2015年4月12日日曜日

レッスン小5

三か月ほど前に、生徒がこんなのをお母さんが買って

くれた、と本を持ってきました。そういうことは自宅塾では

ときどきあります。教育熱心な親ほど、色々メソッドを探して

このやり方で教えて下さい、と言ってくる。


大体私も短気な方なので、これまではそういわれるとパシッと

断っていました。発音記号を教えてやってください、と

発音記号の本を渡されたり、英検を目標にさせてください、

とか言われたり。それなら、自分で教えたらいいやん。


でも、だんだん丸くなってきたのか、めんどくさくなって

今回ははいはい、と言われたままにやっていました。

百マス計算で有名な先生の本ですが、英語については

単語を大量に覚えさせるという感じで、CDつき、コピーできる

単語のカードつきで、貧弱な言語観に基づいて作っている

わたしにはつまらない、機械的な本です。でも母娘は

いいと信じているようなので、あえて逆らわず、そのままに

してやっていました。


ちょっと面白かったのは、子どもは英語が好きで熱心に

CDのまねをして二ヶ月ほどやっていましたが、

飽きてきたのか、本の後ろの方にのっている早口言葉

とか、(Peter PiperとかShe sells seashells by the sea shoreとか

あんなやつ)、有名なキング牧師のスピーチとかをめくって

先生、読んでみて、とせがむようになりました。


そのなかでびっくりしたのは、ワーズワースのDaffodilsという

詩の第一節が載っていたことです。やるなあ、有名人の先生。


結局、機械的に大量の単語を覚えても、原則が

わからないと苦痛なだけなので、もうやめていつものフォニックスを

やっています。ルールを覚えると応用できて文字を読める

ようになるので、こっちの方が生徒もわたしも楽しい。



まあ、でもまず長いものに巻かれてみる、ということを

教わりました。


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