2017年8月8日火曜日

台風の中 

早朝に起きてテレビやインターネットを見ていたら、夜に

近畿を直撃という予測だったので、自宅塾の生徒と保護者に連絡を

回して、午前か昼間に変更するか、日程を変更するか

してね、と頼んでいたのですが、結局、中一だけが午前中に

して、後の生徒はほぼ予定通り夜に来ました。



これが近所の自宅塾の強みといえば強み。

リスクをとってこっちもレッスンをするというし、生徒も

近所だから多少のことは気にしないできます。


でも、彼女たちにとって一番気になるのは、台風よりも

夏休みの宿題の多さ。私も話を聞くとなんだかなあ、という気に

なります。子どもの主体性、とか自主性をまったく信用していない

宿題の出し方だなあ、とつくづく思う。



12~18歳の子どもたちにとって、こんなに習ってもいない教材を

自分で調べて市販の多量の問題を夏休みに解いてこい、と

ほぼ命令のように押しつけるのは、どういう信念に基づいて

そんな教育をしているのだろう。

その教材は、なんの教育的配慮もない、中一だったら英検5級の問題集だったり、

NHKの基礎英語だったり、高2であれば、センター試験の

10年分の問題集だったりする。


結局は英語の勉強は、大学受験のための勉強だ、というイデオロギーに屈して

いるだけではないのか?


子どもたちは呪いながら、愚痴を言いながら権力にあらがうことが

できないままに、半ばやけくそに、半ば自嘲気味に夏休みの

宿題を自分にとって意味もなく、やり続けている。そして

どんどん英語を忌み嫌っている。


これは、教育なのか????

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