久々に二日間どっぷり浸かってきました。
たくさん収穫がありました。一日目は、史上初めて外国語教育メディア学会との
共催ということで、阪大の言語教育関連の先生も数人いらっしゃってました。
大学でお会いするのとは、また違う感覚でワークショップで学ぶことが
できて新鮮でした。
ドイツ語の岩居先生は、阪大ではipadカフェでTAの身分でお世話になって
いるのですが、どうしても教授や准教授の先生方のあいだで院生
としてはいつも気後れがしていました。今回は、受講生としてちゃんと
学ぶことができたのでよかったです。
一日目も二日目も修士時代の京都教育大の先生方や先輩、同輩と
再会できてなつかしかったし、その時代の自分と今の自分との
距離や立場の違いを確認できました。
修論発表会から長い期間を経て久々にここで発表したくなりました。
関西で発表するのは全国よりも勇気がいります。。。でも、
そういう試練が自分には必要かもしれないです。
師匠とゆっくりお話ができて、初心に戻れたし、スピノザのエチカは絶対
読もうと思いました。
LETはあまり知らなかったのですが、一日目のシンポジウムの先生方が
若々しくて、海外の大学で博士論文を取られ、国際ジャーナルにも
多数寄稿されているということで、とても論理的ですっきりした
説得力のある展開で面白かったです。でも若いなあ、まだまだ
もっともっと深く教育や言語、哲学を追求していってほしいなあ、と
年寄りぽく思ってしまいました。
圧巻は、高木先生のブランチセッションでした。あんなに高木先生が
熱く実践研究について語っておられたのはすごかったです。
100回ぐらい先生の目を見てうなずいてしまいました。
つられて中部地区の英語教育学会にぜひぜひ参加したくなりました。
修士時代の先輩と電車で帰り一緒でした。中学校の実態を
お聞きすると、快く沢山教えていただきました。アクティブ
ラーニングはどうなんですか、と尋ねると、アクティブ
ラーニングをしているということを文科省にアピールするため、
全教科で机をコの字型にすることに職員会議で
強行に決められたそうです。その先生は反対したんだけど、
と仰っていました。アクティブラーニングを深く理解していなければ、
形だけで入ってもだめだろうと。ほんとうにそう思います。
教育に関してなんでもかんでも上から押しつけて、どうして
現場の話を聞こうとしないんでしょうか?現場の先生が
生徒のこと、教室のこと、何が必要か、教育とは何か、
一番よく知っているはずなのに。
例えば、大工さんに家の建て方を政府がこうしろと
押しつけることができますか?あるいは看護師に
亡くなっていく方の看取りをどうしろと政府が指示することが
できますか?教育もそういうことだと思うのに。
なんでもかんでも政治で決められると思っている。
でもそういう政府を支持せざるを得ない世の中をつくっている
私たちに責任がある。なんとかしないといけないです。
そうでないと、真摯にがんばっておられる現場の先生たちが気の毒です。
0 件のコメント:
コメントを投稿