今日、社会言語学の先生方が世話人となっているので、ということで
メディアとことば研究会、という研究会にちょこっとだけ参加してきました。
昭和のテレビが普及する前後のCMのデータが廃棄されそうなので、
デジタルで残そうとしておられるらしく、オタク研究者のひっそりとした
集まりでした。それでもこの研究会で本を四冊ほど出版しているらしいです。
大人しい研究者集団、おそるべし!この四冊が今の日本のあほらしすぎるメディア
状況を変える力になるかもしれません。
今週、会話分析の授業で自分のデータを持ってきてプレゼンしなくてはいけないので、
改めて、授業の指定文献、参考文献をおさらいしています。
その中で、会話分析が世の中に知られるようになったきっかけの事件
を知ってショックでした。
一つは、言わずとしれたオウム真理教の教祖の麻原が信者に教えととく
場面の会話分析、これはNHKの番組で取り上げられたそうです。
もう一つは、山形大学の学生が、体調が悪くなって救急車を呼んだ時の
電話の会話分析。結果救急車が来なくて、その後、その学生は
下宿で遺体となって発見されたという事件でした。
その電話の会話分析を読んで戦慄しました。
あまりにも誰も罪の意識なく、一人の大事な命を殺してしまった、という。
ことばの重さというもの、感じすぎても。感じなさすぎてもよくない。
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