内田樹先生のおっかけだということを知っている友人が
毎年教えてくれるので、今年は(も)へとへとだし、もういいかな、と
思っていたのですが、やっぱり先生の元勤務先の大学での
大学祭に伺ってきました。
合気道も杖道も、これで見るのは3回目、3年目です。
見るたびに自分の見方が深まっていくような気がします。
それは自分の研究の深まりにつながっていて、
身体とか、対話とか、先日撮影にいった中学校と高校の
授業とか、現象学とか今日までに見たり考えたりしたこと
が、武道を見るときの身体の動きに影響しているのだと
思います。
大学祭の実行委員長が、内田先生の講演の前に
SNSには内容は書かないようにしてください、と言って
いたので詳しくは書きませんが、先生の魅力が全快の
素晴らしい講演でした。
一つだけ書くと、新聞やテレビや、政治や何もかも信じられなく
なったときに何を信じればよいのか、というと、自分の直感と、
その人の声、ということでした。声?バフチンの声、ということを
考えながら聞いていると、倍音、という話をされていました。
自分が信じていることを話している人は、その人の身体も
共鳴するので、その人の声には倍音があり、聞いている人は
自分の聞きたいことをその倍音に聞く、という話でした。
平板な声で話しているひと、キンキンした声で話している人は
自分の言っていることを信じていないので、その人の身体が
共鳴しない、だからそういう人のいうことは嘘なのだ、ということでした。
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