2016年7月28日木曜日

1つ授業終了

今日で非常勤の授業が一コマ終わりました。

週中一限の授業で遠方から通っている子もいるのに

みんな文句ひとつ言わず、自分の好きな事を苦手な英語で調べて

毎週毎週宿題を送ってくれ、素直にアドバイスを反映して自分の

英語やプレゼンを改善し、多分あまり気の合わない人達とも

一生懸命にコミュニケーションをとって人前で喋るのも

苦しそうだったのに頑張ってくれました。結果とても1人1人の個性を

豊かに反映した結果になりました。全員がとても素敵なプレゼンでした。

みんなのシャトルカードを読んでいると礼儀正しくて、この授業でどういう

事がたいへんでそれを克服して楽しかった、とかなんかもう泣けてきます。

彼ら彼女たちにきついことを要求していたんだなあ、と今更ながら思って。


この学部はもう後期は受け持たないのでこの数ヶ月が一期一会という

ことになります。これはこれでとても切ない。





2016年7月24日日曜日

終わった~~

大学授業開発論IIの膨大な提出物がすべて完了。






学びの多い、でも、なかなかきつい授業でありました。


自由度が高く、講義は一回しかなく後は自分たちで


すべてアレンジして大学教員と大学院生のお互いの


授業観察とリフレクションを行い、自分の授業の企画をし、


授業見学にきてもらい、レポートを清書して出す。


授業の動画とリフレクションの動画も提出する。


時間のない中、この授業を全うしなければまだ単なる町の


自宅塾の先生でしかないと思ってがんばりました。






とはいえ、高校までの教員の免許を取得する時間と努力に


比べれば雲泥の差だとは思われます。




単位がとれたら少しは教員の端くれと自分で自分を認められそうで


ちょびっと嬉しい。




大学教員になるには免許もいらないし、教育実習もない。




そういうのでは大学教育はいつまでたってもよくならない、と


いうことでこのカリキュラムを作って頑張っておられる先生方の


おかげです。




この授業の同期生という一生の仲間もできました。



2016年7月17日日曜日

高校研究授業

京都教育大の同期の院生が招いてくれたので、




6月は小学校、先日は高校の滋賀県某市の研究授業に参加させて




いただきました。








講師、と言われたのでとてもそんな立場ではない、としり込みしていたのですが、


高校教員の経験のある院生と一緒に参加しました。




今ビデオを見直していますが、生徒がグループワークで生き生きとしていて、


この場をつくるために先生はすごく頑張って準備したと思います。




同期の院生だった先生は、文学が専攻でコミュニケーション英語などは


縁がこれまでなかったと思うのですが、生徒を3つのグループに分け、


それぞれのグループに3種類の科学記事、それも自分なりに


書き直したパッセージを渡し、3人一組で読解のグループワークを


させていました。そしてA4の白紙に理解した内容を一人一人が


図解します。




その後、3種類の科学記事を図解したA4の紙をもって全員が移動、


3人一組でそれぞれの種類の記事をなんとかプレゼンターとして、


英語で説明し、最後に教員のつくったミニクイズに答えさせ、


ポイントは答えた人とそれを説明したプレゼンターに入るようになって


います。




うまいこと作ってるなあ、とひたすら感心しました。






後は、教員の一言で、生徒がざっと動く。机の移動とかもちゃんとやる。




授業後の研究協議でも、しつけがよくできている、という感想も


ありました。




そこは教員の個性が大きい要素になっているなあ、と思いました。




彼女は、大学時代も弓道部で後輩を育ててきたので、先輩後輩の


けじめに厳しいし、それが生徒への接し方にも反映しているというのは


感じます。






面白かったです。













2016年7月16日土曜日

留学生

高校生の時お世話になった公益法人AFS日本協会の

ボランティアをつい昨年まで8年あまりしていました。

色々大変でしたが、ティーンエイジャーの本人達もいきなり生まれた町や村から

日本にいきなり来て、日本人の家族と1年間暮らし、日本人ばかりの高校に

通うというには相当大変だったとおもいます。


今は、阪大で大学院を受験する留学生の勉強のお手伝いをして

いますが、高校生とはまた違う意味で面白い。特に中国や韓国の

日本語が堪能で賢く礼儀正しい留学生と話していると、知らないことが

多くて勉強になります。


今日びっくりしたのは中国の留学生がお母さんが日本に来るので、

京都に連れて行きたいと言ったので、お父さんは来ないの?と

聞いたら、中国では公務員は海外に行けないという規則があるそうで、

