2014年8月25日月曜日

鳥羽、カルチュラル・スタディーズ、スチュアート・ホール他

鳥羽に行ってきました。

鳥羽駅からタクシーでうねうねと山道を走ること30分。小さな半島の敷地を貸し切った

ような贅沢な場所でした。The Earth という名のとおり、夜、と朝、展望台に出ると

360度の景観は海と湾や岬や、星、風、船。表現力がなくてうまくいい合わらせないのですが、

太平洋や、日本海、瀬戸内海とも、地形も波も違う独特な景色に癒されてかえってきました。




談話分析のレポートを書いているうちに、気になって隣接分野のカルチュラル・スタディーズ

の関連の本を読んでいます。そんなに長くないのですが、学問の切り方も色々あるようで

混乱気味。読んでいるのはこの二冊です。



吉見俊哉編、「カルチュラル・スタディーズ」、講談社選書メチエ

Procter, James, (2004). Stuart Hall.(小笠原博毅訳、『スチュアート・ホール』、青土社)



特に構造主義と構築主義についての記述がよくわからない。自分の理解では構造主義は、

レヴィ・ストロースに代表されるように世の中の事象は、ある構造を基本にして成り立っていること

で説明する、のに対し、構築主義は、相互行為が世界をつくる、というので全く別物だと

思います。『スチュアート・ホール』p71には、ホールは「「ポピュラー」を脱構築するための覚え書」

では、ソシュールの思想を発展させたヴォロシノフにしたがって、ポピュラーなものとは人民の

真正な表出ではなく、文化的に構築されていると述べている、とあります。ソシュールはポスト

構造主義かと思っていたのですが。。。う~ん、わからない、もっと調べてみないと。



あと、提出したレポートのコメントが、お二人の先生方から来ました。ほんとうに

ありがたい。お一人の先生は、日本語の書き方から、先行研究のここは必要、不必要、とか、

分析について事細かに書いていただき、もうお一人の先生は、Dらしい論文、と言っていただいた

上で(めちゃくちゃ励まされます)、論理の飛躍がある部分を指摘してくださいました。

お忙しい中、時間をとっていただいて感謝感謝です。


精進しないと。

0 件のコメント:

コメントを投稿