2017年3月24日金曜日

4年目の春 他

復学することにして、


結局この4月博士課程4年目の春を迎えることに


なりました。




色々思うことはありますが、昨日所属研究科の修了パーティに


参加して、博士後期課程に進学するM2はほんとにとても優秀


で、あとはただいろんな経験と出会いに恵まれるかどうか、


だな、と思ったり。




博士論文を完了できる能力について色々と思いました。




ただ、自分が思っていたのとはなんかずいぶん違うなあ、と


思います。まだ漠然としていてよくわからないです。






一番重要なのは、ある読者にとって、ある程度「わかりやすい」


ということなのだと思いました。




なんというか、「形式的な」わかりやすさ、とか「学術的な」


わかりやすさ、近い学問分野の研究者にとってあるていどの


「専門的」な「妥当性」がある、ということです。そういうものが


あれば、その研究の「深さ」などはあまり問題にならない


のかなあ、と思いました。




話は変わって、今日は娘の大学院の修了式に行って来ました。




そこで、総長のスピーチでいくつか博士論文の内容が紹介されていました。




その一つで、他者理解について、従来、間主観性と言われてきたものが、


自己と他者を別々に捉えてきたが、自己と他者は分けられないものとして


捉えるという論文を紹介されたのがびっくりしました。




さすが京都、そしてKyoto Eliteとスピーチでも言われていましたが


まだ少しは反骨精神が残っているんだなあ、と。




反骨精神のなくなった大学なんて存在価値があるんだろうか。







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