びっくりしました。全てではなく、ある程度以上の身分の公務員は

海外渡航は禁止だそうです。以前にも、海外に留学したことのある

中国人は政府が雇用しないとも言っていたので、これだけ夥しい

中国人観光客が日本だけでなく世界各地に旅行に行く時代に

ずいぶん不自然だなあと、2人で言い合いました。


2016年7月10日日曜日

ウラジオストック

帰国後、母に韓国とロシアのお土産をわたそうと


梅田で会いました。




その時に、母が言うことには、祖父が軍隊に入って


ソ連に捕虜として2年過ごしその後ウラジオストックに


集められて日本に帰ってきたということでした。




自分が何気なく見ていた列車の駅や、港がそういう場所だった


ということに衝撃を受けました。




祖父はソ連の抑留時代の2年間のことは何も語らなかったそうです。


ただ、鼻水も凍るほど寒いんやで、と言っていたそうです。


きっと娘には言いたくないことばかり、また言っても経験が


苛烈すぎて理解できないし、娘にはそういう残酷な


ことは知らせたくなかったんだろうと思いました。


いつか機会があれば母を連れていきたいと思いました。

後悔と自覚

まがりなりにも、大学生相手の授業をしているので


ちゃんと選挙にいくようにというべきでした。




このところ自分のことでバタバタし過ぎていて


そんな一言をいうのに5秒もかからないのに、


3クラスのうち1クラスにしか言えていませんでした。




選挙結果を見ていると、この一票で参議院議員の


6年の任期が決まるのだなあ、と後悔しています。




まあ、反原発、教育予算の増額、社会福祉の充実


地方への予算の増額などをしてくれればどこの政党でも


いいのですが。




あと、憲法改正を虎視眈々とねらっていながら


選挙ではそれを言わない与党はまったく詐欺師のようで


信用できない。




授業ではそんなことは立場上口が裂けても言えないんですが。

2016年7月7日木曜日

辛い目に合わないために

最近、見聞きしたことから感じたことです。




何かにマニアックな人と接する機会があったときは、なるべくその人の


気持ちに沿うようにして、しばらくその言動を観察する。






言動から何か辛そうだったり、愚痴、疲労、などを感じ取ったら、


その原因をその人の状況から考えてみる。






その人が自分に対して権力を持っている場合は特に気を付けて


観察する。




なにか必要以上に優しさや善意を示された時は、不自然だと思って用心する。


ただ、感謝は必ずその都度示す。


そして早めに徐々に距離をとるようにする。




早めに。遅くなると手遅れになります。




そしてその人と接している人たちに、自分のことは言わずさりげなく


様子を聞いてみる。自分と同じようにつらい目に合っているが、


権力を行使されると、致命的なことになるので誰にも言えないかもしれない。


分かってもらえる人が一人でもいると助かる。


でも分かり合えたからと言って調子にのってなんでもさらけ出して


言わない。あくまでも表現は穏やかに。相手が信頼できるかどうか、


見極める。













2016年7月6日水曜日

暑い 非常勤授業

学会で一週間休講にしたので、


二週間ぶりの非常勤の英語授業。




休講なので、宿題は一つでいいよ、と言ったのにもかかわらず


二つメールで送ってきた学生もいて、昨日全部見て


みんなさぞリフレッシュして意欲的なんだろうと


思ったら、はたまたこれが、休み多い、宿題をメールでは送ったが


プリントしてきてない。




火曜の3限にしてもうだれだれ。プレゼンしてくれた学生も


USBを持ってきてなくて、じゃあ教壇のパソコンで検索して画像を


プロジェクターに出して、というとそれに10分も15分も


かかる。




あまりにもいらいらしてウラジオストックのお土産渡すの忘れたやん。


4限の学生が、せんせ~今日35度、と教えてくれてびっくりです。


そりゃ疲れるよね。




それで懲りたので次の4限では、お土産あるよ、授業の終わりに


渡すね、というと学生のテンションアップ。


はい、はい、グループ練習10分で、どんどん出るように、というと


テンポよく9グループが前でプレゼン。


新しくつくった英文に関するルーブリックを使ってピアレビューを


させるとこれも、え~~、恥ずかしいやん、といいながら


なんとなくうまく行きました。




帰りにひとつずつロシアの駄菓子を持って帰ってね、というと


みんなきっちり持って帰りました。そういうとこ可愛い。


シャトルカードにはお土産ありがとうございました、と礼儀正しく


書いてたりしている。




人数の多い少ないにかかわらず、学生とこっちのテンポが大事ですね。