図書館で申し込むと、鍵のかかる研究個室が借りられるので、昨夜はギリギリまで
そこにいて、終わってから院生室に23時まで夢中でレポートを書いていました。
院生がまだ数人部屋のあちこちにいて、顔見知りの一人に、よくがんばるね〜、
と声かけると、いや、小説読んでるんですよ、と返事。みんな前期のレポートやテスト
で目の色変えている時期に余裕やな〜。
週末2日東京だったので、持っていった本の一冊が、「日常性の解剖学 知と会話」
原題は、Ethnomethodology 。サーサス、ガーフィンケル、サックス、シェグロフと
会話分析の大御所の四人の重要な論文を一編ずつおさめて翻訳されています。
書庫で見つけておさらいのつもりだったのですが、難解!特にガーフィンケル。
この前期、会話分析と、社会言語学の授業二つとって、質的研究の基礎を固めようと
いう心積もりが甘かったです。授業についていくのが精一杯、せっかく教えて
頂いた参考文献にまで手が届かず、毎週の指定文献と順番が回ってくる発表を
こなすのがやっとのことでした。
ただ、レポートに取り組み始めると、シャキッとしてこの3つの授業と自分なりの
背景知識や経験、感じていることが有機的に繋がり、何を調べたらいいか筋道も
見えてくると面白い。
いやはや、提出した論文の査読が返って来てボロボロですが、なんとかがんばります。
ヴィゴツキー学会も8月3日に予定され、恩師と再会予定。それまでに少しは進歩
したところを見せないと。
できれば、秋にどこかで学会発表できるようにしたいと思います。
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