復学することにして、
結局この4月博士課程4年目の春を迎えることに
なりました。
色々思うことはありますが、昨日所属研究科の修了パーティに
参加して、博士後期課程に進学するM2はほんとにとても優秀
で、あとはただいろんな経験と出会いに恵まれるかどうか、
だな、と思ったり。
博士論文を完了できる能力について色々と思いました。
ただ、自分が思っていたのとはなんかずいぶん違うなあ、と
思います。まだ漠然としていてよくわからないです。
一番重要なのは、ある読者にとって、ある程度「わかりやすい」
ということなのだと思いました。
なんというか、「形式的な」わかりやすさ、とか「学術的な」
わかりやすさ、近い学問分野の研究者にとってあるていどの
「専門的」な「妥当性」がある、ということです。そういうものが
あれば、その研究の「深さ」などはあまり問題にならない
のかなあ、と思いました。
話は変わって、今日は娘の大学院の修了式に行って来ました。
そこで、総長のスピーチでいくつか博士論文の内容が紹介されていました。
その一つで、他者理解について、従来、間主観性と言われてきたものが、
自己と他者を別々に捉えてきたが、自己と他者は分けられないものとして
捉えるという論文を紹介されたのがびっくりしました。
さすが京都、そしてKyoto Eliteとスピーチでも言われていましたが
まだ少しは反骨精神が残っているんだなあ、と。
反骨精神のなくなった大学なんて存在価値があるんだろうか。
2017年3月24日金曜日
2017年3月13日月曜日
しつけん 他
以前書いたかもしれませんが、昨年末からバフチンカフェで知り合った
文学研究科の人に誘ってもらって、月一回、質的研究会通称しつけん、
という哲学書の読書会に参加しています。
今月は忙しすぎてあきらめようと思っていたのですが、ディルタイと
いうことでがんばって参加しました。
ルールは、一ヶ月に一回、一人の哲学者を決めてその著書を読み、
気になった箇所をA4一枚のレジュメにして持参するというものです。
これはなかなかハードです。
今回は書店でディルタイの著書が一冊しかなかったので、岩波文庫の
『世界観の研究』という薄い本を一ヶ月ぼちぼち読み、参加の
準備をしていたのです。が、やはり難解すぎて、あまり理解できず
どこを抜き出していいかわからないまま、当日の早朝にレジュメを
作成して参加しました。
朝10時から夕方まで、各参加者が作ったレジュメをもとに
ディルタイについて語り合うだけの時間。
貴重な時間でした。それぞれが、だいぶディルタイについて
わかったなあ、と満足して帰りました。私も朝ばたばたと
つくった間違いだらけのレジュメが役にたったなあ、と
嬉しかったです。
来月は、ガダマーです。難しそうだけどがんばろう。
こんな時間と空間があるというのが、研究者としての
醍醐味かもしれません。
先日ありがたいことに急に増えた非常勤の仕事の書類で、
しつけんあと、今晩まで集中していましたが、ようやくだいたい終了。
でも、後まるまる2日しかないのに、3つも仕事が残っています。
英語論文の結論部分の追加。
確定申告の書類作成と提出。
現象学会の発表申し込み。
できるんだろうか、半信半疑です。プレッシャーがかかれば
かかるほど、逃げてしまう。。。でもぜんぶやらないと。
文学研究科の人に誘ってもらって、月一回、質的研究会通称しつけん、
という哲学書の読書会に参加しています。
今月は忙しすぎてあきらめようと思っていたのですが、ディルタイと
いうことでがんばって参加しました。
ルールは、一ヶ月に一回、一人の哲学者を決めてその著書を読み、
気になった箇所をA4一枚のレジュメにして持参するというものです。
これはなかなかハードです。
今回は書店でディルタイの著書が一冊しかなかったので、岩波文庫の
『世界観の研究』という薄い本を一ヶ月ぼちぼち読み、参加の
準備をしていたのです。が、やはり難解すぎて、あまり理解できず
どこを抜き出していいかわからないまま、当日の早朝にレジュメを
作成して参加しました。
朝10時から夕方まで、各参加者が作ったレジュメをもとに
ディルタイについて語り合うだけの時間。
貴重な時間でした。それぞれが、だいぶディルタイについて
わかったなあ、と満足して帰りました。私も朝ばたばたと
つくった間違いだらけのレジュメが役にたったなあ、と
嬉しかったです。
来月は、ガダマーです。難しそうだけどがんばろう。
こんな時間と空間があるというのが、研究者としての
醍醐味かもしれません。
先日ありがたいことに急に増えた非常勤の仕事の書類で、
しつけんあと、今晩まで集中していましたが、ようやくだいたい終了。
でも、後まるまる2日しかないのに、3つも仕事が残っています。
英語論文の結論部分の追加。
確定申告の書類作成と提出。
現象学会の発表申し込み。
できるんだろうか、半信半疑です。プレッシャーがかかれば
かかるほど、逃げてしまう。。。でもぜんぶやらないと。
2017年3月10日金曜日
諸々
なかなかなかなかなかなか忙しくしています。
大学受験を終わった自宅塾の生徒君が昨日志望大学に合格しました、
とメールをくれて、今日友人と一緒に立ち寄ってくれました。
小学校あがる前から来ていた、と彼が言うのでそうだったっけ、
じゃあ12年も来ていたんだ、と私の方がびっくり。
地震や気象の研究をしたい、というのが夢で特に高校生になってからは
毎週英語のレッスンのたびにいつもその話をしていました。
自分のしたいことを追求した結果、名古屋大学理学部を
志望していて見事に合格した彼でした。きっとこれから
