全国英語教育学会から、表題の冊子が今日届きました。
第40回研究大会記念特別誌、ということで、副題は、理論と実践の統合。
昨年、札幌であまりにも恥ずかしい、でも初めての精一杯がんばった
ポスター発表を思い出しました。今の自分はますますいわゆるの日本の
この「英語教育界」から離れた道を行こうとしているなあ、どうせ
いつもの統計とか量的研究満載なんだろうなあ、と思いつつ、パラパラ
見ていました。
ところがところが面白くて読みふけってしまいました。全16章ですが、
興味のあるところはまあ、スピーキングなのかな、と読んでみると今の
日本の「英語教育界」の最新の取り組みと限界、あと隣接分野で関連の
ありそうな文献も紹介されていて、自分がやろうと感じていることが
やる余地があるというのがわかります。ただ、パラダイムが違うので、
それは常に念頭に置いておかないと変に引きずられる。
これは、この国の英語教育の現状を一挙に網羅できるし、英語教育概論として
大学の授業でも使えそうだな、と思いました。
各章はこんな感じです。
1. 小学校における英語教育、2.リスニング、3.スピーキング、4.リーディング、5.ライティング、6.語彙、7.第二言語習得と文法、8.テストと評価、9.学習者要因、10.教師論「成長する英語教師」、11.教授法、12.授業学、13.英語教育におけるICTの活用、14.国際理解教育と英語教育、15.統計的な分析と分析結果の解釈、16各地区学会における英語教育改善のための取り組み
読んでいて,質的研究に割かれている文面が少ないよなと思いつつ,riさんのことを思い出しました。学部生なんか読むとすごくいい勉強になると思います。JASELEに参加したらもらえるらしいので,もらえたら一冊研究室に持っていこうかと思っています。
返信削除読んでいて,量的研究だけだと限界があるなと思い,質的研究との混合研究を模索しています。今の自分の研究では集団の差しかとらえられず,個人を捉えきれないからです。
二元的に一方に傾くのではなく,融合しなければならないということを感じました。
また,質的なこと教えてくださいね。
コメントありがとうございます。遅くなってすみません。先日欲しいという先生がいらっしゃったので、その情報ありがたいです。質的研究も広くてなかなか絞るのと指導して下さる専門家を見つけるのが大変ですよね。とりあえず、前期のレポートを全部書き終えたら何とか少しは掴めるかと思うので、またフィードバックしますね、というかご飯食べに行きましょう!
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