2014年7月27日日曜日

ヴィゴツキー学他

やっと出しました。というか出せました。

5月末の締め切りでヴィゴツキー学という学術雑誌に掲載していただく短い文を

出したのですが、査読者にご迷惑をおかけするはず、と思っていましたら、

案の定要再査読、ということで、7月末締め切りの修正稿やっと。


文章を書くのは好きで、昔、翻訳者になりたいと思い、子供が生まれる前後、

仕事をしながら翻訳学校に通ったりして、マシュー・アーノルドとか素人は

知らないようなイギリスの作家の小説をグループで訳したり、楽しかったことを

思います。当時の先生が出版された知られざるヴァージニア・ウルフの脚本

に、生徒たちに感謝、とあとがきに名前を入れていただいたときは

誇らしい気持ちでいっぱいになりました。


でも、人目に触れる文章を将来残る文献にちゃんと印刷して掲載して

もらえるかもしれない、というのは、また道楽で翻訳で遊ぶのとはちがって、

責任あることだし、このチャンスを頂けたのはつくづくありがとうございます。

アカデミズムの醍醐味というのはここにあるのかもしれません。

資金も手間もかかる学術雑誌を立ち上げ、運営してこられたここまでの

先生方のご努力はなみなみならず、でもそれだけの意義を信じて

こられた信念はすごい。

まあ、再査読の結果、掲載不可、ということになるかもしれませんが、

それはそれでとてもいい勉強をさせていただきました。


あと、社会言語学のレポート2本、応用言語学のレポート2本、それから

ずっとひきついでいる修正稿(これが一番厄介)をすべて8月第1週には

終わらせたい。



ちょっと嬉しかったのは、副指導教官と博論の進捗状況について面談して

いただき、自分の構想と今後の予定をお話したところ、順調ですね、

まあ、1年目はこんなところでしょう、と言っていただけたこと。

ええ、こんなんで順調といえるんですか、と半信半疑でしたが。

とりあえず、データをどんどんとって、どんどん書き起こし、短い論文を

どんどんあちこちで発表することと、それと並行して思想や哲学、社会学、

談話分析、会話分析の古典や最新のものをどんどん読み、発表する

論文に、第二言語教育と関連づけて反映させていくこと。



秋以降はそれでいくしかない、という感じでしょうか。そうしていくうちに

何か見えてくるものがあればありがたいですが。


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