日本の地学を引っ張っていく研究者になるんだろうなあ、と
思います。沢山英語の論文を読まないとね、と言うと
そうなんや、と憂鬱そうでしたが、がんばれ!!留学もね。
連れてきてくれた友人の一人は小三で引っ越してそれ以来
会っていなかったのですが、18歳になった今も顔もシャイな性格も
昔と全然変わらず。ほんとにシャイでいつも生徒君の後ろに
隠れていやだいやだ、と言っていたのに、今日はかばんから
おもむろに今はECCに通っているんだ、とECCのテキストを
見せてくれました。大学に進学して秋からアメリカに一年間
留学するんだそうです。
英語おもしろいの、と訊くと、そんなに、と言っていましたが
国際関係学部だそうなのできらいではないんだろうなあ。
もう一人の友人も小学校の友達で美容師の専門学校に行くんだ、
と言っていました。ひとなつこく、紅茶に砂糖を入れて飲んで、
帰るときにまたきま~す、と言っていたのはその子だったような。
美容師もロンドンで修行する人もいるよ、と話すと、へえ~と
いう反応でしたが。まだまだ若者はいろんな可能性があるので
面白い。
まだ、ここでレッスンしているんですか、と聞かれたので、してるけど
生徒も数人になって夜の仕事はしんどいし、今は大学でやんちゃな学生を
教える方がいいなあ、とか、そんなやりとり。
今週になって、求人に応募していたら面接で決まったり、人づてに
紹介があって、急にばたばたと複数の大学の非常勤の仕事が増えてきました。
ありがたいことです。しかも、「英語科教育法」という授業の依頼が
あって、まさに英語の先生を目指す学生に少しでもj自分の
ことばで話す経験をしてもらいたい、という希望がかなえられることに
なりました。
あと、昨年沖縄で発表したJALT Pan SIGのProceedingsの論文を
仕上げないといけないし。査読者のコメントがとても親切で的確で
感激しました。こんなできそこないの自分の原稿でもこことここを
こう直してもう一回出したら、具体的にアドバイスをしてくれて
励ましてくれる。自分の実力は全然足りないですが、忙しい中
誠実にコメントをくれた匿名の査読者のためにがんばろうと思います。
それと、8月に発表しようと思っている学会の申し込みもあと
少しで〆切。税金関係ももう〆切。全部、あと3,4日で終わらないと。
この4月から子どもが就職、独立するので、来週母娘でおそらく
最後の海外旅行をする予定なんだけど。
行けるんだろうか。
大学受験を終わった自宅塾の生徒君が昨日志望大学に合格しました、
とメールをくれて、今日友人と一緒に立ち寄ってくれました。
小学校あがる前から来ていた、と彼が言うのでそうだったっけ、
じゃあ12年も来ていたんだ、と私の方がびっくり。
地震や気象の研究をしたい、というのが夢で特に高校生になってからは
毎週英語のレッスンのたびにいつもその話をしていました。
自分のしたいことを追求した結果、名古屋大学理学部を
志望していて見事に合格した彼でした。きっとこれから
日本の地学を引っ張っていく研究者になるんだろうなあ、と
思います。沢山英語の論文を読まないとね、と言うと
そうなんや、と憂鬱そうでしたが、がんばれ!!留学もね。
連れてきてくれた友人の一人は小三で引っ越してそれ以来
会っていなかったのですが、18歳になった今も顔もシャイな性格も
昔と全然変わらず。ほんとにシャイでいつも生徒君の後ろに
隠れていやだいやだ、と言っていたのに、今日はかばんから
おもむろに今はECCに通っているんだ、とECCのテキストを
見せてくれました。大学に進学して秋からアメリカに一年間
留学するんだそうです。
英語おもしろいの、と訊くと、そんなに、と言っていましたが
国際関係学部だそうなのできらいではないんだろうなあ。
もう一人の友人も小学校の友達で美容師の専門学校に行くんだ、
と言っていました。ひとなつこく、紅茶に砂糖を入れて飲んで、
帰るときにまたきま~す、と言っていたのはその子だったような。
美容師もロンドンで修行する人もいるよ、と話すと、へえ~と
いう反応でしたが。まだまだ若者はいろんな可能性があるので
面白い。
まだ、ここでレッスンしているんですか、と聞かれたので、してるけど
生徒も数人になって夜の仕事はしんどいし、今は大学でやんちゃな学生を
教える方がいいなあ、とか、そんなやりとり。
今週になって、求人に応募していたら面接で決まったり、人づてに
紹介があって、急にばたばたと複数の大学の非常勤の仕事が増えてきました。
ありがたいことです。しかも、「英語科教育法」という授業の依頼が
あって、まさに英語の先生を目指す学生に少しでもj自分の
ことばで話す経験をしてもらいたい、という希望がかなえられることに
なりました。
あと、昨年沖縄で発表したJALT Pan SIGのProceedingsの論文を
仕上げないといけないし。査読者のコメントがとても親切で的確で
感激しました。こんなできそこないの自分の原稿でもこことここを
こう直してもう一回出したら、具体的にアドバイスをしてくれて
励ましてくれる。自分の実力は全然足りないですが、忙しい中
誠実にコメントをくれた匿名の査読者のためにがんばろうと思います。
それと、8月に発表しようと思っている学会の申し込みもあと
少しで〆切。税金関係ももう〆切。全部、あと3,4日で終わらないと。
この4月から子どもが就職、独立するので、来週母娘でおそらく
最後の海外旅行をする予定なんだけど。
行けるんだろうか。
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