2014年7月7日月曜日

メディアとことば研究会、他会話分析関連

今日、社会言語学の先生方が世話人となっているので、ということで

メディアとことば研究会、という研究会にちょこっとだけ参加してきました。


昭和のテレビが普及する前後のCMのデータが廃棄されそうなので、

デジタルで残そうとしておられるらしく、オタク研究者のひっそりとした

集まりでした。それでもこの研究会で本を四冊ほど出版しているらしいです。


大人しい研究者集団、おそるべし!この四冊が今の日本のあほらしすぎるメディア

状況を変える力になるかもしれません。




今週、会話分析の授業で自分のデータを持ってきてプレゼンしなくてはいけないので、

改めて、授業の指定文献、参考文献をおさらいしています。


その中で、会話分析が世の中に知られるようになったきっかけの事件

を知ってショックでした。

一つは、言わずとしれたオウム真理教の教祖の麻原が信者に教えととく

場面の会話分析、これはNHKの番組で取り上げられたそうです。


もう一つは、山形大学の学生が、体調が悪くなって救急車を呼んだ時の

電話の会話分析。結果救急車が来なくて、その後、その学生は

下宿で遺体となって発見されたという事件でした。

その電話の会話分析を読んで戦慄しました。

あまりにも誰も罪の意識なく、一人の大事な命を殺してしまった、という。


ことばの重さというもの、感じすぎても。感じなさすぎてもよくない。

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