2014年11月26日水曜日

Goffman - Interaction Ritual

ゴフマンにはまってしまい、来月の担当よろしく、論文何読みたい、と

社会言語学の先生にたずねられて、とりあえず気になっている本は

Interaction Ritual とEncountersなので、そこから役に立つ章を

選んでください、とお任せしたら、Interaction Ritual の始めの

On Face-Work という章を任されました。


くどくどとした英語で書かれていて読みにくいですが、でも面白い。

ゴフマン君はどういう人でなぜここまで細かいinteractionの現象に

こだわったんだろう、よっぽど気が細かくていやみで付き合いにくい

やつに違いない、と思えてしまいます。でも、その彼のカリスマ性

というかその思想に共感して社会学や談話分析が大きく発展

したのが、なんとなくわかるような気がします。


誰もが当たり前として、考えもしなかったことをくどくどと考え込んで

つきつめて理詰めで考えたに違いない。きっとおしゃべりも好きで人間も

好きでいっぱいしゃべった後に一日今日の会話について考え込んでいたのかも。



今日読み終わった最後の段落で、人間の成り立ちについての一節。


the person becomes a kind of construct, built up not from inner psychic

prepensities but from moral rules that are impressed upon him from without.


from withoutというのは、外部から、という意味だそうです。

やっぱり、自分はここにこだわっているんだろうな、と改めて

思います。だから、活動理論に魅かれるんだろう、と。


沢山の人との出会いによって、確信を持っていたはずの自分が

どんどん変わっていったり、逆に自分との出会いによって人が

変わっていくのを目の当たりにして、自分が意志をしっかりもって

働きかけることで周りの環境を変えることができるんだ、と思った時がありました。


それもかなりエネルギーがいることですが、でも、また頑張って

エネルギーを使って発信していくとその反応が何倍にも

なって自分に跳ね返ってくる、ということも経験します。


Encountersも買ってしまいました。



来週のこの章の発表に全力で取り組みたい、いつも発表者と

丁々発止で対話される先生がどんなつっこみをしてくださるのか楽しみ。







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