2017年12月6日水曜日

まじめな人

今自分がいわゆる 「せんせい」になってみると、かつての自分のことが

よくわかる。


一生懸命にせんせいの目を見て話を聞く、面白い、面白いから

一生懸命勉強する、せんせいのことばがびんびんくる、

なのに、自分ほどせんせいの話をわかっていない子の方が

せんせいは可愛がっている。放課後にその子を特別扱いしている。

あの子なんにもわかってないやん。鈍いやん。


なんで?


私のほうがせんせいの言っていることはわかっているのに。

私の方がせんせいの話についていっているのに。せんせいに認められるように

がんばっているのに、なんで何もがんばっていない子の方を

せんせいはかまうんだろう。私の方がせんせいをずっと好きなのに。

あの子なんにもしてないやん。あの子せんせいの言うことなにも

わかってないし、わかろうともしてないやん。


せんせいも、その子よりも私と気が合うはずなのに。

せんせいは、私と話している時、すごく楽しそうに色々教えてくれるやん。

友達のように。



私もあの子のようにせんせいにかまってほしい。だから

これだけがんばっているのに。なんで?なんで?


それは「せんせい」になってみるとわかる。




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