論修論中間発表会

申し訳なさすぎる、という気持ちです。






前にも書きましたが、聴覚障害の学生さんの支援として、


授業を聞いているあいだにパソコンで先生の講義や


教室での会話をうちこみ、画面で見せるという大学内での


仕事をはじめました。




二回研修を受けて、私もできるやん、と思い、一回目は


文学科の哲学的な分野だったと思いましたが、修論中間発表会


のノートテイクをやり、自分の興味のある臨床哲学的なものだったので、


まあまあうまくいったと勝手に思いました。


あとは固定で、基礎工学部の一回生の英語授業を毎週一回しています。


これも、学生さんはだいじょうぶ、と言ってくれるし、できると


思っていました。




それで、今週は、文学科の日本文学・国語学・比較文学の


卒論修論中間発表会のノートテイクに応募して、3日間やりました。




もうほんとうに申し訳ない。院生のD2の方のノートテイクだったので、


学部生の人とは全然要求水準が違います。


ノートテイクのシステムは、対象学生をはさんで、2人のノートテイカ―が


一行ずつ聞いた音声を文章に書き起こしていきます。






一回目は、アブストラクトを読んでいたにもかかわらず、


古典や俳諧や源氏物語など音声で聞くとまったく何がなんやら、


と言う感じで、終わってから、対象学生さんがびっくりされたように


前後関係がひっくり返っていてわけがわからなかった、相手の


打ち込みをみながらやって下さい、と言われたのですが、


自分が必死だったのでもうこれ以上は無理だと思いました。




二回目も、古典ではなかったのですが、魯迅と芥川の比較考察、


三島由紀夫、江戸川乱歩、でまだましだとおもったのですが、


やはり同じ注意を受けて、落ち込みました。




今日は三回目で、宮地嘉六、川畑康成、庄野潤三でした。


終わってからかなり前後関係がわかるようになってきました、


お疲れさまでした、と一応言われました。もう一人のノートテイカ―さんには


最近入ってきたんですか、と事後確認され、それで自分の仕事の


ひどさがわかりました。




これまで勝手にだいじょうぶとおもいこんでいましたが、


実は学部生にも迷惑をかけているけれど、我慢してもらっているんだということが


身に沁みました。






私はほんとに厳しく言われないと、どうしようもないらしい。


たぶん、優しくされるとそれ以上発展しない。


情けないけど、がんばります。







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