2016年10月22日土曜日

杖道 合気道、講演

内田樹先生のおっかけだということを知っている友人が


毎年教えてくれるので、今年は(も)へとへとだし、もういいかな、と


思っていたのですが、やっぱり先生の元勤務先の大学での


大学祭に伺ってきました。




合気道も杖道も、これで見るのは3回目、3年目です。




見るたびに自分の見方が深まっていくような気がします。




それは自分の研究の深まりにつながっていて、


身体とか、対話とか、先日撮影にいった中学校と高校の


授業とか、現象学とか今日までに見たり考えたりしたこと


が、武道を見るときの身体の動きに影響しているのだと


思います。




大学祭の実行委員長が、内田先生の講演の前に


SNSには内容は書かないようにしてください、と言って


いたので詳しくは書きませんが、先生の魅力が全快の


素晴らしい講演でした。




一つだけ書くと、新聞やテレビや、政治や何もかも信じられなく


なったときに何を信じればよいのか、というと、自分の直感と、


その人の声、ということでした。声?バフチンの声、ということを


考えながら聞いていると、倍音、という話をされていました。


自分が信じていることを話している人は、その人の身体も


共鳴するので、その人の声には倍音があり、聞いている人は


自分の聞きたいことをその倍音に聞く、という話でした。






平板な声で話しているひと、キンキンした声で話している人は


自分の言っていることを信じていないので、その人の身体が


共鳴しない、だからそういう人のいうことは嘘なのだ、ということでした。







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