今の大学院も、留学生が多いわりにそんなに海外志向が強いような
気がしないんですが、それでも周りの院生がどんどん海外へ出ていくので
すごいなあ、と思います。
マスターはいざ知らず、ドクターともなると最低一年は海外の大学で
勉強するか、Ph.Dをとらねば、というのが当たり前になっているようで、
上には上があるというのか、きりがない。今の院生は大変。
国際学会で発表する、ということぐらいが自分の目標の限界なので
どうしてもそこまでがつがつする気になれないです。
アメリカ人に溶け込む、ということを高校生の時に一年間がんばったので、
それで満ち足りてしまったのかもしれません。あの時は若かったし、
楽しかった。10代でホストファミリーのお家にお世話になることができて
なかなかそういうことはできなかったなあ、といまさらながら思い、
感謝感謝です。
今はもう欧米文化に合わせるというよりも、日本の独自の考え方、とか
教育文化とか教室文化とか、欧米的な発想では理解できない、
英語では表現できないようなものを土着の日本人として極めて、
それを世界に紹介するということの方が価値があるような気がします。
まあ、それも世界共通語で表現できなければ、せっかくの宝も
伝わらないんですけれども。
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