非常勤の大学授業も終わり、いよいよ成績の締め切りが
あと5日に迫ってきました。単位をとれるのは60点、59点以下は
単位はとれません。
最終日に、単位とれたと思う人、と手を挙げさせたら、みんなとまどって
いました。なんで先生そんなこと聞くん?という雰囲気。じゃあ、
100点とれたと思う人、一人だけ元気に手をあげる。90点、
80点、だれも戸惑いがちで手があがらない。70点、でやっと
おずおずとあがる感じ。
さりながら、先生単位ちょうだいや、と言って去っていく子もあり、
なんとか交渉すれば、機嫌をとればもらえるのか、と思ったり、
している雰囲気。それもこれも、はじめから自分のシラバスと
一日目のオリエンテーションが理解しにくかったのかなあ、
と思い、昨日提出した来期シラバスはかなりきびしく書きました。
成績ってつけたことがないのです。無責任のようですが(実際無責任なのです)
自宅塾では、学校での英語の成績の低い子をはげましてテストだけでは
測れない個性をみとめたり、成績の高い子にはそれだけでなくて
もっと英語で自分を表現するように促したり、学校教育の基準とは
別のところに英語力というのはある、と信じていたので。
ところが、今回、成績をつけなくてはいけないことになり、色々考えます。
本人は一生懸命がんばったつもりだろうけど、単位を落とすということに
なるとショックだろうなあ、と思ったり、早めにそのショックを与えた方が
若い子の人生にはためになる、という意見ももらったり、新米としては
色々、色々考えます。沢山の大人に聞いてまわっています。
どうしたらいいんだろうか、と。
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