今自分がいわゆる 「せんせい」になってみると、かつての自分のことが
よくわかる。
一生懸命にせんせいの目を見て話を聞く、面白い、面白いから
一生懸命勉強する、せんせいのことばがびんびんくる、
なのに、自分ほどせんせいの話をわかっていない子の方が
せんせいは可愛がっている。放課後にその子を特別扱いしている。
あの子なんにもわかってないやん。鈍いやん。
なんで?
私のほうがせんせいの言っていることはわかっているのに。
私の方がせんせいの話についていっているのに。せんせいに認められるように
がんばっているのに、なんで何もがんばっていない子の方を
せんせいはかまうんだろう。私の方がせんせいをずっと好きなのに。
あの子なんにもしてないやん。あの子せんせいの言うことなにも
わかってないし、わかろうともしてないやん。
せんせいも、その子よりも私と気が合うはずなのに。
せんせいは、私と話している時、すごく楽しそうに色々教えてくれるやん。
友達のように。
私もあの子のようにせんせいにかまってほしい。だから
これだけがんばっているのに。なんで?なんで?
それは「せんせい」になってみるとわかる。
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